悪化する前に!!粉吹き肌の5つの原因と9つの対策方法とは!?

肌がカサカサして白く粉を吹いたような状態になる粉吹き肌、恥ずかしいからどうにかしたいと悩んでいる方もいるのではないでしょうか?
粉吹き肌には保湿不足や乾燥だけではなく、様々な原因があるようです。
この記事では粉吹き肌の原因と対策についてまとめてみました。
あなたが気になってることはありますか?
粉吹き肌の5つの原因
そもそも粉吹き肌はどんな状態をいうのでしょうか?
粉吹き肌とは肌が極度に乾燥して白く粉を吹いたような状態のことを指すそうです。
その白い粉というのは、肌のバリアの役割がある角質層が乾燥して粉状になったものだそうです。
一体なぜそんな状態になるのでしょうか?
実は粉吹き肌には環境による外的要因と体調による内的要因があるそうです。
まずは、自分の肌は何が原因で粉吹き肌になっているのか見てみましょう。
原因1. 血行不良によるもの
まず内的要因の一つとして血行不良が考えられます。
血行が悪くなると細胞に栄養や酸素が行き渡らず、細胞も弱り乾燥肌になってしまうと言われています。
特に気温の低くなる冬場は手、足、耳などの抹消部分は普段よりも血行が悪くなりやすく、細胞も機能や肌のバリア機能も弱まるため保湿もしにくくなるそうです。
原因2.食生活の乱れによるもの
もう一つの内的要因は食事の時間の乱れやダイエットなどによる栄養不足や偏りが考えられます。
バランスよく栄養を取らないと細胞が弱り、その機能を果たせなくなると言われています。
皮膚の最下層で生まれた新しい肌は、次々と生まれる肌によって押し上げられていきます。
これを繰り返し最後に剥がれ落ちるまでの新陳代謝を肌のターンオーバーと呼ぶそうです。
食生活が乱れると新しく生まれる細胞に栄養が不足してしまい、結果細胞が弱り角質層も正常に機能しないと言われています。
原因3.老化によるもの
老化によって新陳代謝が低下して、肌が乾燥しやすくなることもあります。
新陳代謝は年とともに低下すると言われており、新陳代謝が低下すると肌の潤いを保つ天然保湿因子、角質細胞間脂質、皮脂膜などが減少して、乾燥しやすい肌になるそうです。
原因4.洗いすぎ、擦り過ぎによるもの
外的要因として洗いすぎ、擦りすぎによる肌へのダメージが挙げられます。
入浴の際、ナイロンタオルなど体をゴシゴシ洗っていませんか?
必要以上に擦りすぎることによって、皮脂膜が取れてしまい、角質がダメージを受け肌のバリア機能が低下し、潤いを保つことができなくなることがあります。
また、何度も洗顔したり過剰に石鹸を使用すると、必要な皮脂まで洗い流してしまい乾燥しやすい肌になってしまうそうです。
原因5.エアコン等による部屋の乾燥によるもの
もう一つの外的要因は部屋の環境による肌への悪影響です。
夏場のエアコン、冬場の暖房は温度管理には必要ですが部屋の中の乾燥をひどくしてしまうことがあります。
空気が乾燥していると肌の水分が奪われ粉吹き肌になりやすくなります。
粉吹き肌を改善する9つの方法
粉吹き肌が様々な要因によっておこることはわかりましたが、実際に粉吹き肌になってしまったらどうやって対処したらいいのでしょうか?
改善方法1.部屋を加湿する
粉吹き肌になってしまったらたっぷりと化粧水をつけて保湿をするという方もいるのではないでしょうか?
化粧水をつけると一旦は保湿されたように見えますが表面に水分を与えただけで根本的な解決にはならないそうです。
まずは部屋の中を乾燥させないように、エアコンなどの温度設定を低めにして湿度が50~60%を保つようにしましょう。
加湿器を使うのが一番ですが、洗濯物を室内に干したり、濡れタオルをかけておいたりしてもいいですね。また、ぺットボトルを使った簡易型の加湿器などもあるので、利用してみましょう。
改善方法2.睡眠をしっかりとる
睡眠不足は肌の調子を低下させて、肌トラブルの原因となることがあります。
睡眠は時間の長さではなく、睡眠の質が重要だと言われています。
特に眠りについた直後の3時間は成長ホルモンが最も分泌され、傷んだ肌の細胞を修復すると言われていますので、寝つきをよくすることが大切です。
寝る前にパソコンやスマートフォンを使うのは、安眠を妨げると言われています。
質の良い睡眠をとるために寝る前には使用を控えて、入浴時間を長めにしたり、リラックスする時間を取って睡眠の質を上げるよう工夫してみましょう。
改善方法3.食生活に気をつける
血行を良くするために血液をサラサラにしましょう。
そのためには、バランスの取れた食生活をすることが重要だと言われています。
動物性脂肪やたんぱく質の摂りすぎに注意をして、食物繊維の豊富な食材や不飽和脂肪酸を多く含む魚、緑黄色野菜などを積極的にとるようにしましょう。
また、ダイエットをしている方は鉄分の不足に注意しましょう。鉄分が不足すると貧血となり、血液中の酸素を運ぶ力がなくなるため、冷えの原因にもなると言われています。
様々な食材をバランスよく食べて、体の内側から肌に働きかけるといいですね。
改善方法4.お風呂あがりにボディークリームで保湿をする
入浴後は保湿に最適だと言われています。
体を擦らないように軽くふき、ボディクリームなどで保湿しましょう。
水分が少し残った状態で保湿するのが効果があるそうですよ。
改善方法5.マッサージをして血行を良くする
乾燥肌で硬くなった角質が粉状になる前にマッサージで血行を良くして角質を柔らかくしてあげることも重要だと言われています。
肌が乾燥していると感じたら手のひらでゆっくりともみほぐす様にマッサージしましょう。
改善方法6.ネックウォーマー等をつけて体を温める
体が冷えると血行も悪くなってしまうそうです。
特に首や手首、足首の首のつく部分を冷やさないようにネックウォーマーなどで常に温めておくといいでしょう。
また、体の中から温めるのも効果があると言われています。
特にしょうがは飲み物などに入れて手軽にとりやすいですから積極的に飲むようにするといいですね。
改善方法7.こまめに水分補給をする
体の中の水分が不足していても肌に影響が出ることがあります。
入浴後や夜の就寝前、朝の起床時には私たちが思っている以上に水分が失われているそうです。
のどの渇きを感じなくても、必ず水分を補給するようにすると良いでしょう。
特に冬場はあまり水分を取らなくなる方が多いようです。
体の内側の水分が不足すると皮膚まで回すことができずに肌が乾燥してしまうそうなので、こまめに水分補給をするようにしましょう。
改善方法8.サプリメントを活用する
粉吹き肌に効果があると言われるセラミドなどの成分をサプリメントで摂取すれば、体の内側からもケアができますよね。
背中などの外側からケアしにくい部分にはサプリメントの活用が効率的だと言われています。
改善方法9.皮膚科に行く
あまりにひどい状態の場合は皮膚科で相談すると良いでしょう。
まずは抗炎症剤などの処方薬で状態を良くして、徐々に薬に頼らず日常のケアで肌を改善していくといいでしょう。
粉吹き肌を改善する4つのスキンケア方法
粉吹き肌を改善するにはスキンケアにも気を使いましょう。
まずは肌を清潔に保ち、刺激を与えないようにケアしていきましょう。
スキンケア方法1.洗顔をする時はぬるま湯で
洗顔やクレンジングはゴシゴシ擦ることで必要な成分まで洗い流してしまうことがあります。優しく丁寧に洗うようにしましょう。
また、熱いお湯で顔をすすぐと水分も奪われてしまいますので、ぬるま湯で行うのがおすすめです。
洗顔料やクレンジング剤のすすぎ残しも肌へのダメージの原因となりますので注意してください。
鏡を見ながらすすぎ残しがないかチェックするといいですね。
また、洗顔後タオルで顔をふく際も擦らずにタオルに水分を吸い取らせるように気を付けましょう。
スキンケア方法2.保湿力のある化粧水やクリームを使う
普段の基礎化粧品よりも保湿力の高い基礎化粧品を使いましょう。
乾燥し、粉を拭いた状態の肌はいつもより過敏になっているので刺激性が低く、有効な保湿成分が配合された化粧水やクリームなどを選びましょう。
スキンケア方法3.保湿力が高い成分
粉吹き肌にお勧めの成分は保湿力の高いセラミドという成分です。セラミドは角質層の細胞の間を満たす脂肪間脂質のことで、セメントのような役割をすることで角質細胞をつなぎとめて肌水分を保つと言われています。
セラミドの後ろに1.2.3のように数字などがついているヒト型セラミドが配合されていると保湿力が高いそうです。
スキンケア方法4.ピーリングをする
肌の表面の角質を強制的に落とすピーリングも粉吹き肌に効果があるようです。
医療機関で行うものから、自宅で簡単にできるソフトなものまでありますので自分の肌の状態に合わせて選んでみるといいですね。
ピーリング石鹸
フルーツ酸など角質を落とすと言われる成分を配合し、洗うたびに少しずつ角質を落としていきます。
ピーリングジェル
ジェルでマッサージをしながら角質を落としていきます。角質がポロポロ取れるそうですが、刺激が強いので週に1度くらいの使用にするといいでしょう。
ピーリング化粧水
コットンで角質をやさしくふき取ります。ふき取り専用の化粧水ですので、使用した後は保湿用の化粧水でたっぷり保湿しましょう。
自宅でできるものとして以上のようなものがあります。
定期的に行うことでコラーゲンの生成も促されると言われています。ただ、ピーリング後の肌は角質層が薄くなっています。さらにたっぷりと保湿をして、紫外線対策をしっかりするようにしましょう。
スキンケア方法5.粉吹き肌にはワセリンが効く!?
粉吹き肌には保湿が重要ですが、ワセリンを塗るのも効果がると言われています。
ワセリンは皮膚をしっかりとコーティングし、肌の水分の蒸発を防いでくれる作用があるそうです。
また、ワセリンは肌に対する副作用や刺激も少ないので安全な成分だと考えられています。
その他にも、ワセリンは化粧水と違って粘性があるためまぶたのようなデリケートな部分にも使いやすいということもあるようです。
ただワセリンにも種類があり、一般的に知られている白色ワセリン、白色ワセリンに含まれる不純物を精製したプロペト、更に高純度に精製したサンホワイトがあります。ご自身の肌の状態をよく見て選ぶといいでしょう。
効果的な塗り方
肌が粉を拭いているからといって、あまり塗りすぎると肌がべたついてしまったり毛穴が詰まる原因にもなるそうです。
また、すり込むように塗ると摩擦で肌を傷つける恐れがありますので、一度手のひらで温めてから肌にのせるようにやさしく塗りましょう。
状態が悪いときは一度塗った後にもう一度薄く塗るといいでしょう。
粉吹き肌が痒い場合の3つの対処法
粉吹き肌が悪化するとかゆみが出てしまう場合があります。
会社などで人目があるところでは対処することもできませんので困ってしまいますよね
対処法1.痒みに効くクリームを使う
粉吹き肌のかゆみには刺激の少ない専用のクリームを塗るといいでしょう。
かゆみがひどいときは一度塗った後乾燥をさせてからもう一度塗り込むといいですね。
ただ、この方法は一過性のものでしかありませんので、根本的な改善にはならないようです。
かゆみ止めの使用はあまりに状態が悪いときのみの対処方法として、基本的には保湿対策をして肌の機能を回復させるようにしましょう。
対処法2.蒸しタオルで肌を蒸らす
蒸しタオルで肌を蒸らす方法もかゆみを抑える効果があるようです。
熱すぎると逆効果になってしまうので注意しましょう。
蒸らした後は必ずたっぷりと保湿を行いましょう。
・タオルを水に浸し、水滴が垂れないくらいに絞ります。
・ラップなどでくるみ、500Wの電子レンジで約1分加熱します。
・腕などに当てて温度を見てから、顔にのせます。
毎日行うと刺激が強すぎてしまうことがあるので、肌の様子を見て行うようにしましょう。
対処法3.運動をして汗をかく
意外かもしれませんが、運動して汗をかくというのもかゆみの軽減になるそうです。
体から出る汗と皮脂が混ざり合い、保湿剤のような役割をすると言われています。
これも一時的にかゆみが止まるだけですので、運動後はシャワーでしっかり汗を流して保湿しましょう。
まとめ
乾燥する冬だけでなく一年中、粉吹き肌に悩んでる方も多いようです。
様々な要因が重なっておこる粉吹き肌は、毎日の体の内側と外側両面からのケアが大切です。
では、今回の記事のポイントをおさらいしてみましょう。
✅睡眠不足や食生活など日常生活を見直す
✅こまめに水分をとる
✅保湿成分の配合されたクリームを使う
✅マッサージなどで血行を良くして、冷えに気を付ける
まずは自分の粉吹き肌の原因を知り、この記事で紹介したような対策を実践していきましょう。