唇のくすみの6つのケア方法と簡単にすぐ作れるパックでケアする6つの方法

お肌のケアに気を取られて見落としがちな唇ですが、とてもデリケートで刺激に弱く、すぐに黒ずんでしまったり、くすんで見えたりしやすいと言われています。唇がくすんでしまうと、不健康そうに見えてしまいますよね。
そうならないためには、しっかりとケアしてあげることが大切です。
この記事では唇のくすみの原因を知って、効果的にケアできる方法を説明したいと思います。
あなたが気になってることはありますか?
唇のくすみの8つの原因
唇がくすんでしまうのには体の外側からの影響によるもの、内側の血流によるものなどさまざまな原因があるようです。
唇のくすみの原因1.刺激によるもの
元々くすみの元とも言えるメラニン色素が生成されにくいと言われる唇ですが、何らかの刺激を与えると活性酵素が発生し、メラニン色素が生成されやすくなってしまうそうです。
この刺激というのは、食事の後で唇をこすってしまったり、リップクリームなどを塗りすぎてしまうと言うような日常によくあることも含まれています。
唇のくすみの原因2.紫外線によるもの
皮膚が特に薄いと言われる唇は、紫外線の影響を受けやすいそうです。また、肌と違い唇に紫外線対策をする方は少ないと言われています。
紫外線による唇のダメージとして、乾燥によるごわつきや唇の荒れ、色素沈着などが挙げられるようです。
唇のくすみの原因3.化粧によるもの
女性には必要不可欠ともいえる化粧も、唇の色素沈着をおこす原因になると言われています。
化粧の中でも口紅は、唇にあまり良くないと言われるタール系色素という成分(赤色〇号などと記載されている)が含まれているものが多く、その成分が原因により色素沈着を起こすこともあるようです。
口紅を選ぶ際には色やブランドだけではなく、タール系色素を含まない、天然色素を使用しているものを選ぶことも大切です。
唇のくすみの原因4.血行不良によるもの
唇の血行不良もくすみの原因の一つであると言われています。
唇の皮膚はかなり薄いので、血色が悪いとそのままの色が唇に出てしまうそうで、血行がいいときは赤く、血行が悪いと紫のような黒っぽいくすんだ色に見えてしまうようです。
血行不良というと冷え性を思い浮かべる方が多いと思いますがそれだけが理由ではないそうです。
タバコを吸うと、ニコチンや一酸化炭素の影響で体が酸欠業態になり血流が悪くなると言われています。また、食生活の乱れによって血液の流れが悪くなっている時も、体に酸素が行き渡らずに唇の色がくすむそうです。
唇のくすみの原因5.乾燥によるもの
唇はもともと角質層が薄く、皮脂腺や汗腺もほとんどないため皮脂膜が作れず、バリア機能が働かないので乾燥しやすいと言われています。冷暖房や紫外線、外気の風などさまざまなきっかけで乾燥してしまうそうです。
また、唇が乾燥した際、舌で唇を湿らせると言う方もいるようですが、さらに乾燥を悪化させるだけだと言われていますので注意しましょう。
唇のくすみの原因6.リップクリームの塗りすぎ
唇のケアというと、リップクリームをたくさん塗っておけばいいと思ってる方も多いようですが、リップクリームを塗ることもデリケートな唇にとっては刺激になってしまうそうです。
1度に必要以上の量を塗ったり、1日に何度も塗りなおしたりすると、その摩擦によってメラニン色素が発生しくすみの原因となってしまうと言われています。また、唇は角質層が薄くバリア機能が弱いので、刺激を受けることで更に乾燥してしまうことがあるそうです。
唇のくすみの原因7.間違ったクレンジング方法をしている
口紅をきちんと落とし切れていないと、唇の色素沈着の原因になり、唇をくすんで見せてしまうそうです。
クレンジングの際は、ごしごし擦らないように注意をして、優しくマッサージするように口紅を落としてあげましょう。ドラッグストアなどで購入できる、口紅専用のリムーバーを使うのがおすすめです。
また、ティッシュペーパーなどで強くこすると、その摩擦が刺激となってくすみの原因であるメラニン色素ができてしまうと言われていますので気を付けましょう。
唇のくすみの原因8.口呼吸によるもの
唇が乾燥する原因として口呼吸によるものも挙げられるようです。
口からは吐く息には水分が含まれており、唇が湿りやすくなると言われています。この湿った水分が唇の水分と一緒に蒸発してしまうため乾燥してしまうと考えられています。
唇のくすみを治す6つのケア方法
唇のくすみにはさまざまな要因があることがあるようですね。
くすみを解消するには毎日のケアが重要と言われています。まずは、自宅でできる簡単なケアから始めてみるといいでしょう。
唇のケア方法1.リップクリームを塗る
まず基本的なケアとしてリップクリームを塗ることも大切だと言われています。
また、正しくケアするためにはリップクリームの選び方、塗り方も重要なポイントのようです。
リップクリームの選び方
ドラッグストアなどに行くと、たくさんのリップクリームがあって迷ってしまいますよね。
まず、唇の乾燥を防ぐために保湿成分がしっかり入っている物を選ぶようにしましょう。しっかり保湿してあげれば乾燥だけでなく、くすみ対策にも効果があるようです。
外出の際に使用するものとしては、紫外線をカットしてくれる成分が含まれているもの、唇が荒れているときには医薬品など用途によって使い分けるといいですね。特に唇の荒れがひどく、ひび割れてしまった時は、第3類医薬品の記載があるものを選ぶといいでしょう。
また、以下の成分はくすんでしまった唇には刺激が強いと言われていますので注意して購入しましょう。
☑刺激が強いと言われる成分
dl-カンフル、l-メントール、ラノリン油、タール系色素、合成ポリマー、合成界面活性剤、紫外線吸収剤
さらに、保湿効果が高いと言われる成分が含まれているものを選ぶことも大切です。しっかり表示を確認してから購入するようにしましょう。
☑保湿効果が高いと言われる成分
酢酸dl-a-トコフェロール、グリチルリチン酸ステアリル、ヒアルロン酸、流動パラフィン、オリーブ油
正しいリップクリームの塗り方
自分に合ったリップクリームでも、正しく使わないと効果が薄れてしまうこともあるようです。まず基本的なこととして、鏡を見ながら塗ることが大切だと言われています。
よく見かけるスティックタイプのリップクリームは直接塗るのではなく、一度指にとり唇の縦ジワに沿って指の腹でポンポンと優しく叩くように馴染ませるのがおすすめです。
朝の洗顔後や入浴後の血行が良くなっているときに塗るとさらに効果があるようです。
ただし、必要以上に量をたっぷりと塗ったり、1日に何度も塗ったりすれば効果があるわけではないようです。塗りすぎは、逆に唇に刺激を与えてしまうことがあり、くすみの原因になるとも考えられています。
リップクリームをたっぷり塗って寝ると言う方もいるようですが、保湿成分が浸透しにくくなってしまうと言われています。しっかり鏡をみながら、適量のリップクリームでケアをしてから寝るようにしましょう。
唇のケア方法2.唇専用の美容液でケアする
唇専用の美容液も販売されているそうなので、使用してみると良いでしょう。
唇の悩み用に特化した美容液は、リップクリームを塗るよりも保湿効果が高いと言われています。
唇のケア方法3.レーザー治療をうける
唇のくすみは毎日ケアすればある程度は改善すると言われていますが、状態が悪いときにはレーザー治療などを検討してみるのもいいでしょう。美容外科などで行われている、肌のシミやそばかすなどの治療のためのレーザー治療は唇にも効果があると言われています。
レーザー治療は、決まった周波を持った光を患部に照射して、メラニン色素を浮き上がらせて除去する治療だそうです。少し痛みを感じる方もいるようですが、きれいに色素沈着を落とすことができると言われています。
ただ、他の部位とは違い、唇は薄くてデリケートですので、どこでも受けられると言うわけではないようです。価格も高価ですので、きちんと調べてから治療を受けられるほうがいいでしょう。
唇のケア方法4.唇をマッサージして血行を良くする
唇の血行が悪いとくすんで見えてしまうことがあります。血行を良くするためにはマッサージが効果があると言われています。
入浴後などの血流が良い状態の時に、指先で軽く唇を叩いてあげましょう。あまり強い力を加えると刺激になってしましますので、優しく触るような感覚で行うといいでしょう。
また、ワセリンや植物オイルなどを塗って、マッサージするのも滑りが良くなるので良いと言われています。マッサージの後は乾燥を防ぐために、リップクリームでしっかり保湿を行いましょう。
唇のケア方法5.リップスクラブで角質を落とす
唇専用のリップスクラブでケアをすることも、くすみの対策として効果があるようです。
スクラブというと刺激が強いように思われますが、唇専用のスクラブは刺激が少ないので安全だと言われています。
スクラブで優しくマッサージすることで血行も良くなり、唇の表面も滑らかになるそうです。
リップスクラブの方法
- 唇を水で湿らせる
- スクラブを適量手に取り、優しくマッサージする
- 水で洗い流す
マッサージの時間は1~2分で充分です。力を入れたり、擦りすぎたりすると悪化する恐れがありますので注意して行いましょう。
ドラッグストアなどで市販されているものでも良いですが、はちみつと砂糖を1:1の割合で合わせたものでも代用できます。簡単に作れますので、試してみるのも良いでしょう。
唇のケア方法6.リップピーリングをする
最近では、リップピーリングも効果があると話題になっているようです。リップピーリングは肌のピーリングと同じように、唇の縦ジワに入り込んだメイク汚れや古い角質を落としてくれると言われています。
メイクの汚れが落ち切れていないとくすみの原因になるそうですから、試してみるといいですね。ドラッグストアなどで手頃な価格で購入できるものもあるようです。
唇は3~4日でターンオーバーされると言いますので、適度に行うとくすみの改善につながるようです。ただ、唇は刺激に弱くデリケートですのでやりすぎると逆効果になってしまいます。週に1~2回くらいを目安に行うのがいいでしょう。
また、ピーリング後は必ずリップクリームを塗って保湿するようにしましょう。
手作りパックで保湿ケアをする7つの方法
唇のくすみを改善するためには、パックなどでケアすることも効果があるようです。
パックすることでリップクリームでは補えない保湿効果がもたらされると言われています。
ドラッグストアなどでも購入することができますが、簡単に手作りすることもできるので挑戦してみると良いですね。
1.リップクリームとラップ
リップクリームを塗った唇をラップで覆ってパックすると保湿効果が高くなると言われています。
普段使っているリップクリームをたっぷりと唇に塗布し、その上からラップで唇を覆い1~2分ほど置きます。さらに上からホットタオルを当てると効果が高まるそうです。
2.ワセリンとラップのパック方法
ワセリンを塗るだけでも密閉されるので、パックのようになるのですが、ラップを重ねることによってさらに保湿効果が高まるそうです。
3.はちみつとラップのパック方法
はちみつは昔から保湿に良いと言われているそうです。はちみつを唇に塗るだけでも良いのですが、ラップで密着させると、さらに効果があるようです。はちみつはどの種類を使用しても、効果に差はないようです。
4.はちみつとヨーグルトのパック方法
顔のパックにもよく使用されるヨーグルトは、皮膚の代謝を上げる美容成分が含まれているそうですので、保湿効果の高いはちみつと合わせることで美肌効果も期待できると言われています。
はちみつとヨーグルトは1:1の割合で混ぜ合わせ、唇にのせてラップで覆い5分ほど置きます。パック後は洗い流し、リップクリームで保湿を行いましょう。
5.馬油とラップのパック方法
保湿に良いと言われる馬油を塗ってラップをするのも効果があるようです。入浴中に行うとさらに効果が高まると言われていますので、試してみるといいでしょう。
6.オリーブオイルのパック方法
オリーブオイルには老化を進行させる活性酵素の働きを抑制する作用(抗酸化作用)があると言われています。さらに保湿効果も高いそうですので口にるのパックにも効果があるようです。
他のものと同じように唇に塗ってラップで覆うのですが、オリーブオイルは液状で流れやすいので、少量ずつ唇に馴染ませるように塗るといいでしょう。パック後はそのままにしておいても問題ありませんが、気になるようでしたら濡れたコットンで優しくふき取るといいでしょう。
7.砂糖とオリーブオイルのパック方法
いつでも自宅にある砂糖も保湿効果が高いと言われています。抗酸化作用のあるオリーブオイルと合わせることでさらに効果が期待できます。また、砂糖だけでは唇をパックするのが難しいですが、オイルと合わせることで塗りやすくなるそうです。
パックのタイミング
色々なパックがありますが、タイミングを間違えると逆効果になることもありますので注意しましょう。
パックに一番適していると言われるのは、血行が良くなっている入浴中だと言われています。湯気がスチームのような効果をもたらし、普段のパックでも保湿力が高まるそうです。
お風呂でリラックスしながら最大限の潤い効果を得られるそうですので、試してみてはいかがでしょうか?
まとめ
唇のケアというとリップクリームを塗ればいいと思っていましたが、ただ塗ればいいと言うものではないんですね。
日常的の癖なども刺激になってしまいま知すので注意しましょう。
では、今回の記事のポイントをおさらいしてみましょう。
- 唇に刺激を与えないようにリップクリームを使い、用途によって使い分ける
- 血行をよくするためにマッサージを行う
- 週に1~2回、ピーリングやスクラブでケアをする
- 好みの物を使いラップパックでケアする
思っているよりも唇はデリケートで刺激に弱いそうです。肌のケアよりも優しく丁寧にケアして、くすみのないプルプルした唇に改善していきましょう。