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美白といったらこれ!「アルブチン」の3つの効果と副作用について

アルブチン

ここ数年、美白効果を狙った化粧品やCMをよく見ますよね。その中でも化粧品のパッケージなどでもよく見かける「アルブチン」。

アルブチンは、美白成分が配合されていることから様々な化粧品に配合されています。

アルブチンの何が美白効果に繋がっているのか、あまり詳しくはわからない部分もありませんか?また、アルブチンを使うことでの副作用はあるのでしょうか。

この記事では、アルブチンの種類や効果、副作用からアルブチン配合のおすすめの商品を紹介します。


アルブチンって何!?

アルブチンとは

そもそもアルブチンって何?ということを説明する上で、強力な美白作用が認められるハイドロキノンについて説明する必要があるかもしれません。

ハイドロキノンは<肌の漂白剤>と呼ばれるほど美白作用は強いといわれています。その美白力の作用の強さゆえ、リスクとして副作用も存在しています。

そこで、このハイドロキノンを参考にして、より肌に穏やかに優しい美白成分を探求して開発されたのがアルブチンというわけです。

このような経緯が発端でアルブチンが作られたことから、アルブチンは「ハイドロキノン誘導体」と呼ばれることもあります。なので、ハイドロキノン誘導体とハイドロキノンの中身はまったく別の成分です。さらに、アルブチンは厚生労働省より美白成分として認可されているものです。

アルブチンの2つの種類

実は、アルブチンには、α-アルブチンとβ-アルブチンの2種類があります。

それぞれの特徴を見ていきましょう。

α-アルブチン

α-アルブチンは、ハイドロキノンにブドウ糖を結合して作った人工成分です。

どちらかというと、肌との相性ではα-アルブチンの方が良いと考えられています。また、α-アルブチンとβ-アルブチンを美白効果で比較すると、α-アルブチンの方が約10倍も美白効果が高かったという研究結果も出ているようです。

このような理由もあって、売られている化粧品にはα-アルブチンが配合されていることが多くなっているようです。

β-アルブチン

β-アルブチンは、植物のコケモモや梨やウワウルシの葉っぱに含まれる天然成分を抽出したものです。

天然成分とはいっても、α-アルブチンと比べると肌の親和性が低いことから美白効果では劣ります。

アルブチンとハイドロキノンの違い

強い美白力を持つハイドロキノンを肌に穏やかにするために開発されたアルブチン。この二つの違いは、まず、刺激の強さです。

ハイドロキノンは、美白力が強い反面、肌への刺激も強いとされています。

一方、アルブチンは肌への刺激が少なく、その分、安定性の高さは勝っています。

また、ハイドロキノンにはシミやくすみの元になるメラニンを除去する作用があります。

一方、アルブチンの美白作用は、そんなメラニンが活性化する際に発生する酵素チロシナーゼを抑えて美白に導くものです。

アルブチンは、チロシンとチロシナーゼの結合を阻害してメラニンが発生しないように防ぐ働きをします。アルブチンの特徴は肌に入ると、その一部が分解されてハイドロキノンの働きも発揮するという性質もあります。

アルブチンの3つの効果

アルブチン 効果

では、アルブチンが肌に与える効果とはどんなものでしょうか。

アルブチンを使うことでの効果は大きく分けると3つあります。

1.美白効果

アルブチンは、シミの元になるメラニンそのものの生成を抑制する働きがあることから、美白効果としてはかなり注目されている成分です。

私たちの肌は紫外線を浴びるとメラノサイトの数が増えて、メラニンの生成が活発化するという流れでシミが作られていきます。

メラニンは、外敵となる紫外線の侵入を防いでくれる大切な働きもしてくれますが、メラニンが活発になればシミの元になるところが問題です。メラニンは、紫外線だけではなく、肌の過度な刺激やストレスなどでターンオーバーのサイクルが乱れてくると、新陳代謝がうまく働かず、それに伴ってメラニンが肌に停留することになります。

そんなメラニンが黒くなってしまう原因は、上記で紹介したチロシナーゼでの作用です。

チロシナーゼの酵素がメラニンを酸化させメラニンを黒色化します。

アルブチンは、このチロシナーゼの生成を抑えるのでメラニンの活性化を阻害し黒色化を防いでくれます。

つまり、紫外線を浴びてしまった後の肌でも、メラニンが黒くなってしまう前であれば、アルブチンの美白効果で黒くなるのを防げるわけです。

ピーリングと一緒に使うと美白効果が高まる

アルブチンが配合された化粧品で美白効果を狙うなら、肌のターンオーバーをケアするような化粧品と組み合わせて使うのが効果的とされています。

そのため、古い角質を取り除くピーリングなどと一緒に使うことで、よりいっそう美白効果が高まるとされていて、透明感のある肌に繋がるといわれています。

2.尿路感染症を予防する効果

アルブチンと尿路感染症とどんな関わりがあるのか不思議に思う方も多いでしょう。

アルブチンは、尿の中で分解されるとハイドロキノンを生じます。

ハイドロキノンには、もともと腎細胞を刺激して利尿作用をもたらす働きがあります。そのため、治療などにもアルブチンが用いられています。

ハイドロキノンは、殺菌効果の働きもあることから、尿慮消毒薬や利尿薬として、膀胱炎や腎炎などの症状による尿路感染症や尿路結石の予防などに使われているようです。

3.シミやくすみを予防する効果

アルブチンの美白効果でも紹介したように、アルブチンはメラニンを黒色化させてしまう酵素のチロシナーゼの作用を抑えるので、シミやくすみ対策、美白に効果が期待できます。

ただ、このアルブチンの作用はあくまでもシミやくすみになるかもしれない前の予防的な効果といえます。

完全にできてしまったシミを消すような効果までは期待はできません。

ところが、できてしまったシミは、メラニンが集中して生成しやすくなっている状態なので、そのままシミを放置しておくと濃くなってしまう可能性があるわけです。そこでアルブチンが力を発揮します。

できてしまったシミの部分にアルブチンを塗っておけば、それ以上シミが濃くなることを抑えることができると言われています。

紫外線などの外的な刺激でシミができやすいですがくすみにもなります。アルブチンの美白効果は、透明感のある肌に導くのでくすみを防ぐ効果も期待できます。

ビタミンCと一緒に使うと効果が高まる

メラニンそのものを抑えるアルブチンの働きに加えて、ビタミンCにもメラニン生成を抑制する作用があるので、ビタミンCとアルブチンを一緒に使えばより効果が高まります。

ビタミンCの働きは、他にもコラーゲンの生成やターンオーバーを促す作用もあるので、こちらもシミやくすみを薄くするという効果も期待できます。

この二つの相乗効果から、アルブチンにビタミンCがプラスされて配合されている化粧品も多いです。

 日焼け後72時間はしっかり使う

アルブチンは、メラニンが作られるのを防ぎますが、アルブチンを日焼けの後のシミ予防として使用する場合は、日焼け後の72時間ほどはしっかりアルブチンを塗ってメラニンが過剰に生成されるのを抑えることがポイントです。

その理由は、日焼けした後に、赤みが出たりヒリヒリした症状を経過すると、次は肌が浅黒くなるサンタンという症状が現れ始めます。

このサンタンが発生するまでには約24時間~72時間の猶予があると考えられています。そのため、72時間はアルブチンでしっかりケアをすることがシミを防ぐことに繋がります。ま

た、シミやくすみになってしまう日焼けのスキンケアは、とにかく火照るのを冷ますことと、日焼けした部分は肌が乾燥しやすくなっているのでいつも以上に化粧水などで保湿ケアを欠かさないようにしてください。

というのも、日焼けによる火照りは、メラニンの生成を活発にさせてしまうことと、その部分の保湿がされないと美白成分のアルブチンなどは、肌に浸透しにくく美白効果の働きが十分に発揮できません。

アルブチンが配合されているシートパックなどは、ひんやりしているので火照る肌のクールダウンと同時に保湿ができるのでおすすめです。

アルブチンの副作用

アルブチン 副作用

これだけ優れた美白効果のあるアルブチンですが、副作用はどうでしょうか。

アルブチンは、1989年に厚生労働省より認可されて販売されているので、美白力が強いハイドロキノンなどと比べれば副作用は少ない成分ではあります。

ただ、肌質やそのときの肌の状態によっては、赤みがでたりかぶれたり、アレルギー反応などを感じる方もいるので注意してください。

パッチテストで確認

初めてアルブチンを使う方や肌が敏感な方は、必ず二の腕の内側でパッチテストをすることをおすすめします。

仮にアルブチンによって赤みやかぶれが見られたらすぐに中止しましょう。また、天然で抽出したβ-アルブチンよりもα-アルブチンの方が、アレルギー反応は出にくいと考えられているようなので、心配な方はα-アルブチンを使っている美白化粧品を選んだ方がいいかもしれません。

用法と用量を確認

アルブチンの副作用が少ないといっても、美白させようとむやみに使っていいというものでもありません。

購入した商品ごとに決められた用法と用量を確認して守るようにしてください。さらに、アルブチンは、皮膚科やクリニックなどでもシミの治療などで処方されていることもあります。

医療機関で使用しているアルブチンに関しては、市販のものよりも濃度が濃くなっている可能性があるので、使用方法には十分注意する必要があります。

アルブチンで安心しない

アルブチンで美白しているからといっても、紫外線や日焼けをしても大丈夫ということではありません。

アルブチン以前に、しっかり紫外線対策をしていかないとそれだけシミやくすみになる原因が増えていくことになります。

あくまでも、アルブチンの美白効果と同時に紫外線対策をしっかり行うことで、よりシミやくすみを予防する効果と美白効果につなげるものです。

なので、メイク時に日焼け止めと紫外線をカットする効果の含まれている化粧品を使うようにしておきましょう。

妊娠中にも使えるの?

妊娠は、シミやソバカスができやすくなります。これは、妊娠中のホルモンの影響によるものです。

そうはいっても、シミ・ソバカスの原因となっているのはメラニン色素なので、シミやソバカスの数が増えてしまうわけではないです。

妊娠したことでエストロゲンなどのホルモンの分泌量が高まって、その影響でメラニン色素が活発になります。そのために、妊娠中はシミやソバカスが増えるとされています。

加えて妊娠中は肌がいつもよりも敏感になっているので注意する必要もあります。そんな妊娠中にアルブチンを使うことは大丈夫なのでしょうか。

結論から言うと、アルブチンなら安全性が確認されていることから妊娠中に使うことに問題はないと言われております。妊娠中の美白対策として使用するのは構いません。

妊娠中は、肌への浸透性が高く安全性も安心できるアルブチンで美白でしっかり美白対策をしておきましょう。

ただ、注意したいのはハイドロキノンです。妊娠中及び授乳中は、美白力の強いハイドロキノンはおすすめできません。美白に強いパワーを持つハイドロキノンは、刺激の強い成分なので妊娠中の敏感な肌やアトピーなどの肌の弱い方には刺激が強すぎて向きません。

アルブチンが配合されているおすすめの商品

アルブチン 配合

では、アルブチンが配合されているおすすめの商品を2つ紹介します。

どちらも優れた美白効果をもつ化粧品です。

アスタリフトホワイト

CMでもおなじみなっているアスタリフトホワイト。

アスタリフトホワイトは、富士フィルムの化粧品として話題になっているアルブチン配合の化粧品です。実際使っている方の中に多いのが「肌がワーントーン明るくなった!」という口コミです。

その理由は、アフタリストホワイトには、アルブチンとビタミンC誘導体が配合されているため、シミだけではなくくすみにも効果をもたらすからです。まさに美白には理想的な美容液です。

アスタリフトの成分は肌になじみやすく、組み合わされた成分の効果をより高めやすくする技術で作られてものです。富士フィルムの長年写真フィルムの質を高める技術を応用し、研究し続けた結果、たどり着いた美容液といえそうです。

こんな方におすすめ

・美白対策をいろいろしてもいいものが見つからない方

・次から次へとシミができてしまう方

・できてしまったシミが濃くなってきていることを感じている方

・シミとくすみをどうにかしたいと思っている方

アンプルール

アスタリフトホワイトにひけを取らない美白効果をもたらすのがアンプルールです。

現役皮膚科医が開発したといわれるドクターズコスメ「アンプルール」というネーミングで、有名人にも愛用者がいることから、美白部門では話題に上がる美白化粧品です。

シミの効果では、ハイドロキノンが高配合されているためシミなどに積極的にアプローチしてケアする化粧品です。とはいっても、肌への刺激は軽減されているので、肌が弱い方で、なかなか美白ケアに挑戦できないという方にも使いやすい化粧品です。

こんな方におすすめ

・美白効果があっても肌の刺激が心配な方

・ケアしてもシミが薄くならない方

・肌がくすんでファンデーションを塗っても明るくならない方

・美白もしたいけど潤いのある肌にもしたい方

まとめ

アルブチン まとめ

肌に優しく作用する美白効果のアルブチンは、いかがでしたか。

デメリットになる副作用的なものもないので安心して美白ができるのはうれしいですよね。

では、この記事で紹介したアルブチンのポイントをおさらいします。

✅化粧品で使われることが多いのはα-アルブチン
✅アルブチンはハイドロキノンよりも刺激が少なく肌にやさしい
✅ピーリング+アルブチンが効果的
✅ビタミンC+アルブチンなら美白の相乗効果を狙える
✅日焼けした後は72時間しっかり対策する
✅妊娠中もアルブチンで美白することが可能

シミやくすみが気になる方にはもちろん、予防する意味でもアルブチンの力は大きいです。

アルブチンで透明感のある肌を取り戻しましょう。

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