季節ごとに違う!?冬におすすめの香水の匂いや8つの付け方について

香水は「大人っぽさを演出したい!」、「爽やかな印象を与えたい!」などあらゆる場面で自分を魅力的にしてくれるアイテムです。
香水を選ぶときはどんな目的で使うのか、ある程度はっきりしていると選びやすいですが、やっぱり季節ごとに香りを変えるのが基本です。
春ならグリーンをイメージした香水を使えば、爽やかな季節に合う雰囲気を演出できます。
では、冬ならどうでしょうか。
この記事では、香水の種類やどのタイミングでつけるのがいいのか。冬におすすめの香水や付け方についてまとめてみました。
あなたが気になってることはありますか?
香水の3つの種類について
お店のお洒落な香水をいろいろ見ていると、香水によってオードトワレ、オードパルファム、オーデコロンと名前が違うことに気づきませんでしたか?
香水には大まかにこの3つの種類があります。
香水選びに失敗しないように、この3つの種類について詳しく紹介していきます。
香水の種類は名前が違うだけではなく濃度や持続時間、香水の付け方などが異なります。
種類1.オードトワレ
オードトワレは、普段使いできるカジュアル感覚で使える香水です。
香りがやわらかなので会社などにも付けていけます。「オーデ」や「オード」は、通常濃度が少し薄いという意味で使われます。香りがきついのはちょっと苦手という方に合っています。
オードトワレの持続時間
2時間~4時間ほど(濃度5%~10%)
オードトワレの付け方
2回~4回ほどプッシュして、線を作るように細く伸ばすように付けます。持続性がないので4時間ほど経ったら付け足すのもOK!
種類2.オードパルファム
こちらのタイプはオードパルファムとパルファムの2つがあります。
厳密にいうと香水は濃度が一番高いパルファムのことをいいます。
ほとんどの最高ランクの香水は、このパルファムと思ってください。
最近は昔ほど店頭で見かけなくなり若い方にはあまりなじみがないかもしれませんが、けっこうな値段で販売されています。
香りはかなりきついので、フォーマルなパーティーなどに適しているとされています。
会社に付けていったりお葬式などは避けたほうがいい種類かもしれません。
このパルファムよりも少し濃度が落ちるのがオードパルファムです。
濃度が落ちるといっても、パルファムの上品さと品格にプラスして、トワレのように爽やかさも備わっています。
そのため、パルファムよりも気軽に使えることと、種類が豊富なので自分好みを選ぶこともできます。
お値段と量は、パルファムと比較してもお得なので人気高い香水です。
パルファムの持続時間
5時間~12時間ほど(濃度→15%~25%)
パルファムの付け方
一滴を肌の一点に落とすようなイメージで付ける
オードパルファムの持続時間
5時間~12時間ほど(濃度→10%~15%)
オードパルファムの付け方
オードパルファムはスプレーが主流です。付けるときには、細く伸ばして付けるようにしてみてください。
種類3.オーデコロン
オーデコロンは身近な香水ですが香りが爽やかで香り自体が薄い感じなので、香水として使用するというよりは、リフレッシュしたい!気分転換したい!というときに使う感覚です。
オードコロンの持続時間
1時間~2時間ほど(濃度2%~5%)
オーデコロンの付け方
オードコロンは、香りがきつくないので、ある程度まとまった範囲に付ける。お風呂上りやスポーツの後に全身に付けると、ほのかに香る程度なので、たくさん付けるような使い方も大丈夫です。
香りの変化や付けるタイミング
香水には一種類の香料だけではなくいろんな香料が混ざっています。
それらの香料の濃度と揮発性の違いで香水の香りが変化します。
つまり、香水を肌に付けてからある程度の時間の経過に合わせて香りが変わってきます。
その変化のことをトップノート・ミドルノート・ラストノートといいます。
オードトワレを例に挙げると、下記のように変化します。
持続時間
・トップノート30分経過
・ミドルノート30分~1時間経過
・ラストノート3時間経過
ただし、その日の体温と体質などや気温や湿度など環境によって持続時間は変わります。
何分前に付けるのが丁度いい!?
香水はいったい何分前に付けるのが丁度いいのか、いまいちわかりにくいですが、これは香水に種類によって違います。
ただ、トップノートが香るのは付けてすぐの10分~15分程度で、アルコールの臭いも含んでいることなどを考えると、香りが落ち着く10分程度前に付けるのがベストです。
下記で紹介しますが香水の香りを十分に活用する使い方としては、香水を付けたすぐ後ではなく、ミドルノートの香りに変化するタイミングに合わせるのがポイントです。
トップノート
持続する時間→30分ほど
最初につけた香水は、激しく揮発するので華やかにしっかり香るのがトップノートです。
最初に香りが立ってくるトップノートは、香りの第一印象となるものです。
トップノートはシトラスやスパイスなど揮発性の高い香りで、パッとした印象的な香りが使われていることが多いです。
ただ、パッとした香りはすぐに消えてしまう香りになっているので、店頭でサンプルを試すために肌に付けたときに、肌に付けた直後のトップノートだけで香水を選ぶのはおすすめできません。
ミドルノート
持続する時間→30分~3時間ほど
ミドルノートは、いわば個性がでる部分でもあり、使っている香水を一番表現するのがミドルノートです。
たとえば、香水の説明表記に「~みたいな香り」と表現される部分にあたります。
フローラル系やフルーティー系で主に多く使われています。
自分のスタイルや気持ちに合った香りかどうかを確認するなら、このミドルノートの印象で決めるのが適しています。
ラストノート
持続する時間→~12時間ほど
ミドルノートが使っている香水を一番表現するとしたら、ラストノートは最後の余韻として香りを残すものです。
ラストノートは香りに深みが増し幅を広げて、香っている時間も長いので、付けている人の印象を決定づける大切な部分といえます。
ラストノートは、深みと暖かみのあるムスク・アンバー・サンダルウッドなどの残香性の高い香料が使われています。
冬におすすめの香水を付ける8つの位置
冬の季節は香水を使ってうまく演出したりするのが難しい季節です。
冬はコートやジャケットの厚着になることが多くなるので、そうなると香水の付ける位置もある程度考えてつける必要があります。
香水は体温や気温が低すぎるとうまく漂うように香りません。また、湿度が低いと香りが飛びやすくもなります。
では、冬はどの位置に付けたらいいんでしょうか。
そこで、冬におすすめに香水を付ける8つの位置を紹介します。
冬はどんな香りの香水でも楽しめる季節なのでぜひ参考にしてください。
付ける位置1.脚の膝の裏
香水は体温の高さによって香りの漂い方に変化がみられますが、香りは下から上に上がっていくという特徴があります。
夏なら手首に付けるだけで十分ですが、冬は足の膝の裏に付けておくとほのかに香りが上に登ってきます。
また、香りを控えめにしたいときにも、下半身の位置を中心にして付けるのがおすすめです。
膝の裏はスカートをはいていてもパンツでも、洋服で隠されている部分なので体温がある程度上がります。そのため、香りも立ちやすいのです。
付ける位置2.足首
膝の裏と同じく足首の位置に香水を付けるのもおすすめです。
足首に付けることの意味として、1番相手に香りを感じてもらいやすい位置といわれています。
パンツやスカートで歩いたりする度に足首から香水の香りが立ち上ってくるので、コートなどやジャケットを着ていても香りを楽しむことができます。
ふんわりと香りを楽しむなら足首や膝の裏と足首につけるのがおすすめです。
付ける位置3.手首
香水は体温の高い位置に付けると、香水の香りが効果的に感じさせてくれます。
なので、しっかり香水の香りを感じたい、相手にも香りをアプローチしたいときは手首の内側が適しています。
手首の内側は季節に関わらず比較的体温が高い位置です。
ちょっとした手の動作でしっかりした香りを印象づけるのにおすすめです。
ただ、手首は自分が思った以上に香ってしまう部分です。あくまでも香りを強調したいときだけに使いましょう。
付ける位置4.ウエスト
香水をうまく香らせるには、ウエストの位置に付けるのもおすすめです。
ウエストも洋服などで見えない部分ですが、体温も高い部分なのでほんのりとした香水の香りが演出できます。
ウエストの位置に使う場合は、洋服を着る前に両脇に1プッシュずつするのがベストです。
香水が渇いてから洋服を着ると、ふんわりとしたいい香りが下から上がってきます。
付ける位置5.耳の後ろやうなじ
耳の後ろやうなじの位置も比較的気温が高いのでこの位置に香水を付けるのも適しています。
この位置に付けると自分も香りを感じると同時に、隣り合っている相手にもしっかり香りが感じられるので、自分を印象づけるのにおすすめの位置です。
付ける位置6.上着やファー等にちょっと付けておく
上着やファー等にほんのちょっと付けておくのもおすすめです。
上着やファーを脱いだ時に、ふんわりと漂ってくる香りは上品です。
このシチュエーションで漂ってくる香りに、周囲の男性は心が動かされるようですよ。
ただし、上着やファーなどにシミができてしまう場合もあるので、付けるときには目立たない位置に吹きかけるなど工夫してください。
付ける位置7.ハンカチ等、持ち物に付ける
香水はハンカチなどや持ち物などに付けておくのもおすすめです。
カバンを開けるたびにほんのりといい香りがして、軽く香水を楽しみたい方にも合います。
また、スカートの裾やコートの裾の内側の位置に一振りするのもいいかもしれません。
足が動くたびにふんわりとしたいい香りがまとわりつくので、きつい香水が苦手な人でも楽しめます。
スカートやコートに付けるときにもシミにならないように注意しましょう。
付ける位置8.爪の裏に付けるといい!?
上記では香水を付けるおすすめの位置を紹介してきましたが、意中の人に印象づけるのにベストなのが、爪の裏ともいわれています。
というのも、デートのときに手をつないだりすれば爪の裏からほんのりとした香水の香りが相手の手の中に残るからです。
そうすれば、彼がちょっとした動作で、手から香ってくる香りを感じることでその人のことを思い出してしまうからです。
よく街中で人とすれ違ったときに、元カレと同じ香りを感じることってありませんか?ついつい思い出してしまいますよね。
実は視覚で感じる記憶よりも香りで感じる記憶のほうが印象的ともいわれているんですね。
爪の裏に香水をしのばせるというテクニック、大切な日にはぜひ試してみてください。
冬におすすめの香水の香り
冬におすすめに香水を付ける8つの位置を紹介しましたが、では冬にはどんな香りが合うんでしょうか。
香水には、その季節に合う香水を身にまとうのが基本です。
春や夏はあまり重めの香水の香りは向きません。その点、冬は重めの香りにすることでより効果的に印象づけるのにはいい季節です。
冬は濃厚な香りがするものや甘いながらも大人の雰囲気を醸し出す香水が合っています。
また、冬なので暖かみのあるどっしりとした香りも季節に合います。
爽やかな香りだけしか試したことがないなら、冬こそ重くてしっかりと香りを感じることができる香水にチャレンジしてみてはどうでしょうか。
冬は初めての香水にチャレンジするにはいい季節です。
香水を付ける際の4つの注意点
ここまで香水について紹介しましたが、冬は濃厚な香りが合うことから、冬に香水を付けるときには4つの注意点があります。
注意点1.体を清潔にしてから扱う
香水を使うときには、体を清潔にしてから扱うように注意してください。
汗や体が汚れていると香水と体臭や汗の臭いが混ざり合って、予想もしないような香りになってしまう可能性があるからです。
また体臭を気にして付けるのも良くありません。香水には消臭効果などはありません。
体臭を消そうとして香水を使うと、体臭と香水が混ざってより不快な臭いになってしまう可能性もあります。
体臭は消臭効果のあるスプレーなどを使用するようにしましょう。
注意点2.肌に直接付ける
香水を体温が高い肌に直接付けると香り立ちが良いですが、場合によっては肌に刺激になってしまうこともあるので注意してください。
手首につけたときに、こすっている方を多くみますが、こすってしまうと香水に含まれる香料の粒子が潰れてしまうようです。その結果、香りが薄れて長持ちしないといわれています。
注意点3.香水を付け過ぎないようにする
冬は香水に付け過ぎに注意してください。それでなくても、冬の香水は濃厚になりがちです。
冬は香水が飛びやすいという特徴もあるので、嗅覚が香水に慣れてしまって本人でも付け過ぎていることに気が付かない場合もあります。香水はくれぐれも付け過ぎないようにしましょう。
注意点4.香水を付けない方がいい場所
香水は付けない方がいい場所もあります。特に直接日光があたってしまう部分には使わないようにしましょう。使ってしまうと、肌にシミとして残ってしまうころもあると言われております。
鼻と首
鼻の周辺に香水が付いてしまうと嗅覚疲労になり匂いがわからなくなります。
また、首でも直射日光があたる場所は避けましょう。
喉の周辺
喉の周辺はネックレスなどでよくかぶれてしまう方もいるほど皮膚が敏感な場所です。
なので、喉の周辺には使わないようにしてください。
脇の下
汗が出やすい脇の下に付けるのは避けてください。
汗と香水が混ざって不快な匂いになってしまう可能性があります。
まとめ
いかがでしたか。
香水は使い方によってほのかに香るいい香りを出せます。付け過ぎなければ楽しめます。
では、この記事で紹介したポイントをおさらいしてみましょう。
✅オードパルファム:5時間~12時間ほど
✅オーデコロン:1時間~2時間ほど
✅香水はミドルノートの印象で決める
✅香水を付けた肌をこすると香りが半減
✅直射日光があたる部分や喉、脇の下には使わないこと
香水はうまく使うと周囲の人にプラスの印象を与えます。
冬こそ香水で華やかな雰囲気を演出してみてはどうでしょうか。