冬は痩せやすい!?冬に太る6つの原因と7つの予防法とは!?

「夏やせ」「冬太り」という言葉があるように、冬はとにかく太りやすいというイメージが強いですね。
でも最近、「冬でも痩せることはできるらしい」「痩せやすい時期は冬」という話を聞き、少しびっくりしました。
そこでこの記事では、本当に冬でも痩せることができるのか、もしくは冬は体重が増えないようにどうしたら体重を維持出来るのかを解説していきます。
あなたが気になってることはありますか?
冬に太る6つの原因
冬は特にイベントなどで外食する機会が多く体重が増えやすい季節ですが、まず冬に太る原因を6つに分けてみました。
原因1.寒くて動く機会が減るため
寒くなると暖かい暖房がある場所や、こたつの中から動きたくなくなっちゃいますよね。
また雪が多く降る地方だと外に出かけることもなるべく最小限に抑えたくなると思いますが、どうしても冬はカロリー消費の機会が減ってしまいますね。
原因2.冷えによって代謝が落ちるため
ダイエットをしていると代謝という言葉はすごく気になりますが、大きく分けて3つの代謝があるそうです。
・寝ている時にも代謝を行う基礎代謝
・生活の中で体を動かすことによる代謝
・食べ物を消化するために内蔵が働くことによる代謝
です。
代謝の消費カロリーの割合は、1日あたり基礎代謝が約60%で体を動かすことによる代謝が約30%、残りの約10%が食べ物の消化による代謝だそうです。
でも体温が1℃下がってしまうと基礎代謝が12~20%低下する可能性があるので、冬になって体が冷えてしまったままだと、どうしても代謝が落ちてしまうようです。
ただ体には体温を維持しようとする機能があるので逆に熱を作り出して代謝が上がる方もいるようですが、冷え性の方はその熱を作り出す機能も低下している可能性があるそうです。
原因3.姿勢が悪くなりやすいため
冬になると猫背になってしまったり姿勢が悪くなってしまうことが多いですよね。
原因の1つとして、首の周りなどが冷えることを避けたいので無意識に肩をすくめてみたり、体を温めようと全身の筋肉に力を入れるので猫背になってしまうようです。
また寒くなるとどうしても動きが鈍くなって筋肉が硬くなりやすく姿勢が歪みやすくなると言われています。
姿勢が悪くなると血行がわるくなり、リンパや血液の流れもスムーズではなくなるので冷えが生じ代謝が低下する可能性があるので太る原因になるようです。
原因4.忘年会や正月などのイベント事が多いため
冬は食べたり飲んだりする機会がすごく多くなりますよね。
クリスマスに忘年会、正月に新年会など何ヶ所も参加される方もいらっしゃると思います。
参加する前は食べることを少し控えようと思っていても、いざ美味しいそうなものが目の前に並ぶと誘惑に負けちゃうこともありますね。
原因5.洋服によって体に緊張感がなくなるため
冬の洋服は体のラインを隠すことができる洋服が多かったり何枚も着込むことが出来るので、どうしてもスタイルを気にしなくなりがちですよね。
また冬が終わり、だんだん春が近づいてくると体のラインがわかる洋服が増えてくるので、冬に気持ちが緩みすぎるとあせってしまう時もありますね。
原因6.冬季のストレスによるもの
冬のストレスとして気温が低いと感じること、また外と室内の気温差で体に負荷がかかりストレスを感じると言われています。
日照時間が減ってしまうことで「セロトニン」という物質の分泌が少なくなり、精神的にも不安定になってしまうこともあるそうです。
またセロトニンが少なくなると、メラトニンというホルモンの分泌が少なくなり睡眠の質が下がってしまいストレス解消が出来なくなるようです。
そのような冬に感じるストレスを、またうつうつとした気分を和らげようと甘いものを大量に食べたり、ご飯やパンなどの糖質をたくさん食べてしまい太る原因になるようです。
誰でもできる!冬太りしない為の7つの予防法
洋服で体を隠すことが出来るのでついつい体重が増えることにも油断がちな冬ですが、なるべく冬太りしない為に7つの方法を紹介しますね。
予防法1.ウオーキングで代謝を上げる
ダイエットの大きなポイントは、よく「いかに代謝を上げるか」と言われていますよね。
ある調査によりますと、暑い夏の8月より寒い1月~2月のほうが代謝率が上がることが分かったそうです。
それは寒い冬の場合でも、体温を一定の温度で維持するために体内で熱を作る機能が活発に動く方は基礎代謝があがるそうです。
反対に夏は外の気温が高く体温維持のための熱を作る必要がないので、基本的には冬のほうが代謝が上がると言われています。
そんな冬にさらに代謝を上げるためにウォーキングをしてみましょう。
ウォーキングは、消費するカロリーは少ないと言われていますが、まず熱を作る筋肉の全身運動になること、また自律神経が整うと言われています。
自律神経は、体温調節のためにも働いていますが、体温が上がると基礎代謝も上がる、体温が下がると基礎代謝も下がるので自律神経を整えることは、とても大切なことだそうです。
ウォーキングは太陽が出た日など背筋を伸ばして、きびきびと30分程、また慣れてきたら1時間ほど歩いてみましょう。
予防法2.連日のイベントを控える
特に年末に近づくにつれて、イベントが連日続く方もいらっしゃると思います。
できるだけ続けて参加することは控えたいと思っていても、なかなかそうもいかない場合もありますよね。
その時は、まず「連続して食べすぎない」ということが大事だそうです。
「今日食べ過ぎたら、明日は控えめに」と2日単位で考えて食べ物や飲み物などを選びましょう。
例えばお酒なら甘いお酒はなるべく控えるとか、お酒を1杯飲んだら、次はお水やウーロン茶を一杯飲むようにしてみましょう。
食事ですが、炭水化物たっぷりのおつまみや油脂類は避けること、また1日目食べ過ぎたら2日目は野菜やきのこ類、豆腐やお刺身、焼き魚などがおすすめです。
予防法3.半身浴をする
冬は動いたり運動する機会も減るので、なかなか汗をかくことがないですよね。
汗をかくことは血行の促進や代謝を上げることにも関わってくると言われているので半身浴はおすすめです。
冬の半身浴ですがいくつかポイントがあります。
☑浴室の乾燥を防ぐために半身浴の前、床などにお湯をかけておきましょう。
☑浴室の室温を少しでも上げるために、お湯をはる場合シャワーがあれば高い位置に置いて設定温度よりも少し高温なお湯を出してみましょう。
☑お湯の温度は38度~40度で、30分程つかることで効率良く半身浴が出来ると言われています。時間や温度はその時の体調に合わせましょう。
☑半身浴は上半身が冷えることもあるので、肩などに乾いたタオルを置いたり、もしくはTシャツなどの着用もおすすめします。
☑冬の半身浴はどうしても汗をかくまで時間がかかると思いますので、入る前に温かい飲み物を飲んでから始めましょう。(白湯や生姜紅茶もおすすめです)
予防法4.食べる順番に気をつける
特においしい食べ物が多い冬ですが、食べる順番に気をつけたほうが良さそうです。
最初に「食物繊維が豊富な野菜やお味噌汁など」次に「たんぱく質などのおかず類」最後に「ご飯やパン、パスタなどの炭水化物」の順番です。
それは炭水化物は血糖値を急上昇させ、その血糖値を下げようとインスリンが大量に分泌されるそうです。
インスリンは血液中のブドウ糖を(糖質など)エネルギーとして利用する手助けをするそうですが、余ったブドウ糖を脂肪に変える働きもあるそうです。
そのために脂肪を溜め込んで太ってしまうので、出来るだけ食べる順番に気をつけましょう。
◆体を冷やす食材を控える
冬は体温より冷たい飲み物は避けましょう。
次に「カリウム」が多く含まれている食材も避けたほうがいいそうですが、カリウムは余分な塩分や水分を体の外に出すので体温が一時的に下がるそうです。
カリウムが多く含まれているのはきゅうり・トマト・レタス・セロリ・ほうれん草・冬瓜・なす・柿・バナナ・アボガド・みかん類などです。
また油分や砂糖類が多く含むものは、血流が悪くなり体を冷やす可能性があると言われているので、菓子パンやドーナツなど食べ過ぎに気をつけましょう。
予防法5.お酒等のむくみをマッサージで解消する
お酒を飲んだ翌日、足などがむくんでることってありますよね。
でもお酒を飲んでる最中はいつもよりトイレが近くなるので、余分な水分は出ているはずなのに、なぜむくのか気になりますね。
それは飲んだアルコールを分解する時に肝臓で分解されて、体の外に排出されるそうですが、その際水分が必要だそうです。
その為に、アルコールを飲めば飲むほど水分が必要になりますが、その分量のバランスが取れているうちはむくみは起こらないようです。
でも、だんだんと飲みすぎて酔ってくると、水分の調節がうまく働かなくなり、必要以上の水分を摂取してしまい翌日むくんでしまうようですね。
次に「むくみ」ですが、そのまま放っておいた場合、溜まった老廃物などが細胞を圧迫してしまい傷つけ、働きを低下させてしまうと言われています。
そうすると、新陳代謝などの働きが上手くいかなくなり脂肪などを溜め込みやすい体になり、結果的にセルライトになる可能性があるそうです。
セルライトになってからのケアは、すごく大変で時間がかかるようなので、その前のむくみの段階でケアをしたいですね。
では、むくんだ時のマッサージ方法を紹介しますね。
☑まず両手の親指で足裏全体を押しましょう(左右15秒ずつ)
☑次に一本ずつ足の指を引っ張ったり、丁寧に回してみましょう。次に足首もグルグルと回してみましょう。
☑ふくらはぎですが足首の裏側に両手を添えて、膝の部分までの間をさすりましょう。リンパを流すイメージでやってみましょう。
☑次に膝の裏を3秒ずつ押してみましょう。最後に膝からももの付け根へ、リンパを流すようなイメージでさすってみましょう。
予防法6. 朝起きて白湯を飲む
朝起きて100ml~200mlの白湯を飲むことで、体温を上げることが出来るそうです。
起きたすぐは誰でも体温が下がっていることが多く、白湯を飲むことで内蔵の働きが高まって温度が高まり体中が温かくなると言われています。
寒い冬は体温が上がってくることが遅く白湯を飲むことで早めに体温が上がり、体温が上がると代謝が上がると言われているのでダイエットに繋がるようです。
予防法7.サプリメントを活用する
イベントや外食する機会も特に多くなる冬ですが、どうしても栄養のバランスが偏ってしまうこともありますよね。
やはりダイエットの為にはどの栄養素もバランスよく摂取することが大切だと言われていますので、補うためにマルチビタミンやミネラルのサプリもおすすめだそうです。
あとよく耳にする「酵素」も大切な成分の1つだと言われていますよね。
酵素は消化や代謝などを含めてさまざまな体の活動を促す働きを手伝っていて、現在1万3000種類の酵素が発見されているそうです。
また体内に存在している「代謝酵素」「消化酵素」ですが、消化を助ける消化酵素が不足してしまうと、代謝に使うはずの酵素を使ってしまい代謝が落ちてしまうそうです。
そこで外から「食物酵素」を摂取することで、消化機能を助けることができ代謝酵素を減らさずに済むことから、酵素と代謝は深く関わっていると言えるようです。
冬太りしてしまった時の3つの対策法
冬はあっという間に体重が増えてしまうこともあると思いますが、冬太りをしてしまった時の対策法です。
対策1.体を温める
体を温めることが大切なのは、「代謝を上げる」ということがダイエットに繋がるのでは、と期待されているからだそうです。
代謝は体温とも深く関係があるので、体が冷えることが多い冬はなるべく体を温めることを絶えず意識しましょう。
方法として湯船に入ることや、カイロでお腹や腹部を温めること、また外に出る場合はマスクの着用も忘れないようにしましょう。
あと家の中で簡単に出来ることとして、かかとの上げ下げがあります。
ふくらはぎなどの大きな筋肉を動かすことで、血液が全身に流れて体が温まってくくる可能性があるので、ふくらはぎを含め足を使うことを意識しましょう。
◆体を温める食材を食べる
体を温めると言われている食材はにんじん、かぼちゃ、ごぼう、しょうが、にんにく、ひえ、あわ、きびなどの穀物類、唐辛子、また赤身の肉やさば、いわしなどです。
冬が旬の野菜や、根野菜、たんぱく質が豊富なお肉や魚類などを食べましょう。
また、あったかい飲み物、スープ、お鍋などで、体を少しでも温めましょう。
対策2.食欲をおさえる
冬の時期、食欲抑えるには日光を浴びることを意識してみましょう。
冬は日照時間も短くなることと、出掛けることも少なくなり、曇りがちな日も多いので体が日光を浴びる時間が減ってしまうと言われています。
そのことによりセロトニンという精神的な安定に役立っているホルモンが減り、食べ物から摂取しようとするそうです。
例えば甘いものは、一時的にセロトニンを増やしてくれるので、食欲が止まらない場合もあるようです。
そこで、セロトニンを増やすためのもう1つの方法はトリプトファンというセロトニンを作る原材料を意識して食べてみましょう。
特にたんぱく質に多く含まれているそうで、牛乳やチーズ、お肉、お魚、納豆や豆腐などです。
血糖値を緩やかに上昇させると食欲を抑えることができると言われています。
納豆などの食物繊維を食事の最初に食べることもおすすめです。
対策3.プチ断食をする
プチ断食は24時間ずっと働き続けている胃腸などの内蔵を休ませて、普段の働きを取り戻してもらうことが目的の1つだそうです。
特に冬の間たくさん食べたり飲んだりしたと思いますので、ずっと働いている内蔵を休ませることで代謝アップにも繋がると期待されています。
プチ断食の方法ですが、1日~3日かけて固形物をなるべく避けて水分を取るという方法ですが、もし体調が少しでも悪化した場合、すぐに中断しましょう。
水分ですが白湯、ヨーグルト、野菜ジュースを飲む方法です。どれか1つに決めてみましょう(砂糖が入ったものは避けましょう。)
白湯の場合はやかんで10分~15分ぐらい沸かして飲みましょう。また、白湯以外を選んだ場合もお水などを飲みましょう。
1日目
昼:軽めの食事(おかゆなど)
夜:白湯かヨーグルト(150g程)か野菜ジュース(180ml以内)
2日目
朝、昼、夜すべて白湯か(合計1L ~2Lが目安)ヨーグルトか(1食150gほど)野菜ジュース(1日に合計500mlまで)
3日目
朝:白湯かヨーグルトか野菜ジュース
昼:おかゆ
夜:おかゆと通常の食事ですが軽めに、また消化がいいものを食べましょう。
※断食をする際は必ず限度を弁えて無理せずに実践してください。
まとめ
冬に太ってしまう原因や対策は色々ありますが、体温と代謝の関係がとても大切なことだとわかりました。
では、もう一度この記事で紹介したポイントをまとめてみますね。
✅姿勢と代謝も関係があるのでよい姿勢を意識する
✅日光を浴びることを心がける
✅セロトニンが減ると食欲が旺盛になる
✅冬こそウォーキング
✅外食が多い時期、連続して食べすぎないこと
✅半身浴の前に浴室を温めること
✅食べる順番は野菜や汁物から
✅むくみはマッサージなどケアを
✅朝の白湯は体温が上がる可能性
✅ふくらはぎなどの筋肉を動かすことを習慣に
✅体を温める食材を食べる(根野菜やたんぱく質)
冬に太りやすい原因の1つに日照時間も関係があること、そのことによってセロトニンが減り食欲が増えてしまう可能性を知ることができてよかったです。
また、冬は体温を一定に保つために体の内部で熱を発生させるので、代謝も上がる可能性ですが、そのためには冷え性などの改善も大切なんですね。
春が近づくにつれて慌てないように、また冬の間も体重を維持できるように一つ一つの方法を試してみたいと思いきたいですね!