顔の中心にできるのはニキビ?6つの身体にできやすい部位とは?

身体のどの部分であってもニキビができると憂鬱な気分になってしまいますよね?
ニキビの中でも、「顔の中心にできるニキビは触ってはいけない」と聞いたことはないでしょうか?
顔の中心にできるニキビは面疔(めんちょう)と呼ばれています。
今回はその面疔の特徴やできてしまったときの対処法を中心にニキビができやすい6つの身体の部位についてご紹介していきます。
現在面疔ができている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
あなたが気になってることはありますか?
顔の中心にできる面疔って?
最近では聞く機会が少なくなった面疔という言葉ですが、皆さんはご存じでしょうか?
面疔は手の平で目頭から鼻、口にかけての範囲にできる吹き出物を指します。
では一般のニキビとどのように違うのでしょうか?特徴を詳しく見ていきましょう。
ニキビとは違う感染症
一般的にニキビとは毛穴に皮脂が詰まり、そこにアクネ菌が繁殖して炎症を起こした状態のことを呼びます。
一方、面疔とは毛穴の奥にある毛包と呼ばれる部分に黄色ブドウ球菌が感染し、炎症や化膿を起こしている状態のことを呼びます。
黄色ブドウ球菌は人の皮膚などにも見ることができるごく普通の菌ですが、小さな傷などをきっかけに毛包に感染すると炎症を起こす場合があります。
面疔は顔の中心にできるため、つい気になって触ってしまいますが触ると完治までの期間が長くなるため注意が必要です。
現在では命に危険はないが早めの受診を
面疔ができる部分には副鼻腔や顔面神経、三叉神経といった大きな神経がありこれらは脳へとつながっています。
またこの部分は毛細血管が多く集まっており皮膚も薄くなっていることから、黄色ブドウ球菌が他の部位に運ばれそれが原因となり昔は髄膜炎などの深刻な感染症を起こしたことがあると言われています。
当時は黄色ブドウ球菌に有効な抗生物質の開発がされていなかったことから、命を落とす方も中にはいました。
現在では抗生物質も開発されて命を落とす危険はないとはいえ、面疔になったらできるだけ患部に触らないように心がけ、医療機関を早めに受診するようにしましょう。
面疔ができたら実践したい5つの対処法
面疔は偏った食生活や過度のストレス、睡眠不足といったことが理由で免疫力やホルモンバランスが低下し、出来やすくなると言われています。
では実際に面疔が顔の中心にできてしまったらどうすれば良いのでしょうか?
対処法を詳しく見ていきましょう。
1.抗生物質の入った薬を塗布して
面疔は黄色ブドウ球菌などの細菌が毛穴の奥に入り込み、炎症を起こしている状態です。そのため、患部に抗生物質の入った薬を塗布して細菌をなくす必要があります。
面疔を湿疹と勘違いして患部にステロイド剤を塗ってしまうとステロイド剤で患部が悪化してしまう可能性が高いため、薬を塗布するときは自己判断ではなく必ず医師の診断を受けてからにしましょう。
2.患部を刺激しないように優しく洗顔を
面疔ができてしまったときは洗顔フォームなどを使用すると刺激になってしまうため、使わずに真水で顔の表面の汚れを軽く落とす程度に優しく洗うようにしましょう。
水だから大丈夫だろうと、患部に勢いよく水をかけて洗顔してしまうとそれ自体も刺激になってしまいます。
また水自体にも塩素などの刺激物が含まれているため洗顔しすぎないように心がけ、患部への負担を少しでも減らすためにぬるま湯で洗うようにしましょう。
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3.マスクなどで保護しよう
面疔は顔の中心にできるため、つい気になって無意識でも手で触ってしまいがちです。
しかし、私たちの手は色々な物を触っているため雑菌が多く、その雑菌がついた手で患部を触ってしまうと雑菌が面疔に感染しさらに悪化してしまう可能性があります。
雑菌が面疔に感染するのを防ぐためには、治るまではマスクなどで触らないように保護すると良いでしょう。
4.できるだけ素肌で過ごそう
面疔ができてしまった場合、治るまでの間はできるだけメイクをせずに素肌の状態で過ごすようにしましょう。
化粧水などを使用したほうが治るのではないかと思う方もいるかもしれませんが、化粧水や美容液には殺菌作用は含まれていません。
下手にメイクで隠そうとすると、細菌が他の部分に広がってしまう可能性もあるため、化粧水や美容液の使用は控え治るまではできるだけ素肌で過ごすようにしましょう。
5.便秘がある場合は改善を
意外に思うかもしれませんが、面疔と便秘は密接な関係があると言われています。
便秘は栄養バランスの偏りやホルモンバランスの乱れで起こりやすいと言われており面疔の原因と同じです。
つまり便秘の改善のために食生活の見直しや規則正しい生活リズムを意識するだけで、ホルモンバランスの乱れが整っていき免疫力も向上し面疔も改善されていくと考えられています。面疔と便秘が同時に改善されるので一石二鳥ですね。
まだある!ニキビができやすい6つの部位と原因とは
面疔以外にも身体にはニキビができやすい部位があり、多くの方が悩んでいます。そこで身体にニキビができやすい部分と原因についてご紹介していきます。
何度も繰り返し同じ場所にニキビができる場合は、改善していきましょう。
おでこ
おでこは顔の中心に近い部位のため、ニキビができると気になりますよね。おでこのニキビはシャンプーなどのすすぎ残しや前髪の汚れが原因となっている場合があります。
すでにおでこにニキビができてしまっている場合は、ニキビに前髪が当たらないようにしましょう。
また、胃腸の疲れもおでこのニキビの原因の1つになります。細菌暴飲暴食していませんか?思い当たる節があったら食生活の見直しをしてみると良いかもしれません。
頬
頬は面積が広い分ニキビができると憂鬱になってしまいますよね。頬のニキビは胃腸や肝機能の低下を表していると言われています。甘い物やファーストフードなどの脂っぽい食べ物を食べ過ぎていませんか?
また日頃から頬杖をついていたり喫煙の習慣がある場合もニキビができやすいといわれています。
他にも女性でファンデーションを使用していて、スポンジ洗わずに汚いまま使用している場合も注意が必要です。
自分を魅力的に魅せるためのメイクですので、使用する小物も常に清潔にしておきましょう。
鼻
鼻は顔の中心にあるためニキビができるととても目立ってしまいます。
鼻のニキビの原因は肝臓や肺、心臓といった臓器に疲れが出ていることを表しています。
何度も同じ場所にニキビができる場合は、1度健康診断を受けてみても良いかもしれません。
お肌に合わない化粧品を使用している場合も、鼻にニキビができやすいと言われているため最近化粧品を変えたという方は、見直してみましょう。
あご
あごのニキビはストレスなどでホルモンバランスが乱れたり、寝不足や冷え性、カルシウム不足といったことが原因として考えられると言われています。
女性の場合は生理の関係でホルモンバランスが乱れやすくニキビができやすい傾向があります。
まずはストレスを軽減するためにお風呂にゆっくりと入り、リラックスしたりいつもよりも睡眠をしっかりとるなど自分の身体を大切にしてあげましょう。
首
首のニキビは加齢や自律神経の乱れが原因と考えられています。
お肌のターンオーバーの乱れも関係しているため、いつもよりも意識して睡眠をとりターンオーバーの乱れを整えるように意識してみましょう。
酒粕やマグロ、カツオといった食材は自律神経に有効とも言われているため食事の内容も意識してみましょう。
Check②☞首のニキビができる4つの原因やニキビ跡の治し方についてはこちら➹
デコルテ
デコルテは女性であれば常に美しくしておきたい場所の1つでもあります。
デコルテにニキビができやすい原因として、汗によるお肌のかぶれや衣服による摩擦、シャンプーやボディソープのすすぎ残しが挙げられます。
汗をかきやすい場所でもあるので汗はこまめに拭き、常に清潔な状態を心がけましょう。
顔スキンケア同様デコルテも忘れずにしっかりと保湿することも大切です。
Check③☞デコルテにニキビが出来る12の原因と11の治し方についてはこちらから♪
まとめ
顔の中心にできるのはニキビではなく、面疔と呼び黄色ブドウ球菌による感染症と言われています。面疔ができたらなるべく触らないようにし、自己判断で治療することはせずに医療機関を受診するようにしましょう。
また、身体にニキビができやすいという場合はニキビができる原因と特定し、その原因にあった対処法をしていくことがニキビ知らずの美肌になる近道と言えるでしょう。
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