パーマを長持ちさせる9つの方法と誰でもできる6つのヘアケア方法とは!?

せっかく楽しみにしてパーマをかけたのに、パーマの翌日や数日後には「あれ!?もうウェーブがゆるくなっているかも?」と感じたり「昨日かけたばかりなのにしっかり巻髪になってない!?」などパーマがとれたりすることはありませんか?
パーマをかけてまだ数日しかたっていないのにカールがとれかかっていたりするのは、髪の質とパーマが合っていなかったり家に帰ってからパーマをとれやすくさせるようなことをやっている可能性があるかもしれません。
そこで、この記事ではパーマを長持ちさせる方法やパーマがとれてしまう原因についてまとめました。
あなたが気になってることはありますか?
パーマがとれる4つの原因
美容院に行ってから数日しかたっていないのにパーマが長持ちせずにとれてしまうのは、大まかに4つ原因をあげることができます。
原因1.乾燥によるもの
パーマは髪の毛の状態によってかかり具合が少し変わります。パーマが長持ちするかどうかは髪の状態にかかっています。
特に髪が傷んでいて乾燥している髪は、パーマをかけてもそれほど時間を置かずにウェーブが取れかかります。そのメカニズムは、傷んでいる髪は、髪の毛の1本1本の中が空洞になっているからです。
髪の毛の内部はタンパク質のケラチンという成分で作られていますが、髪の毛が乾燥することでケラチンが抜けてスカスカの状態になります。
そのために、パーマ液が傷んだ髪の毛の中までしっかり浸透しないので、パーマが定着しにくくとれやすくなると言われております。
原因2.髪質によるもの
もともと髪質が、直毛であったり剛毛の方はパーマがかかりにくいこととパーマがとれやすいともいわれています。
直貿や剛毛という髪は、髪の毛の1本1本が太くて硬くて、バレッタをつけてもすぐに髪が落ちてきたり、髪を固めてもすぐに後れ毛が出てしまうような髪質の方です。
直毛や剛毛の方は、美容師さん泣かせで、パーマがかかりにくくとれやすくパーマが長持ちしにくいです。
原因3.パーマ剤が髪質とあっていない
パーマが長持ちしない原因の一つとして、使ったパーマ剤と髪質が合っていない可能性もあります。
髪質によってはパーマ液が髪になじみにくいと早くパーマがとれやすくなります。
また、直毛の方や剛毛の方はコールドパーマよりもデジタルパーマやクリープパーマほうがかかりやすく長持ちもしやすいです。
パーマは、髪の質や希望するヘアスタイルによってテクニックや手法が違うことも考えておきましょう。
原因4.パーマした日のお手入れ
パーマをかけた当日のお手入れによってはパーマが長持ちしません。
せっかくパーマをかけたのに、その直後に念入りにブラッシングしたりお手入れをしてしまうと、パーマが伸びて長持ちしない原因になります。
例外もありますが通常のパーマ液は、アルカリ性の薬を使っています。
アルカリ性の薬は、髪の毛をアルカリ性にしてキューティクルを開かせ髪の毛の中に薬の成分を染みこませます。
そのため、髪の毛はアルカリ性になってしまうわけですが、アルカリ性になると髪の毛が傷みやすいです。
とてももろい状態にあり繊細になっています。
そこに、念入りにブラッシングをしたりお手入れするとカールが取れやすくなります。
パーマを長持ちさせる9つの方法
せっかくかけたパーマをちょっとしたことに気をつけると長持ちはします。
そこで、パーマを長持ちさせる9つの方法をあげました。
①パーマした日にシャンプーをしない
パーマをかけた後に、カールをキレイに出すために美容師さんにムースやワックスをつけてもらう方も多いと思います。
そうすると、パーマ当日でも夜寝る前にどうしてもシャンプーしたくなる方もいるんじゃないでしょうか。
髪にパーマが定着するまでは48時間ほどの時間がかかると言われています。なので、定着する前にシャンプーしてしまうとパーマが落ちやすいです。
パーマをかけた当日は、基本的にシャンプーをしないようにしましょう。
できるならば、パーマをかけてから2日~3日はシャンプーするのはやめておいたほうがいいかもしれません。
②パーマ後1週間は目の細かいクシは使わない
パーマ後の1週間でもまだ髪はアルカリ性に近い状態が続いています。
この状況で目の細かいクシを使って髪をとかすとパーマが長持ちしません。
クシを使うなら目が粗いものにすることと何度もとかさないようにしましょう。
③髪を引っ張らない
パーマをかけたばかりのときは強めでブラッシングしたり強い力で引っ張って伸ばすとパーマが長持ちしません。
ウェーブをかけたパーマならその状態を崩さないようにすることがポイントです。
ストレートの方も同じくストレートを崩さないような工夫をすることでパーマが長持ちします。
④水分補給をしっかりする
パーマをかけたことによって髪の水分量は減っています。足りなくなっている状態になっています。
パーマがかかっている髪を長持ちさせる方法には毎日の水分補給も必要です。
パーマは、タンパク質や髪の水分などを利用しながらウェーブやストレートの髪を形成します。
髪のやさしいパーマ液だとしても、水分をしっかり補給しないと乾燥を招いてしまいパーマがとれやすくなったりパサついたりします。
パーマをした髪の水分補給は、パーマ用のトリートメントがおすすめです。
パーマをきれいに少しでも長持ちさせるためにもパーマをかけるときには一つ購入しておきましょう。
⑤自分の髪質にあったパーマを選ぶ
まず、パーマを長持ちさせる方法として、自分の髪質にあったパーマを選ぶことです。
髪質は人それぞれです。
髪の質には、細い髪の毛、細くて柔らかい髪の毛、太い髪の毛、くせ毛などありますが、パーマがかかりにくいのが「柔らかめの髪で細い髪」と「細くてもしっかりハリがある直毛(剛毛)の髪」です。
この髪の特徴がある方は、エアウエーブかデジタルパーマがおすすめです。
エアウエーブかデジタルパーマは、かかりにくい髪質の方でもしっかりパーマがかかります。
自分の髪質がわからない場合は、一度美容師さんに相談してからどのパーマにするのか決めたほうが安心です。
⑥髪を濡れたまま放置しない
髪をシャンプーした後は、濡れたままの状態で放置しないこともパーマを長持ちさせるコツです。
ちょっと水分を取っただけで生乾きの髪をそのまま放置して自然乾燥をさせてしまうと、雑菌やほこりがつきやすくパーマがとれやすくなります。
タオルで髪の水分を取り除いたらしっかりドライヤーで乾かしましょう。
⑦寝る前にしっかりケアをする
夜寝る前にシャンプーをして、髪がまだしっかり乾いていなくて少し湿っているような状態で寝てしまうのもやめておきましょう。
生乾きのまま寝てしまったりするとパーマが長持ちしないだけではなくキューティクルがお布団の摩擦で剥がれて髪が傷みやすくなります。
パーマを長持ちさせる方法の一つとして、寝る前のお手入れは、シャンプーをしたらしっかり水分を拭き取ってお手入れをしてしっかり乾燥してからお布団に入りましょう。
⑧仰向けで髪を敷かないようにして寝る
寝るときに髪がしっかり体の下敷きのようになって寝てしまうのも、パーマが長持ちせずに早くとれてしまう原因になります。
少しでもパーマを長持ちさせる方法として、仰向けで寝る方は、なるべく髪を下に敷かないようにして寝るように心がけましょう。
もしくは、シュシュを使って軽いお団子ヘアにして寝るのもいいかもしれません。
または、髪を上にかき上げた状態で仰向けでもOKです。ポイントは髪を敷かないようにして寝ることです。
⑨朝からシャンプーしない
パーマを長持ちさせる方法としてシャンプーをするのは夜寝る前がベストです。
朝の忙しい時間にシャンプーをしてしまうと、ブローに時間がかかってしまい髪が生乾きになったままになることもあります。
シャンプーは前の夜に済ませて、朝はウェーブを出したい部分にミストや水を軽くかける程度にします。
パーマを長持ちさせる6つのケア方法
パーマがどこまでもつかは髪質やパーマの種類によっても違ってきますが、毎日正しいケアを意識するとパーマは長持ちします。
そこで、少しでも長持ちさせる6つのケア方法を紹介します。
ケア1.パーマ専用のシャンプーを使う
パーマをかけた後も、いつものシャンプーを使っている方は多いですよね。
実はパーマを長持ちさせるには、パーマで傷んでいる髪に使うパーマ専用のシャンプーで洗うのが正しいパーマをした髪のケア方法です。
通常使っているシャンプーは、強いシリコンやコーティング剤が含まれていることが多いです。
髪の毛をシリコンでコーティングされることになるためパーマ液が吸収しにくいという特徴があります。
パーマをかけた後も少しでも長持ちさせるには、いつものシャンプーではなくパーマ専用のシャンプーを使うことでより長持ちします。
パーマ専用のシャンプーは、パーマをかけた髪のダメージを補修してくれる特徴などがあり髪にはやさしい成分が配合されています。
また、シャンプーを選ぶ時には洗浄成分もしっかり見ることです。
パーマ専用のシャンプーの傷んだ髪の修復効果
パーマをかければ当然パーマの薬剤が髪にダメージを与えます。
このパーマによるダメージ補修に効果的な「ラウリルベタイン」・「ラウロイル加水分解シルクNa」が配合されているパーマ専用のシャンプーを選びましょう。
パーマで傷んだ髪の修復につながると言われております。
シャンプーの洗浄成分
シャンプーに含まれている洗浄成分などはその商品によって違います。
パーマをかければ髪がダメージを負ってしまうのは間違いなので、いつものシャンプーでさらに刺激を与えるよりも、洗浄力がマイルドなシャンプーを用意しましょう。
髪にやさしいマイルドな洗浄成分は、ココイグルタミンNaやラウレス酸Naなどがおすすめです。
水分・油分を補えるシャンプー
パーマをかけたあとにスタイリング剤を使うことも多いので気づきにくいですが、髪はパーマ液によってパサつきやすいです。このパサつきもパーマを長持ちさせません。
そこで、水分と油分を適度に補えるセラミドやアルガンオイルなどが配合されているシャンプーもおすすめです。
セラミドやアルガンオイルなどは、髪の毛にツヤをもたらしてくれます。
ケア2.洗い方に気をつける
パーマを長持ちさせるためには、シャンプーで髪を洗う時にも気を付けたいケアポイントがあります。
それは、ゴシゴシ力任せに洗わずにやさしく洗い上げることです。
シャンプーはパーマを落としやすくします。
シャンプーのやり方一つでパーマが長持ちするかどうかが変わってきます。
シャンプーをするときには、強くこすったり髪を引っ張ったりするように摩擦を起こさないようにしてみてください。
指の腹を頭皮にあてゆるくマッサージをするのがポイントです。
パーマを長持ちさせる方法としては、シャンプーの洗い方にも気をつけることが大切です。
ケア3.タオルドライをしっかりする
パーマを長持ちさせるにはドライヤーでのケア方法も見直しましょう。
シャンプーの後に、いきなりドライヤーに頼って乾かすのではなく、まずは、タオルドライで水分を取ってからにしましょう。
最初からドライヤーの熱で乾かそうとすると、髪がますます傷んでパサつきを起こしたり髪のトラブルにつながりパーマが長持ちしにくいです。
髪はパーマでダメージを受けています。
パーマ後は髪の負担にならないようにタオルドライで水分をとってからドライヤーにするのが基本です。
ケア4.パーマを長持ちさせるドライヤーの仕方
パーマを長持ちさせるケア方法として、ドライヤーの仕方にもコツがあります。
☑毛の根元・頭皮を中心にドライヤーをかける
☑ウェーブを作りながらドライヤーをかける
ドライヤーをかけるときには、髪を中心にかけてしまいがちですが、ドライヤーは根元から乾かすつもりでかけてください。
パーマを長持ちさせるには、毛先が少し湿っている程度にしたほうがウェーブが出やすいです。
また、髪が濡れている状態だとしっかり髪にウェーブが出ますよね?
そこで、パーマをかけた部分に指をからませてウェーブを作って乾かすと、よりウェーブが残りやすくキレイなウェーブが作れます。
ケア5.パーマ専用のスタイリング剤を使う
パーマをかけてきれいなウェーブを作ったとしても、そのままウェーブがキープできるわけではりません。
ウェーブを長持ちさせてキープさせるには、パーマをかけた髪のケアもかねてスタイリング剤を使うのがおすすめです。
パーマ専用のスタイリング剤は、ウェーブをキープするだけではなく適度な潤いも与えてくれるような成分が配合されています。
パーマ専用のスタイリング剤は、パーマのウェーブ用のものがたくさん出ています。
スタイリング剤の使い方は、両手につけて髪に揉み込むようにして使うのがコツです。
また、パーマをかけた髪には紫外線の刺激をより強く受けやすいです。
スタイリング剤には紫外線カット機能が含まれているものもあるので紫外線対策用のものでケアする方法もおすすめです。
ケア6.洗い流さないトリートメントを使う
パーマで傷んだ髪のパサつきはパーマを長持ちさせないので、トリートメントなどで保湿させることも髪を長持ちさせる大切なケア方法です。いくらパーマをかけても髪がパサついているとウェーブがまとまりません。
トリートメントには、紫外線から髪を守ったり髪の毛をサラサラにしたりしてくれる効果も期待できます。
さらに、トリートメントは洗い流さないトリートメントを使いましょう。
洗い流すタイプのトリートメントは、あまり持続効果は期待できません。
その点、洗い流さないトリートメントは、流す必要がないので髪にじっくりと浸透して長く続くのでパーマによる髪のダメージの高い補修効果が期待できます。
洗い流さないトリートメントは、紫外線やドライヤーの熱からも髪の毛を保護してくれます。
使い方は、シャンプー後に髪にトリートメントをつけて、毛先をクルクル指でからませてウェーブを作ってからドライヤーをあてます。こうすればウェーブにツヤが見えてしっとりとしたウェーブが作れます。
まとめ
肌も髪も乾燥は天敵になります。
パーマを長持ちさせるにはパーマで傷んだ髪に潤いを与えてあげることがとても重要です。
では、ここで紹介した記事の大切なポイントをまとめました。
✅目の細いクシを使ったり強めのブラッシングはしない
✅シャンプー後はしっかり乾かす
✅パーマ専用のシャンプー・スタイリング剤を使う
✅ドライヤーは根元からウェーブを作りながら
パーマをかけた当日のシャンプーは絶対やめたほうがいいです。
どうしても洗う必要があった場合は、少しお湯で流す程度にしておきましょう。
ただ、洗わない方がパーマをかけた髪には影響が少ないです。
また、パーマのかかり具合として、白髪の髪はパーマ液をはじいてしまう特徴があるためパーマ液が浸透しにくくかかりづらいといわれています。
一度パーマが長持ちしないと感じたら、二回目のパーマで美容師さんに相談してみましょう。