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介護福祉士は大変だけどやりがいある仕事?魅力的な面や辛い面について

 2017/07/20 仕事
この記事は約 13 分で読めます。

介護福祉士とは主に高齢者(時には身体障害者)を支援していくために必要な存在で、介護業界を担っていくためには必要な国家資格者のことです。

高齢社会と言われ、日本の人口の四人に一人が高齢者となっている現在。今後も増え続ける高齢者を支援していくために介護の仕事は需要が高く、どんどん人手を必要としていますが万年の人手不足に悩まされている仕事でもあります。

その理由は介護の仕事が単純な介護という業務だけではなく、リハビリ、レクリエーション、高齢者の生活のサポート、事務作業など介護の仕事が多岐に渡ることと、心身にかかる大きな負担もあるということです。

ここでは介護の仕事に興味のある方のために介護業界のプロである介護福祉士がどのような仕事を行っているのか、どのような面が大変なのかを紹介していきます。


介護福祉士とはどんな仕事?

介護福祉士 仕事 魅力

介護福祉士は基本的な介護(入浴、排泄、食事介助、移動介助)を行っていく存在であり、必要な知識を身に着けた介護のプロとも言われています。国家資格なので取得は容易ではなく、3年以上の実務経験と筆記試験の合格も必要になります。

2018年度からは実務者研修という学習とスクーリング受講も受験資格として必須になってくるので、年々取得が難しくなる資格ですが、福祉の学校に通学をすれば卒業で資格取得することもできます。

介護福祉士はなくても初任者研修を修了している場合や無資格でも介護の仕事をすることはできますが施設の責任者やリーダー格、もっと深く支援を行っていくための生活相談員として登録するには介護福祉士が必要になってきます。

また介護福祉士となると利用者はもちろんのこと、利用者を紹介してケアを行うためのプランを作成するケアマネージャー、利用者の家族との繋がりも深くなってくるので介護以外の業務も複数行うことになる場合が多いでしょう。

・レクリエーションの提供、簡単なリハビリの提供

・生活相談員として利用者のあらゆることへの相談対応

・利用者を支援していくための計画書の作成

・利用者の支援を練るための会議への出席

介護福祉士はどんなことを目標にしている?

介護福祉士 仕事 目標

介護福祉士は自分のためよりも、誰かのために仕事をすることを目標とする場合が多いでしょう。それは利用者本人でもあり、利用者の家族のためでもあります。

介護福祉士によっても目標は様々でしょうがここでは介護業界では「こうしていこう」と設定されている目標について紹介していきます。

 

利用者のための目標

利用者が自分の望む生活を送るために支援をしてあげること、介護福祉士が利用者のために行う目標と言われています。介護というと「全てをやってあげる」ことを目標にする方も多いのですが、介護度の重い方でない限りは全てをやってあげるのは得策ではありません。なぜなら利用者ができることを介護者が行ってしまうと、いずれは利用者ができなくなってしまうことに繋がる可能性があるからです。

介護を必要とする利用者が増える中、介護を必要とする要介護者を増やさないように予防していこうというのが介護業界では目標とされています。これは利用者の「自立支援」とも言われていることです。

介護福祉士は利用者にできる部分はやってもらい、できない部分は支援をする、またはできるように工夫をこらすのが必要なこととされています。

家族のための目標

介護福祉士の仕事は利用者のために行うこともありますが、家族のために行うこともあります。家族は常に利用者と共にいる存在でもありますが、入浴や排せつなどの介護が必要な場合や認知症を持っている利用者は常に見守っていないといけないとなると、家族にとっては自分の時間が持てないという、非常に辛い時間となってしまいます。

それはテレビのニュースでも取り上げられていますが、介護鬱を引き起こしてしまい、悲しい事件の引き金となってしまうこともあるのです。

そうならないためには家族の「介護負担を軽減させる」ことも大事な目標の一つです。家族が行うことが大変な介護は支援をさせてもらい、時には家族の相談に乗って、家族の愚痴も傾聴する。そうすれば家族の介護負担が軽減されることに繋がり、利用者も家族も良い関係でいられることができるのです。

 

介護福祉士の魅力とは?

介護福祉士 仕事

 

大変なイメージもある介護福祉士ですが大変なことばかりではなく、魅力的な面も色々あります。

それはどの仕事にも共通することと言えるでしょう。

 

交流が楽しい

介護福祉士は相手あってこその仕事です。基本的に相手は高齢者が多いと言えますが人生の先輩である利用者との交流は笑いもあり、涙もあり、時には戦争の話としんみりすることもありますが貴重な交流の時間を持てます。

利用者によっては人見知りをしている場合もありますが、挨拶や声かけを常に行い、利用者との接点を持つように努めると、いつか利用者も心を開いて対話してくれるようになります。その瞬間は介護福祉士にとっては「やっててよかった」と思える魅力的な瞬間でもあるでしょう。

働きやすい

人手不足だから休みも取れず、働き辛いのでは?という印象もありますが実は介護業界は休みが取りやすい場合もあるのです。しかし介護福祉士を持っている常勤の生活相談員や管理者となってしまうと立場的に頻繁な休みは取れないこともあるでしょう。

ただパートの場合は午前中だけ、午後だけ、または入浴専門、夜勤専門と自分の働きたい時間や環境を選びやすく、逆に人手不足を逆手に取って、自分の入れる時間を就職先に要望することがしやすいのです。

また施設系だと利用者が常に暮らしている場所のため、年中無休の場合がほとんどですが通所のデイサービスは土日を休みにしている施設も多くあります。

したがって自分の望む時間の求人を選ぶことで時間を効率良く使うことができるのが介護の魅力であります。

キャリアアップしやすい

介護業界は無資格、または異業種でもチャレンジをする方が多い職業でもあります。もちろん資格は持っていた方が施設的には都合が良いので、施設によっては資格を取るための研修費用を負担してくれる場所もあります。

無資格で入ったのが初任者研修を経て、さらに実務者研修を経て、3年後には介護福祉士を取得して、上を目指しやすいのも介護福祉士の魅力です。

 

介護福祉士をしていてやりがいを感じる?

介護福祉士 仕事 やりがい

 

介護福祉士のやりがいを感じる瞬間はやはり利用者や家族からの感謝の言葉をもらえる時でしょう。認知症を持っていたり、介護者に敵意を持っていたりする利用者もまれにいますが、基本的には介護を行うことで感謝される仕事でもあります。

一番は支援を手伝ってくれた利用者からの「ありがとう」の言葉です。次に家族の介護負担を軽減するために介護を行ったことで「助かりました」という言葉が嬉しく感じられるでしょう。

どんなことでも誰かのために役立ったとわかる瞬間は介護福祉士にとって仕事へのやりがいを感じる瞬間と言えます。

 

介護福祉士は楽なことはある?

介護福祉士 仕事 楽

 

介護福祉士は心身ともに疲れる仕事である一方、楽な面もあるものです。

介護福祉士として長く勤務をしていると仕事の要領がわかってくるので、さらに楽に務めることもできます。

 

就職しやすい

介護の仕事は常に人手不足のため、来る者をあまり拒まない傾向もあります。資格を持っていると優遇はされますが無資格でも受け入れてくれる場合が多いでしょう。

したがって就職先がなかなか決まらずに困っている場合は介護職を身に着けてみるのもオススメです。

シフトを選びやすい

介護の現場によっては入浴だけ、送迎だけ、午前午後だけなど短時間での人員を募集している所もあります。自分が空いている時間だけ務める、空いている曜日だけ務めることもできるので余裕を持って仕事をすることもできるでしょう。

介護福祉士の資格を持っているとフルタイムで働く人もいますが、パートタイマーとして働く人も多くいるので、シフトを自由に決めていくことができます。

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利用者によっては会話だけ

介護は介護をするだけが仕事ではありません。介護を業務とする一方、一番に求められるのは利用者とのコミュニケーション力です。介護福祉士として生活相談員にもなると家族やケアマネージャーなど外部との交渉力も求められますが、現場で働く場合は利用者との会話が重要になってきます。

利用者によってはレクや作業もせず、ただ楽しい会話を求めているだけの時もあります。

 

介護福祉士にとって大変なことは?

介護福祉士 仕事 大変 3K

 

楽な面もありますが、介護福祉士には「3K」と呼ばれる大変なことも待っています。

これに耐え切れずに退職してしまう方が多いため、介護の現場は常に人手不足との戦いでもあるのです。

「3K」とは以下の言葉の頭文字を取って呼ばれている言葉になります。

 

きつい

介護福祉士として働くと介護の仕事をきついと思う方も多くいますが、きついと言われているのが「認知症の利用者」と相対する時でもあります。ニュースでも認知症高齢者による事件が取り上げられていますが、認知症の利用者は時間の経過と共に短期記憶をなくす、性格が変わってしまう、道に迷って帰れなくなってしまう、繰り返し言動、暴言暴力など日常生活を送る上での様々なことに支障をきたしてきます。

中でも介護者を悩ませるのが利用者による「暴言と暴力」でしょう。これは精神的にも肉体的にもとても疲弊する出来事でもあります。

認知症を持つ利用者だと割り切ってしまえば済むこともできますが、慣れないうちは利用者の暴言と暴力に打ちのめされてしまう介護者も多くいます。

汚い

次に介護福祉士にとって避けられない仕事は介護業務です。介護は利用者の下の世話も多く行っていかなければなりません。排泄介助では汚れてしまったオムツなどの始末、入浴では汚れてしまった身体の洗身、食事介助でも利用者によっては食べ物をこぼしたり、出してしまったりする人もいます。

それらの支援をしていくためには、特に施設系に務める介護者の場合は「きたない」と言われる作業も行っていかなくてはならないでしょう。

給料

少しずつ国が改善を目指していることではありますが介護の仕事は「給料が低い」と言われています。きつい、汚い、の他となる介護業界に人手がいなくなる原因です。

介護福祉士となって管理職ともなれば月に約23万前後の給料をもらうこともできるでしょうが、それでも少ないと言われており、介護職員のモチベーションを下げてしまう重大な事実でもあります。

 

介護福祉士のつらいことは?

介護福祉士 仕事 つらい

 

介護福祉士にとってつらいことは精神的、身体的への負担が多いということでしょう。長年務めていればリフレッシュ方法も学ぶことができますが、慣れていないとつらい業務に押し潰されてしまうこともあるので、そうなる前の対策が必要になってきます。

忙しい業務の中ではありますが焦り過ぎず、利用者にケガをさせないように務めることが一番大事なことです。休息や気晴らしをして心身共にリフレッシュをして、いつでも万全な体調で業務をしていくことが求められます。

つらいとされる介護福祉士の業務には以下のものがあります。

・利用者による暴言、暴力など

・家族からのプレッシャー

・介護業務による身体的負担

・ケアマネージャーなど外部との連携による負担

・人手不足による業務の負担 

 

介護福祉士の給料はどのぐらい?

介護福祉士 給料

 

「介護福祉士の大変なこと」でも紹介しましたが介護の仕事は「3K」と呼ばれることにあるように、「給料が低い」と言われています。介護経験が未経験で無資格である場合は都道府県で設定されている最低時給を言われることがほとんどでしょう。

そのため、ある程度経験を積んでいないとそれなりの時給、月給が望めないために辞めていく人が多くいます。

経験を積んだ者でも公務員や会社務めのサラリーマンに比べたら低いと言われ、年収300万以上を望むことが難しいとされているので、家庭を持った男性が就職先として選ぶには難しいものがあるとのことです。

少しずつ国の法改正によって介護職員の処遇改善するための策は取られてはいますが、需要があり、重労働であるにも関わらず、まだまだ低いと言われています。

 

介護福祉士にパソコンは必要?

介護福祉士 パソコン 必要

 

現場だけの介護職員ならばパソコン業務を行うことはあまりないかもしれません。しかし介護福祉士は事務業務も付いてくることがほとんどです。その事務で何を行うのかと言うと、介護福祉士の場合は「利用者の計画書」を作る作業があります。

訪問介護や通所介護によって呼び名は変わりますが、利用者になんのサービスを提供するのか、どのような目的でどのように行っていくのかを記載した計画書を作成しなければ、サービスの提供ができないものとされているのです。計画書がないままにサービスを提供していると監査が入った際に厳しく罰せられることもあります。

また介護では「介護ソフト」と呼ばれるパソコンシステムを使う所が多くあります。介護ソフトでは計画書の作成、利用者の利用料を計算など行うことができるので管理職ともなると必要なソフトになってきます。

計画書の作成も介護ソフトの使用もパソコンがなければできない業務なので、介護福祉士として務めていくならばワード、エクセルを使えた方が就職、今後の業務ともに有利と言えるでしょう。

 

介護福祉士の取得は難易度高め?

介護福祉士 難易度 高め

 

介護福祉士は国家資格とされており、よりよいサービスを提供するためにと年々取得が難しくなっている資格でもあります。介護福祉士となれば別の職場でも就職や待遇を有利にすることができ、利用者や家族からの信頼を得やすくなるのも特徴です。

介護の資格は介護福祉士を含め、以下のものがあります。

 

介護職員初任者研修

昔はヘルパー2級とも言われていました。学習とスクーリングで取得ができるので比較的資格としては取得しやすく、介護職に入る前に取得を目指す人が多くいます。

資格取得までの期間は受講する機関でも異なりますが一カ月~数カ月の範囲で、自分が行うことのできる期間を選ぶことができます。受講時間は合計130時間。

働きながら学習とスクーリングをすることもできるので就職先を決めてから、会社が費用を負担して資格を取らせてくれることもあります。

実務者研修

ヘルパー1級とも言われていました。介護職員初任者研修を修了していると受講で学んだ130時間を免除することもできます。何もなければこちらは学習とスクーリングで合計450時間。期間は3カ月~6カ月程度とされています。

介護職員初任者研修は必須ではありませんが、介護福祉士の受験資格として平成28年度からは実務者研修の修了も条件となってきます。

介護福祉士

福祉学校、養成施設に入っていれば卒業で取得をすることができます。それ以外の場合は受験をしなくてはなりませんが介護職員として3年以上の経験を積むこと、平成28年度からは実務経験+実務者研修を修了していることが受験資格となります。

受験資格を満たし、応募を完了したら筆記試験が待っています。

ケアマネージャー

現場に出て介護を行う介護福祉士とは違い、利用者のサービスを決定するために施設との仲介を行う立場です。介護福祉士を取得してから5年の経験を積むことが条件です(過去には資格関係なく、介護業務の実務経験5年が受験資格でした)

こちらも受験資格を満たし、応募することで筆記試験に挑むことができます。

 

まとめ

介護福祉士 まとめ

以上で介護福祉士のことをまとめさせていただきました。介護の仕事は今後も必要とされる大事な仕事ですが働き手へのメリットが少なく、魅力がないと言われているのが難点ですね。しかし、やりがいはあります。

頑張った分だけ、利用者や家族からの感謝の言葉が嬉しく感じることのできる職業ですので、年々取得が難しくなってきますが介護福祉士を目座す方が増えて今後の高齢社会を共に乗り切っていけるといいですね。

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