埋没毛の8つの治し方と7つの原因とは!?

皮膚の下にうっすらと見える埋没毛、気にされている方も多いのではないでしょうか?
特に足などは意外と目立つので困りますよね。
そもそもどうして埋没毛になるのか?埋没毛を治すにはどうしたらいいのか?
疑問な点もたくさんあると思います。
そんな方のために、今回は埋没毛の原因と治し方を説明します。
埋没毛を改善して、すべすべのきれいな肌になりましょう。
あなたが気になってることはありますか?
埋没毛のしくみ
埋没毛とは皮膚の下に埋まったまま成長し、外に出てくることのない毛のことを言うそうです。
埋没毛は間違ったムダ毛の自己処理により毛穴が傷つき、かさぶたができたり、傷同士が癒着して毛穴を塞ぎ、ムダ毛の出口がなくなってしまった時に起こると言われています。
毛穴という出口がなくなってしまったムダ毛が皮膚の下で成長してしまうのが埋没毛だそうです。
短い毛が皮膚の下に見えている場合や、長い毛がくるくる丸まって埋まっているものまで、様々なパターンがあるようです。
どうせただの毛だからと放置していると、どんどん成長して黒ずみや毛穴の炎症によるしこりの原因にもなると言われています。
炎症がひどくなると、毛穴を切開する外科手術になる恐れもあるようですから、初期のうちに対策をしたほうが良いようです。
埋没毛の7つの原因
埋没毛は間違ったムダ毛の自己処理によって発生するケースが多いと言われています。
自分の埋没毛の原因を知って改善できるところから治していきましょう。
原因1.毛の自己処理のペースが速い
ムダ毛の自己処理は回数が多いほど、肌にダメージを与えると言われています。
埋没毛を予防するには、まずは自己処理の回数を減らすと良いそうです。
理想とされるのは、自己処理の間隔を3日以上開けるのが理想的とされています。
原因2.使っているカミソリが不衛生
ムダ毛の処理に使用したカミソリは、きれいに水洗いし水分をしっかりふき取って保管するようにしましょう。
切れ味の悪いカミソリを使用したり、使い捨てのカミソリを何か月も使い続けると菌が繁殖し、毛穴に入って炎症を引き起こす恐れがあるそうです。
カミソリやシェーバーの刃は定期的に取り換えるようにしましょう。
使用頻度や保管状態にもよりますが、2~3週間に1度交換するのが理想的と言われています。
機能性が高く価格も高価なものもありますので、もったいないような気もしますが、自分の肌のことを考えて衛生面を優先させるようにしましょう。
また、電気シェーバーもこまめに殺菌消毒するように心がけましょう。
原因3.毛抜きを使っている
毛抜きでの自己処理も埋没毛の原因になることが多いそうです。
毛抜きはまだ抜け落ちる前の毛を無理矢理ひっぱって抜くため、毛根や周りの皮膚にかなりのダメージを与えると言われています。
そのダメージが原因で肌に傷がつき埋没毛になりやすくなると考えられています。
また、毛抜きで引っ張った毛が途中で切れてしまうことがよくあると思います。
その毛先がとがることによって、皮膚の中に侵入しやすくなってしまい、侵入した毛はそのまま成長して埋没毛になるとも言われています。
原因4.剃り方が間違っている
ムダ毛の自己処理にカミソリを使う場合、皮膚を傷つけてしまう可能性が高いと言われています。
毛を剃っているつもりでも、力の加減で皮膚を削ってしまっていることが多いそうです。
特に入浴などで肌が柔らかくなった状態のときにカミソリを使用すると、皮膚の角質がはがれ傷がつきやすいそうです。
この時傷ついた皮膚がかさぶたになり、このかさぶたが蓋になってしまい、皮膚の下の毛が外に出ることができずに、そのまま成長し埋没毛になってしまうと考えられています。
原因5.逆剃りをしている
カミソリを使用する際に、時間短縮のため逆剃りをする方もいますよね。最初から毛の流れに逆らって剃ると、毛穴が引っ張られてしまい炎症や黒ずみを引き起こす原因にもなるそうです。
まず、毛の流れに沿って優しくシェービングを行いましょう。逆剃りは最後の仕上げの1回だけで十分だそうです。
原因6.同じ箇所を何回も剃っている
同じ個所を何度も剃ると肌を傷つける恐れがあります。
多くても3~4回までに留め、あまり力を入れないように優しくシェービングするようにしましょう。
原因7.乾燥したまま何も塗らずに剃っている
肌が乾燥した状態の時にそのままでカミソリを使って処理をしてしまうと、肌にかなりのダメージを与えてしまうそうです。
何も塗らずに処理するということは、カミソリで皮膚を削っているのと同じことです。
カミソリで削られた皮膚は傷つき、かさぶたになり埋没毛の原因となってしまいます。
時間がないときなどにやってしまいがちですが、必ずシェービングクリームなどを使用し、剃った後はたっぷりと保湿を行うようにしましょう。
埋没毛の8つの治し方
埋没毛は自分では治せないと思っていませんか?
実は自宅で簡単に改善する方法があるそうなんです。
ただし、状態が悪いときには自分で治すことは難しくなってしまいます。
初期のうちに対策をとることが大切なようです。
治し方1.毎日保湿して自然に出す方法
最も安全で手軽な方法と言われているのは、クリームなどで毎日保湿をして埋没毛を自然に外に出す方法だそうです。
入浴後の毛穴が開いて柔らかくなった状態の時に、クリームなどでたっぷりと保湿しましょう。
さらに、柔らかくなった毛穴とクリームを塗りこむ手の摩擦によって、埋没毛が自然に外に出てくるそうです。
すぐに効果があるのではなく、毎日続けることが大切ですから、入浴後に習慣づけるといいですね。
また、使用する保湿剤は普段使用しているものでも構いませんが、尿素クリームや埋没毛専用のクリームを使うとさらに効果があると言われています。
治し方2.入浴中にスクラブをする
スクラブを使い古い角質を剥がすことも、埋没毛の改善に効果があるようです。
スクラブの細かい粒子が古い角質層を削り、埋もれている埋没毛を外に出してくれると言われています。特に肌が柔らかくなっている入浴中に行うのが効果的だそうですよ。
ただ、肌に刺激が強いそうなので週に1~2回の使用に留め、あまり力を入れて擦りすぎないようにしましょう。
また、粒子の大きいものは肌に負担をかける恐れがありますので、なるべく粒子の細かいものを選ぶようにすると良いですね。
治し方3.ピーリングを行う
毛穴汚れを落としてくれることで知られるピーリングは、埋没毛にも効果があると言われています。
スクラブと似ていますが、スクラブは角質除去、ピーリングは毛穴汚れの解消に特化しているそうです。
ピーリング剤もスクラブと同様刺激が強いと言われていますので、使用回数に注意しましょう。
治し方4.ホットタオルを埋没毛にあてる
温めたホットタオルを、埋没毛の部分に当てるだけでも効果があるようです。
タオルから出る蒸気で毛穴が開いて柔らかくなり、皮膚の下に埋まった埋没毛が外に出てくるそうです。
薬剤を使用しないので安全ですし、手間もなく簡単にできますから挑戦してみるといいでしょう。
治し方5.毛抜きで抜く
毎日保湿をして、ピーリングなどをしても全く効果が見られない時や、すぐに埋没毛を無くしたいという時は毛抜きで慎重に抜くという方法もあります。
ただ、肌に傷をつけて無理矢理掘り出すのは大変危険ですからやめましょう。
皮膚や毛穴に傷がつくと、その部分が炎症をおこし埋没毛を繰り返しやすい肌になったり、炎症の後が黒ずんでしまうこともあるようです。
抜いてもいいのは、少し毛先が出ている埋没毛だけですので気を付けましょう。
また、抜いた後はいつも以上にたっぷりと保湿しましょう。
治し方6.AHA配合の石鹸を使う
AHAとはaヒドロキシ酸といい、果物などに多く含まれていると言われる栄養素のことを言います。
AHAには細胞と細胞の結びつきをほぐす働きがあると言われています。
その働きが、肌の隙間にたまっている古い角質を落とし、ニキビやくすみといったトラブルの改善に有効とされています。
また、AHAが配合されたピーリング石鹸は、肌への刺激も少ないとされていますので、刺激が気になる敏感肌の方などは使用してみると良いでしょう。
治し方7.エステサロンで脱毛をする
埋没毛の改善のために自己処理の回数を減らすと、今度はムダ毛が生えてきてしまって困りますよね。そんな時は、エステサロンでの脱毛に挑戦してみてはいかがでしょうか?
肌を傷めることなく脱毛できますので、埋没毛の予防にもなりますし、自己処理の回数が減ることで、もう出来てしまっている埋没毛にも効果があるようです。
治し方8.医療機関で脱毛をする
医療機関でのレーザー脱毛は、埋没毛に高い効果があると言われています。
レーザー脱毛は黒色に反応して照射されるそうですから、皮膚の下にある埋没毛にも反応すると考えられています。
1度だけでは効果が現れにくいとされていますので、様子を見ながら何度か行うといいでしょう。
医療機関によっては、まず埋没毛を肌の表面に押し出してから、レーザーを照射するというところもあるようです。
埋没毛がひどく気になる方は、相談してみるといいでしょう。
ただし、埋没毛が原因でひどく色素沈着を起こしている場合や、自己処理によって傷になってしまっている場合は、その部分にレーザーが反応してしまうため照射できないこともあるようです。そうなる前に、早めに相談してみるといいでしょう。
埋没毛のその他の問題
見た目が気になる埋没毛ですが、問題はそれだけではないようです。
悪化すると様々な肌トラブルの原因になり、ひどいときには病院での処置が必要になることもあるようです。
埋没毛を放置したら駄目なの?
埋没毛を無理矢理外に出すのは良くないですが、放置しすぎるのもあまり良い事では無いようです。
埋没毛を放置していると、肌のターンオーバーによって古い角質が剥がれ落ち、埋没毛が外に出てくることもあるそうですが、出てこれなかった場合は、成長した埋没毛が毛穴を押し込み、皮膚の下で炎症をおこす恐れがあるそうです。
埋没毛は安全なケアをしながら様子を見て、万が一ひどくなるようであれば病院で処置してもらうようにしましょう。
埋没毛が痒くなったり痛くなることってある?
埋没毛の部分がかゆくなったり、痛くなったりすることがあるようです。
原因は2つ考えられており、1つは埋没毛のある毛穴が開いているときに、何らかの原因で菌が入り込み炎症を起こしている、もう1つは埋没毛の先端がちくちくして毛穴を内部から刺激していることが考えられます。
どちらも悪化すると毛嚢炎(もうのうえん)などのトラブルに繋がりかねませんので、痛みやかゆみが出た場合は、病院で診てもらったほうが良いでしょう。
埋没毛がニキビになってしまう事もある!?
埋没毛とニキビは関係が無いようですが、実は深い関係があるそうなんです。
埋没毛が伸びることで毛穴の内側を圧迫し、炎症を起こしたものがニキビになると言われています。
ニキビになった部分は、下手に触ると悪化する恐れがありますのでニキビ用の薬を塗るなどして様子を見ましょう。
埋没毛の部分がしこりになった場合は病院へ!
埋没毛の部分がしこりになっていたら、できるだけ早めに皮膚科に相談しましょう。
しこりの原因のほとんどは、炎症をおこし毛穴に膿がたまっている状態だと考えられ、ひどくなると外科手術が必要になるケースもあると言われています。
しこりの部分に触らないように、早めに受診しましょう。
まとめ
ムダ毛を自己処理している女性なら、誰もが経験したことのある埋没毛ですが、間違ったムダ毛の自己処理が原因であることが多いようです。ひどくなると改善に時間がかかってしまいます。
そうなる前に、今回の記事のような対策を早めにとることをお勧めします。
それでは、今回の記事のポイントをおさらいしてみましょう。
✅毎日たっぷりとマッサージをしながら保湿をする
✅週に1~2度ピーリングやスクラブなどで刺激する
✅埋没毛の部分に異変を感じたら病院に相談する
ムダ毛の自己処理はできる限り控えたほうが良いようですが、夏場などはどうしても気になってしまいますよね。
自己処理を行う際は、肌にダメージを与えないように十分注意して行いましょう。
また、ジオ処理だけでは対応できない場合はサロンでの脱毛や医療機関での脱毛など検討してみるといいですね。