手荒れがひどい!!7つの原因と簡単な10の対策とは!?

スベスベで白くてきれいな手をみると、とても憧れてしまいます。
そして自分の手をみては、ため息ついちゃいますね。
乾燥しやすい季節は、どうしても手荒れがひどくなり切れて痛みが出るとどんなケアがいいのか悩んでしまいますよね。
この記事では手荒れの原因と対策についてまとめてみました。
あなたが気になってることはありますか?
手が荒れる7つの原因
手が荒れる原因ですが乾燥だけではなく色々あるようです。
大きく分けて7つの原因の可能性があります。
原因1.水仕事によるもの
家事の中でも洗濯や料理、そして食器洗いにお掃除など水を使う仕事って本当に多いですよね。
手はもともと皮脂の線が少ないので、水を何度も使うことによって、皮脂がおち手肌のバリアがなくなってしまうんだそうです。
そうすると、手の水分も蒸発していき乾燥が起こってしまい、手荒れにつながってしまうことが多いようです。
手は角質が多いので乾燥すると固くなってしまい、新しい肌がなかなか生まれてこないので手荒れが長引いてしまいます。
また、台所洗剤などの化学物質で手が荒れてしまうこともあるので、手荒れがひどい方は洗剤など見直すことをおすすめします。
原因2.物をよく触って手の油分を失う
日常、手はいろいろなものを触りますよね。
その中でも「紙類」と「布類」は特に手の油分をうばってしまうそうです。
特に仕事で触る機会が多いと大変ですよね。
段ボールや布地など、何度も触っていると手荒れがひどくなってしまうようですね。
紙や布に油分がうばわれてしまうと、水分も少しづつなくなってきて乾燥しカサカサになって、切り傷にもなりかねないので対策が必要です。
また最近は「スマートフォンやタブレット」を使いすぎて手が荒れてしまい、皮膚科に来られる方も増えているみたいですよ。
指先が荒れてきて小さな傷になった場合、スマートフォンの微弱の電流と熱によって、さらに症状が悪化してしまうそうなので気を付けたいですね。
原因3.季節の乾燥によるもの
秋や冬、空気が乾燥してくると手も乾燥し手荒れになることがありますが、乾燥すると水分が体から抜けていくことも理由の1つです。
また乾燥する季節は、同時に寒さも感じてくることも多いですが、手足の血行の流れがわるくなり手の皮脂や水分のバランスが崩れてしまいます。
ちなみに、お肌に適した湿度は、65%~75%ぐらいで、60%以下になってくると注意が必要です。
例えば東京だと平均湿度が10月に入ると、がくっと下がってくるので11月からはほとんどが60%以下だそうです。
特に12月から2月にかけて、さらに湿度が下がり乾燥が強くなるので気を付けたいですね。
原因4.ケアが間違っている
例えば水仕事で手が乾燥して荒れている場合のケアは、「保湿をしっかりする、手のマッサージをする、ハンドケア用のオイル」などがあります。
でも、手荒れがどんどんひどくなってしまったりまったく改善しない場合は、もしかするとケアの方法を間違えているかもしれません。
それは、手荒れの原因が「アレルギー」や「自立神経の乱れ」など、乾燥や皮脂が減ること以外の原因の可能性があるからです。
例えば、手荒れを防ぐためにゴム手袋をすることによって、逆に湿疹が増えてしまうアレルギーの方もいらっしゃったそうです。
自分の原因にあったケアをするために、気になることがある方はアレルギー検査などを受けることをおすすめします。
原因5.ストレスによるもの
ストレスを感じた状態が続くと自律神経が乱れて血液の流れがわるくなり、手の指などに必要な酸素や栄養素が届かなくなるそうです。
そうなると、手を保護してくれるバリア機能などの働きも弱くなり、湿疹ができやすくなったりかゆみが止まらなくなることがあるんだそうです。
また血行がわるくなると、新陳代謝の機能も低下するので、ちょっとした傷も治りが遅くなったり、手荒れの原因になる可能性があります。
ストレスが原因の手荒れかどうかは「かゆみ」がポイントで、日中より夜寝る前や、寝床に入ってかゆくなった場合、ストレスの可能性があるそうです。
原因6.アレルギー体質によるもの
アレルギー体質によって手に湿疹ができたりする症状の1つを「アレルギー性皮膚接触炎」というそうです。
普段生活している中にあるもの、例えば指輪などのアクセサリーや、時計のバンドの部分などの金属類、革製品などに反応します。
また動物や植物などあらゆるものに可能性があるので、何度も触っているうちに炎症を起こしてしまうようですね。
最近だと「小麦アレルギー」もよく聞きますよね。
また、皮膚炎の薬自体が体質にあわなくて、症状が悪化してしまうこともあるそうです。
気になる方は、アレルギー反応のテストを受けることおすすめします。
原因7.内臓の病気の可能性がある
「皮膚は内蔵をうつす鏡」といわれていますが、内臓が弱っていると皮膚にも影響が出て来るそうです。
例えば、肝臓は身体に必要な栄養分などを届ける役割をしているので、弱ってくると皮膚が赤黒くなったり、カサカサになってしまうようです。
また皮膚は主にタンパク質で出来ていますが、肝臓はタンパク質の合成を助ける役割があるそうです。
そして腎臓ですが身体の老廃物を流したり水分の調整に関わってくるので、弱っている場合は炎症を起こしやすくなります。
手荒れのケアをしているのになかなか良くならない場合は、内臓が弱っていないかチェックすることも大切なことのようですね。
手荒れの8つの症状
手荒れといっても乾燥や湿疹以外にも様々な症状がありますが、今回は8つの症状にわけてみました。
症状1.しもやけ
しもやけは「 凍瘡(とうそう)」と別名呼び、寒くなってくると手足が冷えて血行がわるくなり炎症を起こすそうです。
症状は、「手足が赤く腫れてしまう」「手のひらや、手足の指に発疹」「手足の指先が赤黒くなる」「あたためた時にかゆみや痛みが出る」などです。
あと、しもやけになりやすいのは「男性より女性、女性より子供」がなりやすいみたいですよ。
それは、しもやけは手や足の末端の血管の収縮や拡張が上手くできなくなること、また女性や子供のほうが血管が細いことが理由です。
他にも寒さの中で、露出されている部分「耳ぶたや頬、鼻先」がじんじんしたり、ムズムズとしたかゆみが出て来るそうです。
予防としては「なるべく体を冷やさない」「足などをマッサージして血行をよくする」「症状が軽いうちに軟膏や湿布」などもおすすめです。
症状2.あかぎれ
あかぎれは寒くなる冬に手足や足のかかとが乾燥してしまい、あかぎれが起こるそうです。
症状は、「乾燥によって皮膚の表面が亀裂」「亀裂によって痛みや血がにじんでしまう」「赤くただれてかゆみがある」などです。
あかぎれはまず肌がカサカサしてきた時に保湿が大切で、それを怠ってしまうと手足の角質層の水分や脂質がうばわれ肌の溝にそって切れてしまいあかぎれになります。
予防策はとにかく乾燥して肌がカサカサしてきた時点で、まめに保湿することを心がけましょう。
症状3.ひび割れ
ひび割れは「あかぎれ」の一歩手前の症状です。
手足の指やかかとなどの皮膚の表面に亀裂が入ってひびが割れることですが、もっとひどくなってしまうとあかぎれになります。
ひび割れは、寒くなるにつれて皮膚を守っている皮脂などのバリア機能が弱ってきて、どんどん皮膚が固くなることで起こるそうです。
そこで空気の乾燥によって、肌の乾燥が進む前に保湿などを含めたケアが大切になってきます。
痛みや強いかゆみも伴うそうなので、早い時期に対策することをおすすめします。
症状4.白癬(はくせん)
白癬(はくせん)は、皮膚糸状菌というカビによって感染症になり、皮膚に炎症が起こる水虫やたむしのことです。
症状は、「足の指と指の間がかゆくなる」「足の裏に水ぶくれができて破れる」「皮膚がめくれてしまう」「冬だとひび割れ」などです。
皮膚科に訪れる方の10%が白癬だそうで、夏になると4人に1人が足にできる足白癬だそうです。
また白癬は足だけではなく手や体の様々な部分、お腹や背中、顔や、脇の下などに感染する可能性があります。
それは白癬は、ケラチンという蛋白の成分を栄養とするので、角質に含まれているケラチンを狙い感染し炎症が起こってしまうようです。
症状5.乾皮症(かんぴしょう)
乾皮症は、「皮膚が乾燥しガサガサしてくる」「皮膚に粉がふきブツブツができ、掻いてしまい傷ができる」などの症状です。
特に子供と高齢者の方に多いそうですが、理由はアストロゲンというホルモンの分泌が少ないからだそうです。
アストロゲンは皮脂の分泌を促すそうで、皮脂が少なくなってくると皮膚のバリヤ機能が低下しちょっとしたことでかゆみを感じるみたいですね。
高齢者が多いように、年齢が進むにつれて、アストロゲンの分泌がどんどん減ってしまい乾皮症になってしまうようです。
症状6.皮脂欠乏性湿疹(ひしけつぼうせいしっしん)
皮脂欠乏性湿疹は乾皮症に伴って起こる皮膚炎のことで、症状は「赤い湿疹に強いかゆみ」です。
乾皮症で掻いてしまった傷をさらにひっ掻いてしまうことで湿疹ができたり炎症が起こります。
掻けば掻くほど傷がひどくなり、またかゆみもひどくなってしまうそうなので、早めに病院へ行くことをおすすめします。
症状7.主婦湿疹
主婦湿疹は、毎日のように水仕事をされる方がなってしまうそうです。
主婦の方を始め、調理師、美容師、理容師さんに多いみたいですね。
毎日水を使うことにより、皮脂などがおちてしまい手肌などを守るバリア機能が低下し、主婦湿疹になってしまうようです。
症状は「湿疹、かゆみ、水ぶくれ」などでタイプが2つに分かれます。
乾燥型は、「皮膚がカサカサになり、ヒビが割れる」湿潤型は「かゆみが出て、掻いてしまうことで湿疹が出る」そうです。
症状8.アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎とは、かゆみを伴う湿疹が良くなったり悪くなったりを繰り返しアトピー素因を持つものだそうです。
症状は「赤みのある湿疹」「ブツブツとした湿疹」「ジクジクと水分の多い湿疹」など比較的、左右対称に出てくることが多いようです。
出る場所は、個人差がありますが顔や、首周り、耳、脇の下や膝の裏側などが多く、強いかゆみを伴ってしまいます。
ひどい手荒れの10の対策
手荒れがひどくなかなか治りづらい場合、保湿だけでなくそれ以外の対策もあるそうですが、今回は10個の対策を紹介しますね。
少しでも手荒れが良くなると本当にいいですよね。
対策1.食器洗いのときは手袋をつける
水仕事を毎日やることによって、皮脂が奪われて手が乾燥してしまうので食器洗いに手袋はおすすめです。
でも、手袋の種類には気をつけることが大切です。
例えばゴム手袋には「ラテックスアレルギー」があるので、天然ゴムのたんぱく質成分にアレルギー反応をおこして、かゆみやかぶれという症状が出てくる場合があります。
もし、そのような症状が出てきた場合は「使い捨てのポリエチレンの手袋」をして「非ラテックスのゴム手袋」をはめることをおすすめします。
対策2.手荒れに効果のある食事をする
まず手荒れの傷の回復には「たんぱく質」を多く含む食事がおすすめですが、皮膚の再生にたんぱく質は欠かせない栄養素だそうです。
そして「ビタミンC」は肌に大切なコラーゲンの生成に関係があり「ビタミンE」は、血行が良くなる役割があります。
また「ビタミンA」は、肌の抵抗力を強くする働き、「ビタミンB2」は皮膚を作る場合に関係がある成分が含まれています。
最近特に不足といわれているのが「亜鉛」 ですが、細胞の再生などに必要な栄養素なので、適した量をしっかり摂取しましょう。
おすすめレシピ
「たくさんのビタミンが取れるトマトホールスープ」
材料をトマトホール、塩コショウ、コンソメを入れて煮込むだけです。
・鶏肉か豚肉、もしくは卵:たんぱく質
・ブロッコリーやパプリカ:ビタミンC
・かぼちゃやナッツ類:ビタミンE
・人参やほうれん草:ビタミンA
・カマンベールチーズや卵:ビタミンB2
亜鉛が多く含まれている身近な食品
・牛ひき肉、ビーフジャーキー、牛肩肉
・パルメザンチーズ
・煮干し
・カシューナッツ、アーモンド
・アボガド
対策3.運動などで代謝を上げる
代謝が上がることによって「皮膚の新陳代謝がよくなる」「体温調節など自律神経が整うとストレスが減る」「皮膚の傷の治りが早くなる」可能性があるそうです。
また、「免疫力が上がることで炎症を防げる」「血行が良くなり指先にまで栄養や酸素が十分届き、手荒れを防いでくれる可能性」もあるようです。
手肌のためにも、運動などをして代謝を上げていきたいですね。
対策4.お湯で手を洗わない
お湯で手を洗いすぎると水に比べて皮脂がよくおちてしまい、また角質もはがれやすくなると、手が弱ってしまうと言われております。
手は皮脂腺から出る皮脂と汗腺から出る汗がまざって皮脂膜を作り、手のバリアになり守ってくれているそうです。
そのため皮脂が必要以上におちてしまうと乾燥して手荒れの原因になってしまうので、お湯で洗うことはなるべく避けましょう。
対策5.体を温めて血行をよくする
体を温めて血行がよくなることで、手足の末端まで栄養や酸素が運ばれるので手肌の健康にもつながるそうです。
また手は皮脂腺が少ないので、皮脂の分泌が手を保護するうえでとても大切ですが、血行がよくなることで皮脂も十分出るようになるそうです。
ハンドクリームなど外からの保湿だけでは追いつかない場合もあるので、内側からの皮脂の分泌はとても大事なことですね。
対策6.寝る前に手のマッサージをする
マッサージをすることで血行がよくなり冷え性などを防いだりハンドクリームを塗ったあとのマッサージは、肌に浸透しやすくなるそうです。
また手の指などだけではなく、手首が柔らかくなるようにマッサージすることで流れがスムーズになり、手に大切な皮脂腺の働きもスムーズになる可能性があります。
手首のマッサージは忘れがちな場所ですがおすすめです。
対策7.自分の症状にあったハンドクリームを選ぶ
ハンドクリームも成分がそれぞれ違いますが、症状や目的に沿ってぜひ自分に合ったハンドクリームを選びたいですね。
尿素配合ハンドクリーム
尿素はもともと角質層に含まれている成分で、潤いを保ってくれる働きががあること、またたんぱく質を分解する成分も含まれているので角質を柔らかくしてくれます。
尿素配合が向いているのは「カサカサとした乾燥した手肌への保湿」「足のかかとなどの角質を柔らかくしたい」場合におすすめです。
◆尿素配合を使う上での注意点◆
・刺激が強いので長期間使うことを避けましょう。
・手の全体に使うのではなく部分的に使いましょう。
・ひび割れやあかぎれには向かないので、絶対にやめましょう。
・刺激に弱い肌や健康な肌に使うことは避けましょう。
・しっかりと説明書を読んだり、薬剤師さんに相談して使いましょう。
ビタミン配合ハンドクリーム
ハンドクリームでビタミンが配合されているタイプはビタミンCやEが含まれていることが多いですよね。
血液の流れをよくし皮膚の再生の手伝いや、必要な脂分、水分の分泌を促してくれるそうで皮膚のバリアを強化する作用があるんだそうです。
ビタミン配合が向いているのは、「ひび割れや、あかぎれの比較的軽い症状」などに使用することをおすすめします。
◆使う上での注意点◆
ビタミン配合のハンドクリームも尿素が一緒に配合されていることもあるので、使い過ぎに気をつけましょう。
保湿成分配合ハンドクリーム
軽くカサつく場合など、手荒れの予防の段階に向いているのが、保湿成分配合入りのハンドクリームです。
特にもともと乾燥肌の方は「シアバター」「ヒアルロン酸」「セラミド」など、高保湿成分が入っているものを選ぶことをおすすめします。
対策8.化粧水と乳液をつける
手に化粧水と乳液をつけることによって顔と同じように保湿をすることができます。
ハンドクリームは種類によっては、ちょっとベトベトになってしまい仕事などで困る方は化粧水と乳液を使う方もいらっしゃるそうです。
また手肌を顔と同じように考えた場合、まずは化粧水で保水して保湿することが大切なのでは?と考える方もいるそうですよ。
ハンドクリームと化粧水、乳液は、時と場合によって使い分けるといいかもしれませんね。
対策9.漢方を使う
手荒れの原因にもよると思いますが、漢方の考え方だと皮膚の炎症などは「肝熱」「湿毒」に分類するそうです。
それは体内に溜まってしまう不要なものが体の外へ排毒できずにいて、かわりに皮膚から出しているのでは?という考え方だそうです。
そこで体質を改善するために漢方を使うということも、手荒れケアの一つの方法かもしれませんね。
対策10.皮膚科に行く
手荒れの症状で皮膚科に行くのはどうなのかな?と迷われることもあると思います。
でも悪化する前に、ぜひ皮膚科へ行きましょう。
タイミングとしては「かゆみや湿疹」ができて、かゆくてしょうがない時など早めに皮膚科に行くことをおすすめします。
かゆみが強くて掻いてしまうと傷がつき、さらにかゆみが強くなるという悪循環にならないためにも、悪化する前に皮膚科へ行きましょう。
まとめ
手が荒れてしまう原因は色々ありますが特に乾燥の季節がやってきた場合、まず予防や事前のケアが大事のようですね。
保湿以外にも体の中から見直すことで手荒れ改善の可能性があることもわかりました。
では、もう一度この記事で紹介したポイントをまとめてみます。
✅水仕事は手袋をすること
✅手荒れの本当の原因を見つけること
✅タンパク質、ビタミンを意識して取ること
✅症状にあったハンドクリームを選ぶこと
✅体を温めたり代謝をあげること
特手荒れの原因は乾燥だけではなくアレルギーの場合や体の内側の不調の可能性もあるので、なかなか治りづらいときは、病院へいくことも一つの方法ですね。
しっかりと自分の原因を見極めながら、適切なケアが大切なんだなと思いました。
手荒れは辛くてしんどいことも多いので、早めにケアをして予防にも力をいれていきたいですね。