股の黒ずみ対策!!デリケートゾーンの黒ずみを消す8つの方法と7つの予防法

水着の季節だけでなく、身だしなみとしてのアンダーヘア処理が身近になっている昨今、脱毛サロンなどに通われている方も増えてきているといわれます。
しかし、いわゆるデリケートゾーンの余計な毛が減ってすっきりしたのに、肝心の肌がなんだか黒ずんで見えてがっかりした経験をされる方もいるのではないでしょうか。
普段紫外線を浴びることも少ないはずなのに、なぜ黒ずんでしまうのか不思議ですよね。
顔だけでなく全身の肌に透明感がある状態だと、若々しく清潔な印象を与えますし、薄着の季節にも堂々と快適に過ごせそうです。
実は多くの女性を中心に気になっていると思われるデリケートゾーンの黒ずみについて、その原因をふまえた解消法と予防法を知って余計な悩みをひとつ減すことができたらうれしいですよね。
今回は股の黒ずみについて対策や予防法などをまとめました。
ビキニライン等の股の黒ずみの6つの原因
普段目に触れることが少ないビキニライン等の股の黒ずみの原因は、日常生活の中に潜んでいるようです。
人間の肌というのは、摩擦など外部からの刺激が加わるとメラニンといわれる黒の色素を生成してダメージを防ごうとする機能を持っているのですが、そのメラニンの量が増えすぎてしまうと体内に蓄積されて色素沈着を起こすのですね。
でわ、なぜメラニンの量が過剰になるのでしょうか?その原因を6つご紹介します。
原因1.下着や股ずれ等の摩擦によるもの
黒ずみの大きな原因の一つとして摩擦が挙げられます。股は常に下着や衣服と接しているため、摩擦による刺激は避けられない状況にあるのですね。
特にビキニラインは下着のゴム部分により圧迫されるので、摩擦も他の部分に比べて多いでしょう。
この摩擦による色素沈着が黒ずみの原因といわれ、一般的には摩擦黒皮症とよばれるようです。
これには肌に触れる布地の素材も大きく影響しているようで、ポリエステルやナイロンなどの化学繊維は摩擦による肌の負担が大きいそうです。
原因2.かぶれや炎症によるもの
股は場所的にも通気性がどうしても少なくなったり、汗や排泄物などの関係で蒸れやすい状態になりがちですよね。それが原因で肌がかぶれや炎症を起こし、つい掻きむしってしまうこともあるでしょう。
肌は炎症が原因で刺激を受けた時に、メラニン色素を生成してダメージの軽減を図る働きがあり、それが肌に残ることで黒ずみになるとも言われます。
このような炎症による色素沈着は一般的には炎症後色素沈着と呼ばれているそうです。
原因3.カミソリでの自己処理による刺激によるもの
体毛のカミソリ処理により肌が刺激を受けて、炎症を起こすことが原因になる場合もあるようです。
つい自己処理をしてしまいがちなアンダーヘアですが、肌にカミソリを当てること自体が敏感な肌にとっては刺激になりますし、生えかけの毛がチクチクして無意識に掻いてしまうこともあるかもしれません。
これ以上肌にダメージを受けないようにと、メラニン色素が体内で生成されて黒ずみにつながるとこともあるのですね。
原因4.加齢によるもの
メラニン色素生成には女性ホルモンが関係しているようです。特に妊娠や出産の時期には女性ホルモンの分泌が増加することから、メラニン色素の生成も過剰になるために黒ずみが発生するといわれてます。
そして、年齢を重ねるとともに女性ホルモンの分泌は減少し、それに伴いメラニン色素生成も少なくなっていく影響で、白髪になったり乳首の色が薄くなったりすることが多いのですが、なぜか黒ずみは残ったままという状況もあるようです。
これは、今まで生成されてきたメラニン色素が皮膚に蓄積されており、年齢とともに遅くなっていく新陳代謝が原因で、黒ずみとして残ってしまうという状態なのだとか。
ホルモンバランスの乱れなどによる黒ずみは一時的なものであることが多いのですが、加齢に伴う代謝の低下からくる、黒ずみやシミやくすみは、なってしまってからではなかなか解消することが難しいといわれていますので、早めの対策が大切になるのですね。
原因5.ターンオーバーの乱れによるもの
摩擦やかぶれなどの刺激から肌を守るため、メラノサイトという色素細胞がメラニン色素を生成することがわかっています。
メラノサイトはすべての人間に同じだけ存在しており、生成されるメラニン色素の量に個人差があるそうです。
皮膚にはターンオーバーといって、古い肌の組織を排出して新しい肌を作り出すサイクルを持っており、これが一定の周期で繰り返されることによってこのメラニン色素も排出されていくといわれます。
しかし、このターンオーバーが乱れてしまうと生成された大量のメラニン色素の排出が追い付かず、皮膚に沈着してしまうのですね。また、摩擦は肌の角質を厚くすることがあるので、皮膚が硬くごわついて、ターンオーバーをますます遅らせる原因になるという話もあります。
原因6.肌の乾燥によるもの
乾燥はお肌の大敵と言われます。顔や体への保湿をきちんとされている方は多いでしょうが、股の肌のケアも同じように大切といえそうです。
乾燥が原因で肌が本来持っているバリア機能が低下し、外部からの刺激から肌を守る力が不足することから、メラニン色素の生成が増加することもあるのですね。そればかりか肌のターンオーバーの乱れも招くので、その結果黒ずみが増えてしまうことになるようです。
自分でできる股の黒ずみを消す3つの方法
黒ずみの原因になるメラニン色素の生成を抑えたり、蓄積を防ぐためには何をしたらいのでしょうか?
できれば日常生活の中のちょっとした工夫で解消していきたいものですよね。
手軽に自分でできる股の黒ずみを消す3つの方法をご紹介しましょう。
1.市販のもので保湿をする
まずは股の部分の肌を乾燥させないように心がけましょう。お風呂上りに保湿クリームやローションをしっかり塗るだけでも効果が期待できそうです。
乾燥を防ぐことが目的ですので、手軽に入手しやすいものを選べばいいでしょう。
美白効果の高い顔用の化粧品を使えば効果的だろうと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、股の部分の皮膚は薄くデリケートなので、かえって負担になることがあるようです。
この方法は黒ずみ解消というのではなく、毎日続けることで肌の乾燥を防ぎ、黒ずみが起こりにくい状態に導くことに目的があることを意識するといいですね。
この方法で使用するクリームは比較的安価であることも利点のひとつでしょう。
2.黒ずみ専用の美白クリームを使う
保湿に加えて黒ずみ対策も同時にしたいという方には、黒ずみ専用の美白クリームがおすすめでしょう。
このクリームには、保湿、メラニンの生成抑制、消炎、ターンオーバーの正常化などに効果的な成分が含まれているため、できてしまった黒ずみを薄くしていく効果が期待できそうです。
また、デリケートな部分に使用することを考慮した成分の配合になっているので、肌トラブルの心配も少ないでしょう。
ただし、このクリームは比較的価格が高く、だいたい5千円から1万円程度するものが多いようです。効果的に使えるよう、成分や使用方法をよく確認して、納得できるものを選びたいものですね。
3.黒ずみ専用の石鹸を使う
弱酸性の石鹸は肌にやさしいといわれますので、なるべく刺激の少ないもので体を洗うことも大切でしょう。
さらに、デリケートな部分用に開発された石鹸や、黒ずみ専用の石鹸なども販売されていますので、試してみる価値はありそうです。
黒ずみに効果的な成分に加え、気になるニオイなどに効くものなど、自分の目的に合わせて使用することができますね。
価格は普通の石鹸よりは若干高く、千円~2千円くらいが相場のようです。
効果には個人差がありますが、即効性というよりは継続的に使用することで肌に優しく働いていくタイプのものですので、毎日これで洗ってから保湿を行うという流れが理想的でしょう。
皮膚科で股の黒ずみを消す5つの方法
肌の保湿や美白効果のあるクリームや石鹸などでセルフケアを行うのは、何より持続性が大切で、効果がすぐに実感できないものもあるでしょう。
より早く効果的に黒ずみの悩みから解放されたい方は、皮膚科など医療機関を受診するという選択肢も視野に入れるといいでしょう。
もちろん、治療となると出費もかさみますし、自分の黒ずみの原因や状況を把握してそれに合った医療機関を探すことや、あらかじめどのような治療があってどの程度の金額がかかるのかなど、事前に調べることが大切ですよね。
ここでは、皮膚科などにかかって股の黒ずみを解消する5つの方法をご紹介します。
1.塗り薬
処方薬される外用薬としては『ハイドロキノン』が効果が高く、これに加えて浸透力を高めターンオーバーを促す作用のある『トレチノイン』を併用するのが一般的といわれます。
黒ずんだ部分に塗ることで、メラニン色素の生成を抑えて色を薄くするだけでなく、メラニン色素の数そのものを減らしてくれるので、比較的手軽な治療方法といえるでしょう。
ただし、市販のものより効果が高い分、肌が白くなりすぎたりまだらになったりする副作用が出る可能性がありますので、容量を守って使用することが大切なようです。
価格としては一ヶ月の使用で3万円から5万円が相場といわれます。
2.飲み薬
黒ずみ解消に効果のある成分を配合した飲み薬は医薬品ですので、市販されているサプリメントより高い効果が期待できそうです。
即効性というよりは、外用薬やレーザー治療などとの併用で効果を高めるという使い方になるでしょう。
成分としては、メラニン色素を減らすのに効果的といわれるビタミンCやトラネキサム酸、ターンオーバーを促すビタミンEなどが挙げられます。
平均的な費用は、一ヶ月の内服で2千円前後ということです。
3.ケミカルピーリング
美容皮膚科やクリニックなどで行われる方法として、ケミカルピーリングというものがあります。
これは、酸によって黒ずみになった古い角質を除去する治療方法で、角質が取り除かれることによりターンオーバーが改善されるので、黒ずみができにくい状態に導く効果も期待できそうです。
一回の施術料金は2~4万円というのが一般的ですが、2~3週間おいて5~10回程度継続することが必要といわれます。
皮膚の表面に刺激を与えることになりますので、施術後は肌が赤くなったり乾燥しやすくなることがありますが、だいたい2~3日で治まることが多いようです。
まれに水ぶくれやただれ,かさぶたができたり、肌質や肌の状態によっては施術を受けられないこともありますので、必ず医師に相談して納得できるまで説明を受けることが大切でしょう。
4.レーザー治療
メラニン色素を除去する働きのあるレーザーを照射して、皮膚の深いところでメラノサイトを破壊する方法です。
メラニン色素自体が破壊されるので即効性があるのですね。破壊されたメラニンはターンオーバーによって排出されていくため、その周期に合わせて何度か繰り返して行うのが効果的といわれます。
一回の施術でかかる費用は1~2万円程度で、これを少なくとも5~10回ほど繰り返して少しづつ治療していくことが必要になるそうです。
皮膚表面への刺激はほぼないといわれますが、こちらも医師にきちんと説明を受けることが必要でしょう。
5.手術
陰部の形状が原因で起こる黒ずみの場合には、手術によって黒ずんだ部分を手術によって取り除く方法があるようです。
大陰唇や小陰唇が異常に肥大して擦れることが原因で黒ずんでいる場合に選択されることがあり、「小陰唇縮小手術」「大陰唇縮小手術」といわれるそうです。
費用は25万円から40万円程度必要で、日帰り可能な手術にはなりますが、術後の経過観察のために通院が必要になるでしょう。
黒ずみの部分自体を除去してしまうのが利点ということにはなりますが、経費的にも手軽に行える方法ではありませんので、本当にこの方法が必要なのかどうか、よく理解し納得してから行うことが大切になりますね。
股の黒ずみの7つの予防法
股の黒ずみを目立たなくする対策には、家でできる手軽なものから医療機関などでの治療まで色々な方法があることがわかりました。
しかし、普段のちょっとした工夫やケアで黒ずみが起こりにくくできれば助かりますよね。
黒ずみの原因を意識しながら行う7つの手軽な予防方法をご紹介します。
予防法1.ぬるま湯で優しく洗う
お風呂で体を洗う時、股の部分を洗浄効果の高いボディソープなどでゴシゴシと洗ったりしすぎると、肌の常在菌まで落としてしまう可能性があるようです。
常在菌というのは体への悪影響がなく、外部からくる雑菌の繁殖を食い止めてくれるバリアのような働きがあるので、肌の炎症などの防止にも役立ってくれているのですね。
低刺激の石鹸などを使い、肌の負担にならない少しぬるめのお湯で優しく洗うようにすることが大切になるでしょう。
予防法2.下着のサイズや素材を見直す
摩擦により刺激を軽減するために、その原因となる下着の見直しも必要となるでしょう。
ゴムが食い込んだり締め付けてしまわないよう、適度なゆとりがあるものを選ぶといいですね。
また、摩擦が大きいポリエステルやナイロンのような化学繊維は避け、コットンやシルクのような天然素材を選ぶようにするのも効果があるようです。
下着のデザインも、ゴムの部分が股に当たらない機能的なボクサータイプのものがオススメといわれますので、可能な時に試してみるのもよさそうです。
予防法3.カミソリによるセルフケアを控える
医療機関やエステサロンなどで受けられるレーザー脱毛や光脱毛は、アフターケアまでしっかりと行ってくれるので、肌の受けるダメージや黒ずみになるリスクはそれほど高くないといわれます。
一方、自宅でカミソリなどを使って行うセルフ脱毛は、素人考えで行うと肌へのダメージが大きくなり、炎症など黒ずみの原因になる状態になりがちでしょう。
脱毛後には必ず低刺激のローションなどで肌を優しく保湿してあげることで、肌が受けるダメージを軽減できるでしょう。また、脱毛の直前直後の入浴を控えることも大切といわれます。
脱毛してすぐに入浴すると、広がった毛穴に風呂水の雑菌が入りやすくなりますし、風呂上りの肌は血行が良くなり敏感な状態になっているため、脱毛をするにはリスクが高いといわれるからです。
予防法4.7時間睡眠をとるようにする
メラニン色素は肌の正常なターンオーバーの働きにより排出されるのですが、睡眠不足など生活習慣の乱れが原因で成長ホルモンの分泌が不足すると、ターンオーバーが乱れがちになるそうです。
質の良い十分な睡眠時間をとることで、肌の修復機能を活性化させることができるのですね。
肌にとってのゴールデンタイムは寝始めから3〜4時間後という説があるようです。
7時間程度の睡眠時間をとるのであれば、可能なら22時から23時あたりに就寝するのが理想といえそうですね。
予防法5.ビタミンCを摂るようにする
ビタミンCには、ターンオーバーを促進したりメラニン色素を分解する働きがあるそうです。
ビタミンCを多く含む食材を積極的に摂取することにより、体の内側からも黒ずみを予防していくことも大切ですね。
入手しやすい食材としては、果物ならいちごやかんきつ類、サツマイモやレンコンなどが挙げられるでしょう。黒ずみを薄くするなどの目的で摂取するのであれば、一日2000mg程度が必要ということです。
水溶性であるビタミンCは食後数時間で体外に排出されるため毎食摂取するのが理想ですが、無理な場合は医薬品のビタミンCなどを服用するのも一つの手段といえそうです。薬局などで手軽に入手できるようなので、覚えておくといいですね。
予防法6.マッサージをして体を温める
黒ずみの原因となる直接的な原因はメラニン色素の沈着なのですが、その背景には肌が本来持っているバリア機能の低下が大きく関わっているようです。
具体的にいうと、外部から受ける刺激から肌を守ったり、肌の内側からの水分蒸発を防いだりする機能なのですが、血の巡りやリンパの流れといった代謝が悪くなるとともに、この機能も低下する傾向にあるのですね。
そうなると、肌が摩擦などのダメージを強く受けてしまい、それを防ごうとして肌の内部でメラニン色素が過剰生成されるそうです。
体を温めて血液やリンパ液の流れを良くするのにはマッサージが効果的ということですので、下半身を中心にマッサージする方法を知っておくといいでしょう。
やり方は簡単で、足裏から順番に足の付け根までをほぐしていくというものですので、テレビなどを見ながらでも気軽にできそうですね。
[1]足裏や足の甲や指をしっかりほぐす
[2]足首からふくらはぎにかけて強めに滑らせる感じで流す
[3]ふくらはぎが軽くなったら、ひざ裏をぐっと押さえる感じで刺激して太もも全体から足の付け根まで流す
[4]最後に足の付け根を丁寧に刺激する
予防法7.運動をする
股の部分の黒ずみは、太ももから上の部分のたるみが原因で股ずれのような状態になって起こるとも言われます。
適度な運動やエクササイズなどをして太ももの部分を引き締めることで、皮膚がこすれ合うのを軽減できるでしょう。
まとめ
普段目に触れない場所ですが、実は気になっている方も多いといわれる股の黒ずみの原因と対策についてご紹介しました。
外部からの刺激から肌を守ろうとして過剰生成されるメラニン色素を代謝しきれず起こる黒ずみを消すには、自分で手軽にできるものして保湿や美白効果のあるクリームや石鹸を使う方法がありました。
より即効性が期待できる皮膚科など医療機関などでの治療としては、塗り薬や飲み薬の処方,ケミカルピーリング,レーザー治療,手術による除去などがありますが、いずれも万単位の経費を伴うため医師とよく相談して納得してから行うのが大切でしょう。
また、そのような状態にならないための7つの予防法を覚えておくといいですね。
✅下着のサイズや素材を見直す
✅カミソリによるセルフケアを控える
✅7時間睡眠をとるようにする
✅ビタミンCをとるようにする
✅マッサージをして体を温める
✅運動をする
自分の体に意識を向けて外部からの余計な刺激を受けないちょっとした工夫をすることで、悩みをひとつ減らせたらいいですね。自分のライフスタイルに合った対策や予防法を見つけてみて下さいね。