空腹時の恥ずかしいお腹の音の原因と止める方法とは!?

よりにもよって人がいる前で、お腹が鳴ってしまったという経験ってありませんか?
それがカレシとなれば、落ち込むほど恥ずかしい思いをしてしまうこともあります。
そんなときに限って静かな場面だったり、シーンとした場面だったりします。場合によっては、「お腹が鳴りそうな気がする!」と焦ることもあります。
このお腹の音は意識して止めることはできないでしょうか。お腹が鳴らないように止める方法がわかれば、お腹の鳴る心配も軽減されます。
そこで、この記事ではお腹が鳴る原因とお腹の音を止める方法について調べました。
あなたが気になってることはありますか?
グーっと音が鳴る2つの原因
基本的にお腹が鳴ってしまうのはお腹が空いているからといえそうですが、お腹が空いていなくても鳴る場合もありますよね。
それはいったいなぜなのか、お腹が鳴ってしまう原因は主に2つ挙げられます。
原因1.胃の中の空気によるもの
お腹が鳴る原因の一つとして挙げられるのが「胃の中の空気」です。お腹の音は、胃から腸内に空気が移動するときの音です。
まず、空腹状態になると体内の血糖値が下がります。すると、食べ物がいつでも入ってきてもいいように、胃に残っている物を十二指腸まで運ぶ仕事を始めるために胃の動きが活発に活動します。
胃は筋肉でできているので伸縮運動を活発に働かせることで、胃の中に入っていた空気は圧縮されるようになります。お腹が「グー」っとなるのは、この圧縮された空気が、胃袋の出口→腸内へと移動するときの音です。
通常、食べ物や飲み物と一緒に空気も飲み込まれたり、会話やあくびをするときでも空気が飲み込まれて、胃から腸へ取り込まれています。その空気が胃から出ていくときに「グー」と鳴ってしまうわけです。
原因2.ガスによるもの
お腹が鳴ってしまう原因のもう一つが、胃の中で食べ物を消化したときに発生するガスです。ガスが原因の場合は、お腹が空いていなくても鳴ります。
ガスは食べ物の消化の際やトイレを我慢したときにも発生するもので、ガスが腸を動かしてしまうためお腹の音が鳴ってしまいます。もし、お腹が鳴ったときに、お腹が空いていないのであれば、ガスが原因でお腹が鳴った可能性があります。
すぐ止めたい時のお腹の音を止める7つの方法
お腹が鳴ってしまう原因は、空気とガスの動きであることはわかっていただけたかと思います。
ということは、空気やガスの動きで音が鳴らないように、胃腸内の動きをある程度抑えれば、お腹の音を防ぐことは可能ということになります。それは胃腸内の動きを制御するということになりますが意外と簡単にできます。
そこで、すぐに止めたいときのお腹の音を止める7つの方法を見ていきましょう。
1.腹式呼吸をする
お腹が鳴りそうなときに、腹式呼吸でお腹の中に空気を取り込むことは、お腹の音を止める一つの方法です。
これは、腹式呼吸で息を吸って空気でお腹を膨らませるようにすることで、一時的にお腹の音を止める方法です。
ただ、腹式呼吸を効果的にするには、十分お腹に空気を取り込む必要があるので、姿勢を伸ばして腹式呼吸をします。
2.背中を叩く
背中を叩くというのは、背中に手をやって胃の高さと同じ部分を叩く方法です。
背中を叩くことで、胃の中の空気やガスを腸内へとゆっくり送ることができるのでお腹が鳴るのを防げます。
空気やガスのせいで音が鳴るのは、胃の伸縮運動によって空気やガスが、イレギュラーな動きをしながら移動するときに音が鳴るようになっています。
背中を叩いて空気やガスがゆっくり動く分には音は鳴りにくいです。仮に鳴ったとしても、それほど大きな音ではなく小さな音を出すだけです。
やり方は、こぶしを作って息は吐きながら軽くトントンと叩きます。これは、お腹が鳴りそうな場合でなくても、空気やガスを胃の中からなくすことができるので、大事な場面ではあらかじめやっておくといいかもしれません。
3.糖分を取る
上記で紹介したように、お腹がすくと血糖値が下がり、空気やガスを胃から腸へと導く胃腸の運動が活発になります。
ということは、血糖値を上げておけば胃腸の運動は活発にならずに済みます。なので、糖分を上げるものを食べるといいわけです。
例えば、飴・チョコレートならさりげなく食べることができるからおすすめです。
4.ツボ押しをする
お腹の音を止める方法として、ツボを刺激するのもおすすめできます。
このツボは、手の甲にあるもので「合谷(ごうこく)」と呼ばれていているツボです。
このツボをゆっくり押すことで一時的にでも空腹を抑えることができるのでお腹が鳴ることを止めてくれます。
合谷は大腸の調子を整える作用があると言われています。
合谷(ごうこく)
合谷の場所は、手の甲側の「親指」と「人差し指」の付け根部分の真ん中です。
水かきとも呼ばれる部分です。このツボをギュッと指圧するように押してゆっくり離します。
5.背筋を伸ばす
「音が鳴りそう」!というときに気にしてほしいのが背筋です。
音が鳴りそうと感じたときに、お腹が鳴るのが気になって背中が丸くなっていませんか。
この背中を丸くしてしまうと、より胃が圧迫されてお腹の音が鳴ってしまうことに繋がります。背を丸くすると、胃から腸へと空気を押し出すような形になってしまうからです。
音が鳴りそうと感じたら、背筋を伸ばすことで一時お腹の音を止めることができます。そのときにお腹にぐっと力を込めて背筋を伸ばしてください。背中を丸めているよりも、背筋を伸ばすことでお腹の面積が狭まるので、一時的ですが胃腸の動きを止めることができます。
6.意識をしない
大切な場面や人がいる前でお腹が鳴らないようにするには、お腹が鳴るかも?ということを意識しないようにするのも、お腹の音が鳴らないようにする方法の一つです。
普段はそれほどお腹が鳴ることはないのに、集中していたり緊張したりしているときにお腹が鳴ったりします。
実はお腹の音は交感神経に関わっています。リラックスしているときは副交感神経が働きますが、「鳴るかもしれない!」と緊張したり焦っているときは交感神経が作用しています。
そのため、意識すればするほとお腹の音が鳴りやすいです。
7.胃のあたりをおさえる
お腹が空いてお腹が鳴りそうなときは、その場で胃をおさえることでも音が鳴るのを防ぐことができます。
おさえる場所は、胃を押すと少し痛みを感じる部分があると思います。そこを親指でおさえるように押すと音が鳴りにくいです。
生活習慣を変えてお腹の音を止める10の方法
お腹の音が鳴ってしまうのは、ある意味、胃腸が正常に働いている証拠です。とはいっても、自分のお腹の音がすぐになってしまうという方は、生活習慣の中に音を止める方法があるかもしれません。
お腹の音が鳴ってしまいやすい方は、お腹に空気やガスが溜まりやすい方や腸内環境が良くない状態の方、またはストレスなどで自律神経に乱れがあるという特徴を持つ方が多いです。
これらのことを踏まえて、生活習慣を変えることでお腹の音を止める10の方法を紹介します。
1.締め付けが強い服を着ない
お腹の音を止める方法の一つに、洋服選びがあります。
たぶんお腹が鳴らないようにするために、空腹にしないようにしている方も多いと思いますが、服装については気にしている方は少ないでしょう。
服装を変えたからといってお腹の音を止めるわけではありませんが、お腹の音を出しやすい服装があります。
それが、ウエストやお腹を圧迫してしまう締め付けが強い服です。
スタイルや着痩せの効果のために、ウエストにポイントを置いた服を着る方もいると思いますが、締め付けの強い服は、締め付けることで胃腸の働きを制限してしまうことになりお腹が鳴りやすいです。
さらに、今流行しているストレッチ性の高いタイツやストッキングも、結果的にお腹周りを締め付けていることもあります。
今日はお腹が鳴るのは困る!という日は、このような締め付ける服は避けておいた方が無難です。
2.よく噛んでゆっくり食べるようにする
早食いが癖になっている方は注意してください。早食いしてしまうと一緒に空気をたくさん取り込む原因になります。
お腹の音が出ないように食事のときは、時間をかけてゆっくりよく噛むように心がけましょう。
3.水分を取り過ぎないようにする
食事をするときに水分をたくさん摂っている方も多いと思いますが、食事のときは水分を取り過ぎないこともお腹の音を止める対策になります。
食事のときに水分をたくさん摂ると、胃酸が薄まってしまい消化の働きが鈍くなるからです。
消化の働きが鈍ると胃の中にガスが発生しやすく音が鳴ってしまうので注意しましょう。
4.炭酸やカフェインを避ける
炭酸やカフェインが好きな方も注意です。特に炭酸は、空腹のお腹が膨れると思って飲む方もいるでしょう。でも、炭酸はお腹の中でたくさんの空気を発生させて、反対にお腹の音が鳴りやすくさせます。
カフェインは、たくさん飲むと胃が荒れてしまい、胃の活動のバランスが崩れて、お腹に空気やガスを溜めやすくします。
お腹の音を止める方法として炭酸やカフェインは控えたほうがいいかもしれません。
5.腹筋を鍛える
お腹の腹筋を締めると、胃の収縮運動を抑えることができるのでお腹の音を止めることができますが、日頃から腹筋を鍛えておくことも大切です。
腹筋が衰えると胃の働きが悪く、お腹が鳴ってしまう確率も高くなると考えられています。なので、腹筋などでお腹がへこんでくると、消化器官内のガスの移動範囲がせまくなるので音が鳴りにくくなります。
腹筋を鍛えることは、いろんな意味でプラスの効果が期待できます。
6.姿勢を正しくする
お腹の音と姿勢は深く関わっているため、姿勢を正しくするとお腹の音を止めることにつながります。
顔を下に向けている姿勢は、奥歯がくっつきやすく、舌が口の中の天井について唾液を飲み込みやすい状況にさせます。そうなるとより多くの空気を吸い込みやすいです。
日頃から下記のような姿勢をとることが多い方は意識して姿勢を正しましょう。スマホやパソコンを使う方は注意してください。
☑うつむき加減になることが多い
☑猫背
☑ストレートネック
7.奥歯を噛み締める癖を止める
お腹が鳴りやすい方は、奥歯を噛み締める癖はないですか?奥歯がくっつくのは、日常生活の中で誰もが無意識にしています。
ただ、奥歯を噛み締める時間が長く続くとお腹が鳴りやすくなります。
実際、今、5秒ほど奥歯を噛んでみてください。噛んでいるときに、空気や唾液を飲み込んでしまいませんでしたか?奥歯を噛み締める癖は、空気も飲み込みやすく、それによってお腹が鳴りやすくなります。
奥歯を長い時間噛む癖がある方は、これを直すことでお腹の音を止めることができるので意識してみてください。
8.睡眠不足やストレスを解消する
睡眠不足やストレスは、自律神経が乱れを招きます。自律神経は上記で紹介したように、交感神経の働きでお腹が鳴りやすくなってしまいます。
お腹の音を止める基本的な方法として、自律神経の乱れになるような睡眠不足やストレスは、なるべく避けるようにすることも大切です。
9.3食決まった時間に食べる
毎日、朝・昼・夜と3食決まった時間に食べることは、お腹の音を止めることにつながります。
食事の時間が毎回バラバラだと、胃酸の分泌のバランスが乱れて胃の活動もおかしくなってお腹の音の原因になります。
低GI値な食品を食べるようにする
お腹が鳴るのを止めるのは、一気に血糖値を上げる飴やチョコが有効ですが、日頃から体内でゆっくりと糖に変わる食品を食べるのも効果的です。これらの食品は、低GI値な食品と呼ばれています。そこで低GI値の食品の紹介とGI値の高い食品をまとめました。
低GI値な食品
・おかゆ
・玄米
・全粒粉のパン
・おそば
・中華麺
・パスタ
・春雨
GI値の高めの食品
・白米
・うどん
・そうめん
・食パン
・コーンフレーク
全体的にタンパク質は低めのGI値となっています。
とりわけ、牛乳・チーズ・ヨーグルトといった乳製品が低めな食品です。さらに、大豆も低い値になっています。
また、空腹をさけようと間食するときに、ついついクッキーやドーナツ、ケーキなどカロリーが高めのものを選びがちですが、これらの食べ物はカロリーが高いのに、腹持ちは良くありません。
カロリーが高くても腹持ちしないなら低GI値のヨーグルトなどを間食にしたほうが、まだお腹を鳴るのを防げます。
GI値の高めの野菜や果物
・じゃがいも
・かぼちゃ
・ともうろこし
・パイナップル
野菜や果物のGI値は、たいてい低めになっています。
上記で紹介したGI値の高めの野菜や果物以外は、どれを選んでも大丈夫ですが、さつまいもやレンコンといった根菜類は、特に食物繊維も豊富なことに加え、お腹にたまっている時間も長いので腹持ちしやすくおすすめです。
10.口を開きっぱなしの癖を直す
普段から口を開きっぱなしにしてしまう癖がある方は、空気をそれだけ取り込んでいることになります。
お腹の音が鳴らないようにする方法として、口がぽかんと開いてしまう癖を意識して直しましょう。
まとめ
デートのときにお腹が鳴ったとしても、あるアンケートによると相手の男性は、さほどネガティブには捉えてはいないという結果だったようです。でも、やっぱり恥ずかしい気持ちが先に立ちますよね。
では、この記事で紹介した大切なポイントを復習してみましょう。
☑背中側の胃の高さと同じ部分を叩く
☑一時的に糖を上げる飴やチョコを食べてみる
☑ツボを指圧するように押す
☑背筋を伸ばす
☑少し痛みを感じる胃の部分を押す
☑よく噛んで食事の時に水分は摂り過ぎない
基本的に口呼吸は、空気を吸い込みやすいようです。
意識して鼻呼吸にするか、せめて口をあけっぱなしにする癖を直してみましょう。