マスクによる肌荒れの5つの原因と8つの予防法とは!?

マスクは一年中といっていいほど風邪予防に花粉対策として手放せないですよね。
でも、「マスクをしてから肌荒れになった気がする!?」、「マスクをしてからニキビができやすくなった!」などマスクによる肌荒れで悩んでいませんか?
マスクはウイルス対策にも重要ですが、毎日のようにマスクをすることで、肌荒れが起きてしまうことから困っている方も多いですよね。
そこでこの記事では、マスクで肌荒れが起きてしまう原因からマスクによる肌荒れを予防する方法をまとめました。
あなたが気になってることはありますか?
マスクで肌荒れしてしまう5つの原因
花粉から風邪対策に欠かせないマスクですが、そのマスクで肌荒れになってしまうのは主に5つの原因が考えられます。
1.マスクの抗菌剤によるアレルギー
マスクには細菌やカビを防御するために抗菌剤が使われています。
この抗菌剤が使われているからこそ清潔で風邪などや花粉を予防すると言われておりますが、反対にこの抗菌剤が体内の免疫に刺激を与えてアレルギーになってしまう場合もあり、結果的に肌荒れを起こしてしまう原因の一つになってしまいます。
2.マスクの摩擦によるもの
マスクはどうしても肌に密着して使うものなので、唇や顔の動きに合わせてマスクが動くことで肌に摩擦が起きます。この摩擦が原因になって肌荒れが起こると考えられます。
マスクにはサイズがありますが、大きくてもマスクが動きやすくて摩擦になり、隙間もできやすいので花粉やウイルスの侵入を許してしまいます。一方、小さければより密着することで摩擦が起きやすいです。
3.蒸れによる菌の繁殖によるもの
マスクをすると肌は半分密封状態になっています。
そのため、マスクをしていると呼吸と湿度で温度が上がるので中が蒸れやすいです。
マスクをしている間は常時蒸れている状態なので、雑菌が繁殖しやすい環境になっています。この雑菌によって肌荒れが起きることも原因の一つと考えられています。
さらに、マスクをして会話をすれば飛んだ唾液でさらに雑菌が発生しやすく繁殖しやすいのでニキビを発生させたり、すでにできているニキビを悪化させる原因に繋がることもあります。
4.マスクの素材が合っていない
一般的に商品として売られているマスクの素材は不織布(ふしょくふ)が主流になっています。
不織布のマスクは、使い捨てができることと毎日清潔が保てるので洗う手間もなく便利なマスクです。ただし、不織布の素材が自分の肌に合っていないことから肌荒れの原因になっている場合もあります。
洋服でも化学繊維などやウールの素材で作られているものは、チクチクしたりかゆみが出る方もいますよね。それと同じで、マスクの素材が肌に合わないと肌荒れの原因になる場合があります。
5.ゴムの締め付けによるもの
マスクをつけてから外すと、くっきりとマスクのゴムの跡がついていたという経験を持っている方も多いと思います。
マスクはウイルスやホコリ、花粉が侵入しないように顔に密着するように作られている分、マスクのゴムは締め付けが強いものも多いです。このゴムの締め付けが肌荒れを引き起こす原因になることがあります。
また、ゴムに髪の毛が挟まってしまうと、それがまた肌への刺激になって肌荒れに繋がる場合もあるようです。
マスクによる肌荒れを予防する8つの方法
マスクによる肌荒れがあったとしても、やはりマスクをしないと風邪予防や花粉から守ることが難しくなります。ただ、マスクによる肌荒れは予防することは可能です。
そこで、マスクによる肌荒れを予防する8つの方法について紹介します。
予防1.まめにマスクを変える
マスクは、1日使ったら日をまたいで使うのはやめましょう。
マスクは1日終わったら捨てて次の日は新しい清潔なマスクに変えることが、マスクによる肌荒れの予防につながります。
不織布のマスクは1日使うとケバ立ってきて、それが肌に刺激になって肌荒れを起こす原因になってしまいます。
また、ガーゼマスクを使う方は要注意です。1日使ったマスクにはホコリや雑菌がついています。使い終わったあらネットに入れて洗濯したり手洗いするなどしてしっかり汚れは落とすのが基本です。
予防2.部屋の空気を入れ替える
家にいる間もマスクをつけている方は、少しでも肌荒れを起こさないように部屋の空気の入れ替えも意識的に行いましょう。というのも、部屋の空気が汚れていると肌やマスクにホコリや雑菌が付着しやすくなります。
私たちが思っている以上に部屋の空気は汚れやすく、空気中にホコリやダニ、ハウスダストなどが浮遊しています。
マスクや肌には良くないものが常に浮遊しているわけです。適度に部屋の空気を入れ替えることは肌荒れを防止することに期待できます。
予防3.ガーゼマスクに変える
上記で紹介したように、一般的によく使われているのは不織布のマスクです。
マスクで肌荒れを起こしてしまう方は、不織布のマスクからガーゼマスクに変えてみてはどうでしょうか。
ガーゼマスクは綿100%で肌触りが良く肌にはやさしいマスクです。
ガーゼマスクは耳が痛いという話もありますが、今は改良されてゴムも柔らかくできています。もしくは、マスク全部がガーゼ素材ではなく、顔にあたる部分だけがコットン素材になっているマスクもおすすめです。
こちらのガーゼマスクはマスクの層が3層ほどに分かれていて、肌にあたる部分は刺激の少ないコットン(綿)が使われています。まさに肌には優しいマスクになっています。
仮にそのマスクでも肌荒れが起きるようなら、マスクの間にガーゼを挟むことも肌荒れ予防の期待できる方法の一つです。
ガーゼは中途半端な大きさになってしまうと、口が動くたびに少しずつずれてしまい気になってしまうので、マスクのサイズに合わせて切って使ってもいいかもしれません。
予防4.口元はしっかり保湿してニキビ予防の化粧品を使う
どんなに自分に合うマスクに変えても、少なからず肌に刺激はあります。
マスクでの肌荒れを少しでも予防するには、口元をしっかり保湿することとニキビ予防の化粧品などを使って肌荒れを防ぎましょう。
マスクを毎日使うような時期になったら、いつも以上にスキンケアを念入りにする意識を持っておいたほうがいいかもしれません。
予防5.顔にフィットするマスクを選ぶ
マスクを選ぶときには素材と同じく顔に自然とフィットするサイズを選ぶようにすることも、マスクによる肌荒れを防ぐ方法です。
顔にしっかりフィットするもので、なるべく顔とマスクの間に隙間ができないようなものにするのがベストです。かといってマスクが小さいとその分肌とマスクの摩擦も起きやすいので、鏡でマスクをつけたときにフィット感を横から確認してみてください。
マスクのサイズの基本は耳と鼻の長さでサイズが分かれています。女性の場合はやや小さめのサイズになっています。
予防6.ゴム部分が太めの物を選ぶ
マスクを毎日つけていると、頬の部分や耳元周辺に肌荒れを起こす場合があります。
これは肌にマスクのゴムがあたって摩擦を起こしているからです。
ゴムによる摩擦を予防するためにもゴムは太めでやわらかい物を選ぶようにしてみましょう。
予防7.長時間マスクしたままにしない
できる限り長時間マスクをしたままにしないことも、マスクによる肌荒れを防止することに繋がります。
マスクによる肌荒れは、呼吸による湿気や温度でマスク内が蒸れてしまい雑菌などが繁殖しやすい状態になります。これが大きな肌荒れの原因の一つです。
ある程度マスクをつけたら、一度外して肌を新鮮な空気にさらすなどして工夫しましょう。
また、外したマスクを丸めて置いたりすると雑菌を繁殖させることになってしまいます。
できれば長時間使ったマスクを外したら次は新しい清潔なマスクをするように、常にカバンに新しいマスクを用意しておくといいですよ。
予防8.ナチュラルメイクにする
マスクと肌の摩擦、そして洗顔料やクレンジングを使うときに起きてしまう摩擦などを考えると、マスクを頻繁に使うシーズンはナチュラルメイクを心がけることをおすすめしたいです。
バッチリしたメイクをすればするほどオフ時の摩擦は避けられません。
マスクで刺激されている上に、これ以上肌に負担がかからないようにするためにナチュラルメイクをしておくのが無難です。
ナチュラルなベースメイクを基本にして、場面によってきっちりメイクをする必要があるときは、アイメイクにメリハリをつけるだけにして工夫しましょう。
肌荒れしてしまった時の5つの対策
どうしてもマスクを外せなくて肌荒れしてしまったときには5つの対策をとりましょう。
対策1.ファンデーションを一時休憩する
マスクによって肌荒れしてしまったら、肌は今敏感な状態にあります。なので、一時的にファンデーションは休憩してみてはどうでしょうか。
もちろんファンデーションも肌の負担になるので避けたいのですが、どちらかというとファンデーションよりもクレンジングの方が問題です。
クレンジングで毛穴にのめり込んでいるファンデーションをしっかり落とそうとすると、肌への負担は避けることはできません。
基本的に肌荒れを起こしているときの対策は肌への負担をできる限りおさえることです。
マスクで肌荒れを感じたらファンデーションはつけずに、目元だけのアイメイクにするかクレンジングを使わずに済むBBクリームなどを使ってみてください。
対策2.ワセリンで保護する
ワセリンは乾燥や肌荒れから肌を守ってくれる万能選手です。唇の荒れや髪の毛の乾燥にも使えるほど、湿性に優れていて乾燥や肌荒れの対策になります。なので、マスクで肌荒れを起こしている状態ならワセリンで対策するのが適していると言われてます。
マスクで肌荒れしている状態は、いつも以上にダメージを受けているので普段使っている化粧品でも刺激になる場合もあります。
そんなときに役立つのがワセリンです。
ワセリンはメイク落としにも使うことが可能ですが、肌に優しいのでクレンジング剤のように肌荒れを心配せずに使うことができます。角栓を取るときにも有効で、角栓の皮脂とワセリンがよく馴染み落としやすいといわれています。特に敏感肌の方ならワセリンを一つ持っておくと重宝しますよ。
対策3.ニキビがある時はなるべくマスクをしない
すでにニキビができ始めているときの対策としては、マスクをしないようにしましょう。
ニキビがあるのに毎日マスクをしてしまうと、それが刺激となってしまいますますニキビが悪化してしまう可能性があるからです。
ニキビができると触ってはいけないといわれますが、マスクが直接ニキビに触れることで摩擦になります。
ニキビがあるときにはニキビケアをしっかりしてマスクはいったん中止しましょう。
また、マスクを外すことができないようなら、マスクと肌の間にガーゼやガーゼマスクを使うなどするか大きめのマスクをして極力ニキビに刺激を与えないようにすることが大切です。
不織布のマスクは、ザラザラしているのでガーゼマスクよりも刺激が強いです。ニキビがあるときに必要な場合は短時間だけマスクを使うように工夫してみてください。
対策4.口元をしっかり保湿する
マスクが擦れたり触れたりする部分に多いのが口元周辺です。
マスクで肌荒れを感じたら、口元周りの保湿対策は念入りにしておきましょう。
保湿するときには、油分と水分の二つが必要です。
最初に化粧水で水分を補給できたら、仕上げに保湿性の高い美容液や乳液を使って口元周りの油分も補うようにしてください。
口元周辺の皮膚は顔全体の中でも特に皮膚が薄い部分といわれているので、こすりつけずに指の腹を使ってやさしくなぞるようなイメージで保湿するように意識しましょう。
対策5.サプリメントを活用する
マスクで肌荒れを起こしている状態は、いつもの肌よりもずっと敏感になっている状態です。
こんな時はサプリメントをうまく使って対策するのも方法の1つです。肌には必ず栄養素が必要です。
ダメージを受けている肌を活性化させて、自らの力で再生させるには食べ物などにも気を付ける必要があります。とはいっても、実際問題栄養のバランスがとれた食事をするのはなかなか難しいと思います。
あくまでサプリメントは補助食品ですが、サプリメントには体の内側から肌荒れを改善させる成分などが豊富に含まれています。
肌荒れをおこしているときに活躍するのがビタミンCやビタミンB2などです。
ビタミンCは抗酸化作用を持っています。ビタミンB2は肌や粘膜を健康に保つのに有効な成分言われてます。
これらの成分が入っているサプリメントが肌荒れに合います。
また、ビタミンB6が入っているサプリメントもおすすめです。
ビタミンB6は抗アレルギー作用があり皮膚炎を予防するなどの効果が期待できます。
注意するのは、現在医療機関などでお薬をもらっている方などは、医師に相談してからにしてください。
まとめ
今回はマスクで起こる肌荒れについて紹介しましたがいかがでしたか。
マスクをつけないと心配という方も多いと思いますが、肌荒れには十分注意しましょう。
では、この記事で紹介したポイントをおさらいします。
✅綿100%のガーゼマスクにしてみる
✅マスクを使う時期はスキンケアは念入りに!
✅ゴムは太めのもので長時間つけない
✅ナチュラルメイクをする
✅ニキビがあるときはマスクはしないこと
この記事で紹介したように、マスクで肌荒れを起こさない方法を試して風邪対策もしっかりして過ごしていきましょう。