ハイヒールには正しい歩き方がある!美しく見える歩き方をご紹介

気に入って買ったハイヒールでも「すぐに足が痛くなる!」「ハイヒールは疲れる!」といった悩みを持つ方は多いですよね。歩いている途中で痛さが我慢できず変な歩き方になったりもします。
ハイヒールは痛くならないような姿勢や歩き方などのコツがあります。歩き方を意識するとキレイなスタイルで颯爽と歩けますよ。
そこで、ハイヒールの正しい歩き方や足が痛くならない姿勢、ハイヒールの美しく見える歩き方を紹介します。
あなたが気になってることはありますか?
ハイヒールの種類
私たち女性用の靴は、いろんな種類があってファッションに合わせて靴を選べるのがいいですよね。そんな靴の中で、仕事やファッションに合わせていつもハイヒールにしている方も多いと思います。
ちなみに、ハイヒールというのは、靴の種類ではありません。あくまでもかかとの部分の高さを表している言葉で、ヒールが7センチ以上の高さがある靴のことを指します。
そして、ハイヒールと混同しがちなパンプスは、靴の種類の一つです。パンプスは、つま先部分とかかと部分が覆われている形をしている靴で、足の甲の部分が浅く大きく開いていている靴のことをいいます。
なので、ヒールの高さが7センチ以上あるパンプスがハイヒールです。例え、ブーツやミュールサンダルなどのヒールが7以上あればすべてハイヒールとなります。さて、ハイヒールにも種類があります。それぞれのヒールの名前と特徴を紹介します。
(1)ピンヒール
棒状になった細いヒールです。ハイヒールの代名詞ともいえるので、ハイヒールと聞くとピンヒールを思い浮かべる方もおおいですよね。
(2)チャンキーヒール
チャンキーヒールは、ずんぐりした太いヒールです。ヒールが高くても幅が広いので安定感があります。ブーツなどによく見られます。
(3)プラットフォーム
プラットフォームは、厚底ラバーソールともいわれる厚底靴です。このタイプのヒールは、脚を細く長く見せるのに効果的です。
(4)ウエッジソール
ウエッジソールは、くさび型の靴底という意味で三角ソールとも呼ばれる厚底靴です。
こちらは、土踏まずにくぼみがないのでバランスを取りやすく安定感もあり、痛くなりにくいタイプの靴です。夏は、コルク素材やジュートなどを使ったウエッジソールが人気ですよね。
(5)コーンヒール
コーンヒールは、その名の通りアイスクリームのコーンの形に似ている、先が細く付け根が太いヒールです。ショートブーツ・ブーティ、パンプスなどでよく見られる形です。
(6)フレンチヒール
一般のヒールよりも、付け根は太めで、くびれたようにヒールの先に向かうほどカーブになっているタイプのヒールです。
凝ったデザインや華やかなデザインが多いので、パーティなどに似合うヒールです。
(7)スタックドヒール
薄い革や木の板を何枚も積み重ねて作られているヒールで、積み革ヒールともいわれます。
衝撃には強くパンプス・サンダル・ブーツなどによくみられます。
(8)セットバックヒール
チャンキーヒールの一種で、パンプスによく使用されるデザインで、かかと部分の付け根から床まで太目で垂直なヒールが特徴です。
ヒールで綺麗に歩く方法
さて、ハイヒールの特徴や種類がわかりましたよね。ハイヒールにはおオシャレなデザインが色々ありますが、ハイヒールは美しい歩き方をすることでグンと美しさが増します。
では、ヒールで綺麗に歩くにはどんな歩き方にすればいいのでしょうか。ハイヒールで歩くときには、体の中を1本の棒が入っているイメージで、体をまっすぐにすることが基本です。
上半身が曲がってしまうと、どんな歩き方をしても綺麗なラインは作れません。
そこで、ヒールで綺麗に歩く方法を紹介します。この歩き方をマスターすれば、体のラインがよりスレンダーに作れるのでハイヒールの歩き方が綺麗に見えますよ。
1.頭からお尻までまっすぐになるような姿勢で立ちます。
2足は、足を前に出す時には、つま先は上げずに降ろしたままの状態で、つま先から着地するように意識してください。重心は親指側に乗せましょう。
3.後ろの足は膝をしっかり伸ばして、前に出す時には、前足の膝と膝をこするように出します。
動画を見てもわかるように、まっすぐに立っていますよね。この姿勢を意識しながら次の3つのコツも意識してみましょう。
①歩幅を意識する
ヒールで綺麗に歩くには、歩幅を意識することがコツの一つです。もちろん着る洋服によって歩幅を変えます。
✅スカートの場合
歩くときは、裾の動きや広がりを意識して、小さい歩幅で歩くようにします。
✅パンツの場合
パンツの場合は、より足の長さを意識できるように、大きな歩幅で歩きます。
こうしたちょっとした意識が、洋服からヒールまでのラインをスタイリッシュにして、綺麗な歩き方になります。
②つま先から降ろすことが美しく見せるポイント
動画の最後の方でも紹介している通り、ヒールでの歩き方は、つま先から降ろすようにしましょう。ヒールは、つま先から降ろすことが美しく見せるポイントです。
綺麗な歩き方は、1本の線をまっすぐ歩くようにすることといわれています。
1本の線に先につま先を下ろし、そのつま先の前には、次に運ぶ足のかかとを着地させることを意識して歩いてみてください。
③顎を2cm程度上にあげると直線がきれいに見える
まっすぐ綺麗なラインで歩く場合は、「顎は引く」といわれることが多いですが、顎を引いてしまうと背中が次第に曲がって、前のめりのような歩き方になってしまいます。
なので、顎を2cm程度上にあげるように歩きます。こうすることで歩き方が直線できれいに見えますよ。どうしても顎が引き気味になる方は、胸を開くように意識すると顎が上がりやすいです。
ハイヒールを履いて歩く練習をする!
ハイヒールを履いて正しい姿勢で歩くには、歩く練習をするのがおすすめです。
今までの歩き方を正すことになるので、練習をするとより意識をしやすいです。まずは、ハイヒールを履かずに、姿勢や歩き方のコツなどを意識しながら練習します。
頭はまっすぐにし横から見ると「人」という字になっていることがベストです。頭の位置は動かさずに一定になるようにしてください。
靴底の減りで歩き方のクセを知る
ハイヒールを履いて正しい姿勢を意識することも大切ですが、そもそも、普段の自分はどんな歩き方をしているのかも知ってしておきましょう。
自分の歩き方は、靴底の減り具合でクセを知ることができます。
①外側が減る
重心が足の外側にかかる場合、足の外側の筋肉がついて足の内側の筋肉が緩みがちなのでガッチリとした足になりやすいといわれています。
②内側が減る
内側に減る方は、歩き方に膝を曲げるクセがある人に見られがちで、普段から姿勢が悪く猫背タイプの方に多いです。
③かかとの後側が減る
また、腰を丸めるような姿勢で歩くことから腰痛に悩む人も多いとか。
背筋や腹筋に衰えを感じている方は要注意です。
④つま先の先端が減る
特に靴底の指先の先端部分がよく減る方は、つま先では着地しているものの、前かがみの姿勢で歩いているといえます。
ハイヒールを履いて痛くなる人は必見!姿勢と歩き方を紹介
高いハイヒールは、体を支えるには重心が取りづらくて不安定になりやすいです。
そんな不安定なハイヒールを履いて痛くなる人は、痛くなりにくい姿勢と歩き方のポイントを意識してみましょう。
①意識したい姿勢
ハイヒールは、体が前や後ろに傾くクセがあると、靴擦れの原因になったり前滑りして痛くなります。まず、両足をそろえたらまっすぐに立ちます。目線は少し上にしましょう。
重心は、かかと寄りに置くか土踏まずに置くと体が安定するはずです。
先ほども紹介したいように、体の真ん中に1本の棒がつらぬいているイメージを持ってみてください。
②意識したい歩き方
上の姿勢をキープしたら、この状態でだいたい10mほど先を見ます。このまま歩き出しましょう。
つま先は上に上げずに下に向けたままで踏み出します。そのまま地面に着地しますが、この時に、重心を置いていた後ろの足から、重心を前に踏み出した足に移動させることを意識してください。
あとは、両方の膝をこするかのように後ろの足を前に出します。歩幅は狭くすることを意識しましょう。
ハイヒールは足への負担が大きい?
ハイヒールは、ファッションだけではなく仕事で必要で履いている方も多いでしょう。
ただ、ハイヒールは、足への負担が大きいといわれています。
①脚が太くなる
基本的に、ハイヒールはつま先たちのようにして立ったり歩いたりをしています。
ハイヒールは、つま先とかかとを使った歩き方となってしまうので、このような歩き方が毎日続くと下半身に負担が集中します。
その為、何とかバランスを取ろうとするので、無意識のうちに余分な力を入れて脚が太くなるといわれています。さらに、ハイヒールは、常にふくらはぎの筋肉が緊張している状態が続きます。そうなると、ふくらはぎの筋肉の収縮や緩みができなくなるのでむくみになります。
ふくらはぎは、収縮や緩みを繰り返して血液を上半身に送り返すポンプの役目をしています。ところが、ずっと緊張しっぱなしのふくらはぎなので、本来の役目ができないため足がむくみやすく太る原因になります。
②脚の筋肉の使い方が難しい
ハイヒールは、前かがみになったような姿勢になりがちなので、どうしても不自然な姿勢になります。
そうなると、太ももの全面とふくらはぎに力が入るので、脚全体の筋肉をバランスよく使えていません。だからハイヒールは疲れやすいわけです。
ハイヒールは脚の筋肉の使い方が難しいので、ハイヒールを履くなら正しい歩き方をマスターすることは不可欠です。
③血行が悪くなることも
ハイヒールには、先が細く詰まったようなデザインがありますが、このようなデザインは、つま先の血行が悪くなりやすく、アキレス腱や筋肉が固くなります。
そのためむくみも出やすいです。それでなくても心臓から遠く血行が悪くなりがちなので、ハイヒールはあまり脚にはいいとはいえません。
ハイヒールを履いた一日の終わりは、脚をマッサージするなどして、冷えやむくみの対策は必要といえます。
④骨盤が歪んでしまう
ハイヒールを履くことで骨盤が歪みやすいことも指摘されています。つま先に体重をかけていれば、自然と骨盤が前に傾いて腰は反ってしまいがちです。
この状態の歩き方を続けていくうちに骨盤にゆがみが生じることもあるんですね。骨盤が歪んでしまうと、内臓の位置が下がったり下半身に脂肪がつきやすいこともあって、脚がより太くなってしまいます。
ハイヒールの選び方が重要
さて、ハイヒールを履いた時の姿勢や歩き方や負担などをお話ししてきましたが、なるべく負担がかからないようなハイヒールの選び方も重要になってきます。
では、どんなハイヒールを選ぶのがいいんでしょうか。
①先が丸いハイヒールは疲れにくい
足が痛くならないようにするには、先が丸いハイヒールを選ぶといいですよ。先が丸いハイヒールが指が圧迫されにくく曲がりにくいので疲れにくいです。
先端部分が尖っているハイヒールは、締め付けがあって指が痛くなり安いです。
先が丸いタイプでつま先が楽なタイプの靴は、
・オープントゥ
・スクエアトゥ
・ラウンドトゥ
などです。
②自分の足にフィットするハイヒールを選ぶ
ハイヒールは、自分に足にフィットするハイヒールを選ぶようにしましょう。デザインが気に入っても無理して履いていると、結局は履かずに終わってしまう靴になってしまいます。
足の形は人それぞれ違います。試着する時にしっかりフィットしているか、ゆるくないか、かかとが余っていないかなど、少し歩いて確認しましょう。
③素足でつま先立ちを試す
ハイヒールには、7センチや9センチのものから5センチほどのものもあります。自分が履いて無理せずに歩けるのは、どのぐらいのヒールかも確かめましょう。
確かめる方法は、素足でつま先たちをして、無理のない高さの状態でかかとが床からどのぐらいの高さがあるかを試してみてください。無理のない高さを感じられたら、その高さが自分に合うヒールの高さです。
どんな靴でも履き方と歩き方が大事
ハイヒールを履いて一日動き回ることは、ある意味運動をしていることと変わりはありません。
それも、きつい筋トレを続けているわけなので、筋肉が回復する時間もなく疲れだけがたまることになります。
ローヒールでもスニーカーでも、どんな靴でも履き方と歩き方が大事です。
普段、ハイヒールを履くことが多いなら、休日はスニーカーをメインにするなどしてメリハリをつけましょう。あとは、足の疲れを少しでもとってあげることが大切です。
①インソールを入れると歩きやすくなる
ハイヒールの履き方で、インソールを利用するのもおすすめです。ハイヒールは、前に体重がかかるのは避けられないので、足が靴の中で滑って歩きにくいですよね。
そこで、滑り止めのインソールを入れると、着地するたびに滑らないのでかなり歩きやすいですよ。滑らない分、しっかり地面を蹴って正しい歩き方ができます。
まとめ
いかがでしたか。いくらステキなハイヒールでも、正しい歩き方でないと痛くなってしまったり不自然な動き方になってしまうんですね。では、この記事のおさらいをしておきましょう。
✅つま先は降ろしたまま
✅膝と膝をこするように歩く
✅歩幅は、スカートやパンツなど切る洋服に合わせる
✅つま先から降ろすことがポイント
✅顎は2cm程度上げる
✅靴底の減り具合を見て歩き方のクセを知る
✅ハイヒールで痛くならない姿勢と歩き方
・重心は、親指に置くと安定する
・重心は、後ろから踏み出した前足に移動
✅ハイヒールの負担
・余計な力が入り脚が太くなる、むくみやすい
・筋肉が疲れやすい
・血行が悪くなりむくみやすい
・骨盤が歪みやすい
✅ハイヒールの選び方
・先が丸い形のハイヒールは疲れにくい
・試着でフィットするか確認する
・素足でつま先立ちをした時の無理のない状態でヒールの高さを決める
✅インソールを入れると靴の中で足が滑りにくい
せっかくのハイヒールがステキに見えるように、正しい姿勢で美しい歩き方をマスターしてハイヒールを楽しんでくださいね。