保湿効果がすごい!グリセリンの8つの使い方と5つの注意点について

グリセリンは化粧水や美容液でよく聞きますよね。でも、実際「グリセリンにはどんな効果があるの?」、「グリセリンの化粧水を手作りできるほどいいものなの?」とわからないことも多いですよね。
グリセリンは、保湿効果があることから様々な化粧品や美容液だけではなく医療などから食品まで幅広く使われています。
そこで、この記事ではグリセリンの種類からグリセリンの効果的な使い方、グリセリンを使った手作り化粧水の方法と注意点をまとめました。
あなたが気になってることはありますか?
グリセリンって一体何!?
グリセリンは、「グリセロース」という別名があり、アルコールの一種になり化粧品以外に食品や医薬品などにも広く使用されているものです。グリセリンは水に溶ける性質を持っています。
そのグリセリンを食用での使い方は、食品の水分を保つための保湿剤の役割や、柔らかさをプラスするための軟化剤としても役立ち、さらに甘味料としても甘さを足すときに使われるようです。
グリセリンを使用すると日持ちもするという面でもあらゆる場面で広く使用されます。
一方、化粧品などに使われるグリセリンは、肌の細胞の中に入り込み水と結合して、細胞内の水分をキープするような働きがあります。
そんなグリセリンには一般的に2つの種類があります。
1.グリセリンの種類
グリセリンの種類は、2つで植物性グリセリンと合成グリセリンです。
2つのグリセリンは生成する方法が違います。というのも、この2つは原料が違うからです。
①植物性グリセリン
植物性グリセリンは、植物油を分解して生成するといった方法で作られているものです。主な原料となっているのはヤシの実などの油脂です。他には大豆や海藻などから生成される場合もあります。
植物が原料となっているグリセリンは、不純物などを取り除く加減が難しく、あまり高純度のグリセリンは作れないようです。市販されているグリセリンは、この植物性グリセリンがほとんどです。
②合成グリセリン
合成グリセリンは、石油化学原料を使って生成されたもので医薬品の合成などに使用されることが多いようです。純度は植物性グリセリンのよりも高く不純物も混ざらないといわれています。
現時点で世界で作られている合成グリセリンの8割は、塩素法で生成されているもので、塩素法以外にもいろんな生成方法があります。ちなみに、植物性グリセリンよりも合成グリセリンの方が価格は高いです。
2.グリセリンの特徴
では、グリセリンにはどんな特徴があるのでしょうか。もともとグリセリンは、化粧品としては使いやすい成分と考えられています。
グリセリンは、固体→液体になる温度が低いとされているので、低温になっても固まりにくい特徴も持っています。そのため、グリセリンを配合して化粧品を作るときは、温度変化によって固まってしまうという現象を防ぎやすいようです。
市販の化粧品には、グリセリンとヒアルロン酸を一緒に配合したものが見られますが、この二つは相性が良い成分のようです。
一般的にグリセリンが配合されている化粧水には、ほとんど他の保湿成分が配合されています。グリセリンには、他にも2つの特徴があります。
① 吸湿性がある
グリセリンは、水に溶けやすくなじみやすく吸湿性も高いという特徴を持っています。
ヒアルロン酸のように保湿だけの性質だけではなく、保湿性と吸湿性が高いという特徴があります。簡単にいうと、水分を外から取り込んで保湿するという性質があるそうです。
この吸湿性という特徴があることから水分を保ちやすいといわれています。その性質を生かして、化粧品や軟膏などの保湿成分としても配合されているわけです。
また、水に溶けやすい成分でもあることから、濃度が高いと他の保湿剤と比べるとべたつくなどの感触をより感じやすいということもあるようです。なので、皮脂が足りなく乾燥肌がひどい方にはおすすめの成分です。
②水と混ざると熱が発生する
グリセリンは、水と混ざると熱を発生するという性質も持ち合わせています。そのため、グリセリンを化粧水に配合すれば、肌ケアをするときには温かさを感じながらお手入れできます。
最近は、グリセリンのこの発熱の特徴を生かした化粧品や温感クレンジングなどが注目されています。グリセリンはアルコールの一種になりますが、アルコールの一種でも「多価アルコール」と呼ばれている一種で、ひんやりする性質のアルコールとは異なります。
グリセリンの8つの使い方
グリセリンは医療でも使われるようですが、私たちが使うとしたらどんな使い方があるのでしょうか。
そこで、グリセリンの8つの使い方について紹介します。
1.化粧水をつくれる
保湿効果に優れているグリセリンを使って、自分だけの手作り化粧水を作る使いかできます。
通常、保湿効果の高い化粧水は値段も高いですが、グリセリンは500mlがだいたい1,000円前後で売られていることもあり、あとは数百円の精製水と混ぜるだけなのでコスパがいいです。
水で薄めて作るグリセリンの化粧水は、肌につけると水分を引き寄せるようにしっとりするという特徴があります。それでいて、湿気の多い夏はさっぱりとした感触があるので一年中使えます。
それもコスパが良ければ思いっきり化粧水として使えますよね。その化粧水の作り方について後の章で詳しく紹介します。
2.入浴剤に使用できる
実はグリセリンは入浴剤としても使用できます。グリセリンは保湿効果が高いので入浴剤としてお風呂に入れて混ぜれば、市販の入浴剤よりも保湿効果が期待できます。
入浴剤として使うときには、グリセリンを大さじ5杯、さらにオーガニックの塩やバスソルトを混ぜて、後はリラックスできるように好みのエッセンシャルオイルを数滴たすのがおすすめです。
いい香りに身を任せてリラックスしながら肌の保湿も高まるお風呂なら日頃の疲れも癒されますよね。
3.ヘアケアに使用できる
肌の乾燥と同じく髪の乾燥に悩まされている方も多いですよね。
保湿性の特徴を持つグリセリンは、そんな乾燥した髪にヘアケア用品としての使い方ができます。言い方を変えれば、グリセリンがリンス効果を発揮します。
朝、髪の寝ぐせ直しにグリセリンを活用すれば、保湿成分がプラスされて髪にツヤも生まれます。とはいっても、グリセリンの原液を直接髪に使うわけではありません。
グリセリン小さじ1と精製水500ml、クエン酸大さじ3をよく混ぜてリンスを作って髪に使います。
リンスとして作ったグリセリン水を、お湯を入れた洗面器に大さじ3杯~5杯ほど入れてよく混ぜ、シャンプー後に髪の毛にたっぷりつけて流します。秘訣としては、エッセンシャルオイルをちょっと混ぜるといい香りになります。
4.柔軟剤代わりにできる
グリセリンは、肌や髪だけではなく洗濯をするときの柔軟剤代わりとしての使い方でも利用できます。
グリセリンを入れるとグリセリンの保湿成分が繊維に入り込み、洗濯した後の仕上がりがしっとりします。
さらに、グリセリンを入れた洗濯物を乾燥機にかけるとふんわり感が増すので、これもおすすめです。
柔軟剤として使うときには、洗濯機の柔軟剤を入れるポケット部分に、グリセリンを大さじ1ほど入れてください。
普段から気に入っているタオルなどを洗うときは、少々グリセリンの量を多めにするとよりフワッとした手触りになります。
5.角質ケアができる
グリセリンの性質から角質ケアとしての使い方もおすすめです。
ドラッグストアなどに、グリセリンと水酸化カリウムが混合されている「グリセリンカリ液」という角質を柔らかくする商品も売られていますが、グリセリンは角質を取り除くのに有効です。
角質ケアをする場合は、そのままコットンに含ませて、肘や膝などの角質が気になっている部分を優しく拭いて取り除きます。
また、うれしいのはかかとの厚くなった頑固な角質やひび割れも、グリセリンで取り除くことができることです。角質を取り除けて保湿効果もプラスされるので、グリセリンを使った後はツルツルになります。
6.浣腸に使用できる
意外に思うかもしれませんが、グリセリンは浣腸にも使われている成分です。
病院などでもこの方法を使って排便を促すようなこともあるようです。そのため、グリセリンの浸透圧で排便にまで促されることは、まったくないとも言い切れないので、普段から腸が弱い方が使うと下痢の症状が出てしまう可能性もあります。
仮にグリセリンを使うことで、お腹に違和感を感じたり膨満感を感じるようならすぐに使うのを中止しましょう。
※医療機関に確認してから使用しましょう。
7.マウスウォッシュとして使える
グリセリンは、手作りのマウスウォッシュとしての使い方もできます。グリセリンの保湿作用でドライマウスの予防にもなります。
グリセリンは甘みがあることに加え、吸水作用があるので、歯肉に精油成分を吸着させて歯肉炎や歯槽膿漏などの歯肉トラブルがある場合は効果的に使えるようです。
8.食品添加物として使える
グリセリンは甘みがあるので食品添加物としても使われています。
例えば、スーパーなどでみられるみたらし団子などにグリセリンが使われています。これは、日持ちするというグリセリンの性質を生かした使い方です。
保湿剤としては、イカの燻製などにも使われています。
自分で出来る!グリセリン入り化粧水の作り方
グリセリン入りの化粧水の作り方は、とてもカンタンで誰にでも作れます。
自分専用の化粧水をぜひ作ってみてください。
必要な物
・グリセリン
・ヒアルロン酸
・化粧水を入れる100mlほどのガラス容器
・小さじの計量スプーン
・精製水(ドラッグストアのコンタクト用品売り場に陳列されています。)または、香りにこだわりたい方は、ローズウォーターにするのもおすすめです。
作る手順
①
グリセリン:小さじ1(5ml)
ヒアルロン酸:小さじ1(5ml)
精製水:45mlをガラス容器に入れます。
②
蓋を閉めたらよく振って混ざり合ったら完成です。
グリセリンを使う際の5つの注意点
グリセリン入りの手作り化粧水はカンタンですが、手作りの化粧水は防腐剤が入っていないので、グリセリンを扱うときや作る際に気を付けたい5つの注意点があります。
注意点1.グリセリンを入れる分量に気をつける
化粧水で配合できるグリセリンの濃度は、一般的に10%程度が適しているとされています。そのため、グリセリンの濃度の目安は、5%~10%程度にするようにしてください。
保湿成分があるグリセリンをたくさん入れて保湿効果を高めたいところですが、濃度が15%~20%以上高くなってしまうと、逆に水分を奪って乾燥に繋がってしまいます。つまり、グリセリンの分量が多すぎてしまうと乾燥しやすくなってしまうということです。
手作り化粧水を作るときには、グリセリンの量は守って作るように注意しましょう。
注意点2.衛生面に気をつける
市販の化粧水には、防腐剤などが入っているので大丈夫ですが、自分で手作りする化粧水は防腐剤が入りません。なので、手作りするときには衛生面に十分気を付けて作ってください。
グリセリン入りの化粧水を作る前に手をよく洗うことと、購入するガラス容器は煮沸消毒されたものか、減菌済みと記載がある容器を使うことをおすすめします。
注意点3.使用前はパッチテストを行う
例え手作りしたグリセリン入りの化粧水でも、必ずパッチテストを行ってから使うようにしましょう。
パッチテストは、お風呂から上がった後に、手作りしたグリセリン入りの化粧水を腕の内側部分に塗って、24時間ほど肌に変化がないか様子を見るようにします。腕の内側部分にこれといった変化がなければ、今度は顔に付けて様子を見ましょう。
もし、肌につけたことで赤みが見られたりかゆみを覚えたら、すぐに洗い流して手作りしたグリセリン入りの化粧水を使うのは控えるようにしてください。
注意点4.リセリンを肌に直接つけない
原料となるグリセリンは濃度が高いです。そんな濃度の高いグリセリンを肌に直接つけるような使い方はしないでください。
グリセリンの原液は、角質層の水分を吸い上げるので肌の乾燥を招くおそれがあります。グリセリンは、直接肌には付けないように注意して、必ず精製水などで薄めて使いましょう。
注意点5.保温方法に気をつける
自分で作ったグリセリン入りの化粧水は、市販のように防腐剤が入っていないので保存方法にも注意してください。
保存する場所は高温多湿を避けることと、手作り化粧水は、1週間を目安にして使い切ってしまいましょう。
また、グリセリンは外の水分を吸収する吸湿性の特徴から、グリセリンを配合した化粧品は、蓋を閉め忘れたり蓋をせずにそのまま放置しておくと、外気の水分を吸い取り容器の中に取り込みます。そうなると、グリセリンの濃度が下がり粘性がなくなってくるので蓋の閉め忘れにも注意してください。
まとめ
いかがでしたか。グリセリンは化粧品としては知られていても、まさか医療や食品添加物としても活躍していたとは知らなかった方も多いのではないでしょうか。
医療や口に入るものにも使われていたとしても、濃度には十分注意してくださいね。
では、この記事で紹介したポイントを復習してみましょう。
✅入浴剤で使うなら大さじ5杯
✅リンスとして使うなら大さじ3杯~5杯
✅肘や膝の角質には、コットンに含ませてやさしく拭くこと
✅手作り化粧水は衛生面に注意
✅パッチテストを行うこと
✅濃度の高いグリセリンは肌に直接つけない
✅手作り化粧水は1週間で使い切る
グリセリンの手作り化粧水なら、コスパがいいので思いっきり使えますよね。
1週間で使い切れないようなら、乾燥しがちな足に使ってもいいですよね。