顔が左右違う!?顔の歪みの5つの原因と治し方

撮った写真を見て「顔がどこか歪んでいる気がする」と気になったことはありませんか?
目の位置や口元が左右違っていたりフェイスラインが歪んでいる気がすると、印象も変わってくるので悩んでしまうこともあるかもしれません。
そのような顔の歪みですが「年齢のせいかも」「生まれつきかもしれない」とあきらめていませんか?
顔の歪みは、毎日の何気ないクセの積み重ねが原因の可能性もあるのです。
そこで、今回は顔が歪んでしまう原因について紹介します。
今回の記事の内容は、
・顔が歪んでしまう5つの原因
・自分で出来る顔の歪みの5つの治し方
・整体師などに治してもらう2つの方法
についてです。是非参考にして下さいね。
自分のクセを見つけて矯正しケアをしながら、歪みを少しづつ治していきましょう。小顔も目指せるそうですよ。
あなたが気になってることはありますか?
顔の歪みのチェック方法
最近は、顔の歪み具合がわかるアプリもあるそうですね。
また、顔の肉の付き方で歪んで見える場合もありますが、自分で顔の歪みをチェックする方法です。
簡単な方法としては、鏡を見ながらニコッと笑いどちらかの口角が下がっていると歪んでいる可能性があります。
もう少し具体的に知りたい場合は、まずカメラで自分の顔を真正面から撮ってみましょう。
・エラの部分の位置やほうれい線の深さが左右違うのか比べてみます。
・眉尻・目尻・口角・頬の高い部分の左右に定規をあててみましょう。
・おでこの真ん中と鼻の頭そしてあごの先へ、縦に定規をあててみましょう。
自分の顔が「全体的に右に歪んでいるか左に歪んでいるか」もしくは、「目など一部分だけが歪んでいるか」を知ることができます。
顔の歪みの5つの原因
顔が歪んでしまう原因ですが、毎日の習慣が歪みを引き起こしてしまっているようです。
1.姿勢の悪さによって体が歪んでいる
体には200個以上の骨がありますが、全てが連動していて繋がっているので「体の歪みは顔の歪みへ繋がる」といわれています。
例えば猫背の状態が続くと左右どちらかに重心がかかって骨格が歪みますが、特に背骨、骨盤などが歪んでくるそうです。
また、人の頭は平均5キロ~6キロの重さがありますが本来は背骨で支えています。
でも、猫背の場合は首や肩の筋肉で支えている部分が多いので、さらに顔の歪みへと影響があるそうです。
そして、猫背以外にも胸を突き出したような腰が反り返る姿勢もありますが、すごく腰に負担がかかるので体全体が歪んでくるようです。
どの種類の姿勢の悪さでも、体の歪みが顔の歪みに影響を大きく与えているようですね。
姿勢を良くすることを意識しましょう。
2.表情筋が固まっている
表情筋は目や鼻や口など表情を作る時に動かす筋肉で、30種類以上の顔の筋肉を使って複雑な表情なども作っています。
日本人は表情筋の20%しか使っていないそうですが、アメリカ人は60%使っているといわれています。
表情筋を使うことが少ない日本人は、特に表情筋が固まりがちで左右均等に使えてないことが多いそうです。
それで、口角の部分に左右の差が出てしまうことがあるようです。
ちなみに表情筋の一部です。
・前頭筋(ぜんとうきん)眉をあげる筋肉で、眉毛の上などおでこ全体を覆っている筋肉です。
・眼輪筋(がんりんきん)目を開けたり閉じたりする筋肉で、目の周りを囲んでいます。
・頬筋(きょうきん)口角を斜め上に引っ張り上げる筋肉で、笑顔を作る筋肉です。
・口輪筋(こうりんきん)唇の周りをぐるっと囲んでいる筋肉で、口を閉じたり開けたり口元の表情などに使われます。
・オトガイ筋はアゴを動かす筋肉ですが、唇の下の部分からアゴにかけて伸びていてアゴのラインなどに関わる筋肉です。
なるべく表情筋を使うように意識してみましょう。
3.首や肩こりがひどい
首や肩こりが続いて慢性的になってしまうと、痛みや不快感などから顔の表情が険しい時間が多くなり、顔の筋肉のバランスが崩れてしまうそうです。
また肩こりは頚椎(首の骨や神経)の不具合からくることも多いそうですが、頚椎が頭蓋骨まで繋がっているので顔の歪みとも関係があるといわれています。
4.歯並びの問題によるもの
歯並びに問題があると、アゴの位置が正常な位置からずれてしまうそうです。
そうすると、アゴの関節に不具合が生じるために筋肉使い方が変わってくるので、フェイスラインが変化したり口元が歪んでしまうこともあるようです。
5.日常の癖によるもの
日常のちょっとした癖が、少しづつ長い年月をかけて顔の歪みは生じてしまうようです。
少しづつなので自分では気づかない可能性もありますよね。
頬杖をついている
無意識に頬杖をついていることってありますよね。
頭と顔の骨は23個ありますが、頬杖をつくことで少しづつ骨がずれてくるようです。
そして骨の上にある筋肉のバランスが崩れてしまい、顔の歪みに繋がるそうです。
また、重たい頭を手のひらだけで支えることによって首の骨や腕の骨が変形してしまうこともあるので、頬杖をする場合は片側だけではなく両側、両手で支えましょう。
いつも左右どちらかで噛んでいる
顔が歪んでしまう原因の1つは、食べ物を噛む力が均一ではないことだといわれています。
虫歯や歯並びが原因で噛む力が右か左の一方で噛むことが多く、その状態が長く続いてしまうと少しづつ顔が右側よりや左側よりへと全体的に歪んでしまう可能性があります。
また、一方の歯ばかりで噛んでいると歯のすり減り具合が違ってくるので、口元の歪みやアゴの筋肉の使い方が変わりフェイスラインも変化してくるそうです。
同じ足で足組みをしている
足を組むことも無意識にしてしまうことが多いと思いますが、体の重心のバランスを取るために行っているそうです。
ただ同じ足ばかり組んでいると、骨が少しづつずれてきて筋肉のバランスも悪くなるといわれています。
足と顔の骨の部分は離れているので影響があまりないように感じますが、骨はすべて繋がっていることから足を組むことが結果的に顔の歪みにも繋がるそうです。
また、足を組んでいる時間が長くなると骨盤や背骨も歪んできます。
そうすると、腰痛や椎間板ヘルニアや自律神経失調症になってしまうこともあるので、なるべく足を組むことをやめるように意識してみましょう。
立つ時片方の足に体重をかけている
片方の足ばかりに体重をかけてしまうと、体の重心のバランスが取りづらくなり骨盤や背骨などが歪んでくるといわれています。
足を組むことと一緒で骨は繋がっていることから、骨盤や背骨が歪むと頭蓋骨も少しづつ歪んできて顔の歪みに繋がってしまうようです。
かばんをいつも決まった方で持っている
かばんを同じ手で持つ習慣があったり、同じ側の肩にかばんをかけていると片方の肩が下がってきます。
また首も不自然に曲がるので少しづつ骨の位置も歪んできます。
そうすると、頭蓋骨にも影響が出てきて顔の筋肉も歪んできますので、同じ側にかばんを持つのはやめましょう。
せめて15分~20分に1回かばんを掛け替えましょう。
自分で簡単にできる顔の歪みの5つの治し方
できるだけ歪んでいる部分を治して、左右対称に近づきたいものですね。
顔の歪みを治す5つの方法を紹介しますね。
1.温水と冷水で顔の凝りをほぐす
温水と冷水を顔にあてることによって、血管を緩めたり引き締める効果に期待できます。
血流がよくなることで表情筋が緩みやすくなり、また浮腫みも取れやすくなるそうです。
また、表情筋を緩めて顔の凝りをほぐすことで、左右のずれが本来の位置に戻る可能性がでてきます。
・まず温水は体温より少し温かい水を、冷水は水道から出た水を使用します。
・5秒ごと温水と冷水を交互に顔を流します。2~3分繰り返してみましょう。
もう一つの方法はタオルを使う方法です。
・温水で絞ったタオルを2~3分顔に当てます。次に冷水で絞ったタオルで2~3分顔に当てます。
・温水→冷水で1回の2セットやってみましょう。
2.マッサージで歪みを治す
マッサージで歪みを治す方法ですが、顔の肉の付き方を均一にするだけでも歪みが解消する場合があるそうですよ。
顎の歪みのマッサージ方法
顎に痛みがある方や、顎関節症の方は行わないようにしましょう。その場合、整体師さんなど専門家の方にマッサージ方法を習いましょう。
1.まず耳の下のアゴの関節の角の部分に親指を当てます。
2.両方の手で親指を当てて残りの指は軽くほっぺたにくっつけます。
3.次に口をあけながら親指で押している部分を、ゆっくり前に押し出すように押します。
4.その時にゆっくり口がまっすぐ開くように、親指で押している部分を加減しながら押します。
5.強く押すと痛みが出るのでセルフケアにはなりません。ゆっくりゆっくり口を開けて左右のバランスを取りながら行ってみましょう。
6.何回か行ってみて口の動きが軽くなっていれば、また翌日もやってみましょう。
顔の歪みのマッサージ方法
顔のマッサージですが、固まった筋肉をまずはほぐしましょう。
1.鎖骨のマッサージをしましょう。指2本で鎖骨のくぼみを内側から外側へやさしく押します。
2.耳の後ろを押しましょう。指2本で耳の後ろのくぼみを押します。
3.首のマッサージをしましょう。手のひら全体で上から下へ流すように押します。(さするのもOK)
4.フェイスラインをつまみましょう。アゴ下から上へフェイスラインをつまんでいきます。
5.耳の前を押しましょう。親指で耳の前をやさしく押しましょう。
6.目の下のマッサージをしましょう。指の腹で内側から外側へやさしくプッシュしましょう。
7.まぶたのマッサージです。指の腹で目頭から目尻へ眉に沿ってやさしくプッシュしましょう。
8.頭皮マッサージです。耳のうしろを指3本で頭皮をプッシュしましょう。
9.側頭部のマッサージです。指を広げて頭のサイドを引っ張りあげるイメージでもみましょう。
3.歪みに効くツボを押す
顔の歪みを少しでも治すために、ツボを押すことも効果が期待されています。
地倉(ちそう)
地倉は口角を上げるツボといわれている場所で、筋肉をほぐしたり口元や口周りの筋肉に働きかけるといわれています。
ツボの位置は、ニコッと笑い口角を上げた時に唇の両端のラインから耳にかけて5mm離れた位置です。
指先で左右同時に気持ちいいと感じるぐらいの力で、ゆっくりと5秒押しゆっくり離します。5回繰り返してみましょう。
また地倉のツボは、左右で痛みや硬さが違った時は筋肉が凝っている可能性がありますので指先でゆっくり回してみましょう。
かんりょう
かんりょうは、頬の高さなどのバランスを調整するツボといわれています。
ツボの位置は頬骨の一番下の部分で、少しくぼんでいるところです。
その部分を人差し指の腹の部分で、骨の下側から斜め上へと持ち上げるようなイメージで押します。ゆっくりと5秒押してゆっくり離し5回繰り返してみましょう。
また、かんりょうの位置を指で押しながら「あいうえお」と口を大きくあけて5回言ってみましょう。そして周囲の筋肉をほぐしましょう。
4.割り箸を使った治し方
割り箸を使って歪みを治す方法ですが、特に口元のバランスを整えることに期待できます。
また、筋肉をほぐすことで顔の肉の付き方を変えることができるそうですよ。
・鏡を見ながらニコッと笑い口角を思いっきりあげてみましょう。
・右と左どちらが下がっているか確認しましょう。
・下がっている方の奥歯で。割った割り箸1本を3分程かみましょう。
・次に両方の奥歯で1本ずつ5分程かんでみましょう。最後に口角をあげ10秒キープして終了です
割り箸はケガをしないようにツルツルの割り箸がおすすめです。
5.ガムを噛んで治す方法
食べ物を右か左の歯だけで噛み続けていると、特に口周りが歪んでくる可能性があります。
そこで、ガムを噛んで筋力が落ちている部分を意識的に鍛えるという方法です。できれば歯に良いキシリトールのガムを準備しましょう。
次に普段あまり噛んでいない歯でガムを噛みましょう。20分~30分、1日に1回から3回噛んでみましょう。
それでも治らない場合の顔の歪みの2つの治し方
体の歪みから来ている顔の歪みや、歯並びが原因の場合の治し方です。
1.整体や整骨院に通う
整体や整骨院で顔の歪みを治すことが出来ますが、全ての歪みを矯正出来るわけではないそうです。
通う場合の注意点です。
・1回あたり平均5000円の料金がかかりますが、何回通うのか個人差があるので費用が結構かかる場合があります。
・もし普段のクセから顔が歪んでいる場合は、そのクセを意識して治さないと歪みを治しても元に戻ってしまう可能性があるそうです。
・顔の歪みは顔専門の整体、整骨院へ通院しましょう。
・整体や整骨院の先生の説明を十分聞いて、納得いくまで相談してから通い始めましょう。
2.歯科矯正で歯並びを整える
歯並びが悪い状態だと、まず噛む力に偏りがでてアゴの周辺の筋肉などに影響が出るようです。
歯並びが整うと、かみ合わせがよくなり噛む力が均一になります。
すると、顔の筋肉のバランスが取れてきて顔の歪みに変化が期待できるそうです。
ただ歯並びも今までの日常のクセが影響を受けた場合もあるので クセを治すことも意識していきましょう。
まとめ
顔が歪んでしまう原因や、治し方などを知ることができましたが、もう一度この記事で紹介したポイントをまとめてみますね。
✅表情筋が固まると口角などに左右の差が
✅歯並びで口元が歪んでしまうことも
✅歪む原因になるので両手で頬杖を
✅右側だけ左側だけで噛むと顔が歪む可能性
✅同じ足を組むこと同じ手でかばんを持つことを避ける
✅温水と冷水の交互を顔に当て筋肉をほぐす
✅顔の筋肉をほぐすマッサージを行う
✅歪みは日常のクセから起こることも多い
自分のクセを知って治すように意識しながら、少しづつ左右対称のバランスが取れた顔を目指していきましょう。