ニキビは放置しておいても治るの?心がけたい2つの生活習慣とは

仕事やプライベートが忙しく気がつくとニキビができていたけれど、放置していたらいつのまにか治るという経験をしたことがある方もいるのではないでしょうか?
ニキビは本当に放置しておいても治るのでしょうか?
詳しくみていきましょう。
あなたが気になってることはありますか?
放置したほうが治るニキビとそうでないニキビの違いは?
ニキビは毛穴に角質や皮脂が詰まり、アクネ菌がその詰まった角質や皮脂をエサとし異常繁殖することで起こると言われています。
ニキビには進行度によって種類が分かれ、それぞれ治療法が異なってきます。
それでは放置したほう治るとされているニキビを放置しないほうが良いとされるニキビはどこが違うのでしょうか?
☑放置したほうが良いニキビ
一般的に放置したほうが治るまでの期間が早いと言われているニキビは、初期のニキビから赤にキビと呼ばれるニキビまでを指します。
ここでいう放置で治るとは、無理にニキビをつぶしたり触ったりせずに通常のニキビケアはするが特別な処置は行なわないという意味になります。
決してニキビケアをしなかったり食生活の見直しをしないような本当の放置という意味ではないので、勘違いしないようにしましょう。
☑放置しないほうがいいニキビ
反対に放置しないほうが治るまでの期間が早いと言われているニキビは、赤ニキビより進行した膿があるニキビです。
ニキビの膿は異常繁殖したアクネ菌との戦いに敗れた赤血球や細菌の残骸のため、そのまま放置しておくとお肌にとって不要なもののためきちんとした処置をし、なるべく早く治るようにすると良いでしょう。
適切な処置を行なわずにそのまま放置しておくとニキビが跡になったりお肌がクレーター状になる可能性もあるため、注意が必要です。
ニキビが治るための種類別の対処法
ニキビは炎症の進行度によって4種類に分けることができると言われています。
ニキビがきれいに治るためには種類に合わせた適切な対処法を行なうことが大切です。
それではニキビの種類別に適した対処法を見ていきましょう。
①黒ニキビの対処法
黒ニキビは毛穴が開き皮脂が飛び出している状態のニキビのことを指します。
炎症はまだ起こっていない状態のため、この段階できちんとニキビケアをするとニキビ跡が残らずにキレイな状態で治る確率が高くなります。
黒ニキビが治る方法でおすすめなのは正しい洗顔です。
洗顔時にできるだけお肌の負担を少なくするためにも、普段よりメイクを薄くするのも良いでしょう。
②白ニキビの対処法
白ニキビはニキビの初期段階のためしっかりとしたニキビケアをすることで早く治ると言われています。
ニキビをきれいにしようとつい力をいれてしまいがちですが、優しく正しい洗顔を心がけることでお肌のバリア機能やターンオーバーが正常化され、白ニキビが早く治ると言われています。
固まった角質が取れそうであれば自分で取っても問題はないと言われていますが、放置することは避けまずは正しい洗顔を心がけましょう。
③赤ニキビの対処法
赤ニキビは膿はまだ出ていませんがニキビが炎症を起こしている状態です。
この状態のニキビは下手に触ったりするとニキビ跡になる可能性があるため、自分でつぶそうとせずにできるだけニキビに触らないようにしましょう。
また、ニキビの上に油分の多いリキッドファンデーションなどのメイクはニキビがさらに悪化する可能性があるので、使用を控えることが大切です。
赤ニキビは一般的に抗炎症成分が配合された塗り薬を使用すると治ると言われていますが、薬を使わずに赤ニキビを治したいという場合は朝はぬるま湯、夜は洗顔料を使い優しく洗顔することを心がけましょう。
赤ニキビがキレイに治るようにするためにも、万が一悪化した場合は放置せずにすぐに皮膚科を受診するようにしましょう。
④黄ニキビ
黄ニキビは赤ニキビが悪化したもので、膿がお肌の表面に出てきているため見た目は白く見えます。
ニキビの炎症がかなり進んでいるためニキビ跡が残りやすいので、キレイに治るようにするためにも放置せずに早めに皮膚科を受診するようにしましょう。
黄ニキビの治療は一般的には塗り薬ですが、症状によっては抗生物質を飲む場合があります。
また、この状態までニキビが悪化しないように早めに正しい処置をしてキレイにニキビが治るようにすることが大切です。
ニキビ跡とニキビはどっちを優先したほうが良いの?
ニキビが治るように適切なケアを行なわずに放置したままにすると、ニキビの炎症が進行しニキビ跡が残ってしまう可能性があります。
ではお肌にニキビ跡だけでなくニキビもできている状態のときは、ニキビケアとニキビ跡のケアはどちらを優先していけば良いのでしょうか?
☑まずはニキビのケアを優先
ニキビケアとニキビ跡を消すためのケアを同時に行なうことは難しいため、まずは現在お肌にできているニキビが治るためのケアをすることを優先しましょう。
このときニキビ跡のケアを先にし、すでにできているニキビを放置してしまうとニキビが悪化してしまい、結果的にニキビ跡が増加する可能性があります。
美しい肌を取り戻すためにも今できているニキビが治るケアをしていきましょう。
☑ニキビ跡は3種類に分類される
ニキビ跡は3種類に大きく分類することができると言われています。
<赤みタイプ>
一見重症に見える赤みタイプは実はそれほど重症ではなく、基本的なケアをしていくことで自然と治ると言われています。
<色素沈着タイプ>
赤みタイプと見た目は似ていますが、シミと同じようにメラニンに関係していると言われています。
同じくケアをしていると治ると言われていますが、完全に治るまでは時間がかかります。
<クレータータイプ>
この状態になると完全に治るのは難しいと言われています。
少しでも跡が治るにはコラーゲンやヒアルロン酸注射などを利用し真皮層の組織を回復させる必要があります。
ニキビ予防として心がけたい2つの生活習慣
ニキビができて放置しておくとニキビは悪化し、跡に残ってしまう場合があります。
ニキビができたら治るような処置をすることも大切ですが、日頃からニキビ予防を心がけニキビができにくいお肌になることが重要です。
①正しい洗顔
ニキビケアとしてはもちろん、ニキビの予防としても大切なのが正しい洗顔です。
少しでもお肌をきれいにしたいからと1日に何度も洗顔料を使用して洗顔することはせずに、洗顔料を使用するのは1日1回までにし、擦らずに優しく洗うように心がけましょう。
また、洗顔料を顔にのせる時間が長いほど必要な皮脂がどんどん取り除かれ、ニキビができやすくなるため洗顔料の使用は30秒を目安にし、放置しないようにしましょう。
②規則正しい生活
ニキビ予防やすでにできてしまったニキビが治るためにも規則正しい生活を心がけることも大切です。
暴飲暴食や寝不足といった状態が続くとニキビができやすいお肌になってしまいます。
日々の食事を栄養バランスの良いメニューにし、十分な睡眠時間をとれるように心がけましょう。
栄養バランスに不安がある方はサプリメントなどを利用するのも良いでしょう。
また、ニキビができてしまっても放置せずにすぐに適切なニキビケアをすることで治る時間が短くなります。
まとめ
ニキビは初期段階のものであれば放置していても治る場合があると言われています。
この放置という意味は、無理にニキビをつぶそうとしたり触らないようにするという意味で、ニキビケアを全くしなかったり食事面に注意しないという完全な放置ではないため注意が必要です。
ニキビができてケアをせずに放置しているとニキビが悪化し、ニキビ跡になってしまう可能性があるため放置せずにニキビの状態に合わせ適切なケアをし、ニキビが早く治るように心がけることが大切です。