日焼け後の皮むけはアフターケアが大切!!誰でも出来る10の簡単ケア方法とは!?

夏は海やプールに泳ぎに行ったり、キャンプなどでBBQやアウトドアを楽しんだりとイベントがたくさんありますよね。
屋外で過ごすイベントが多いと思いますが、夏の太陽の暑さや強さは、ものすごくお肌に影響を与えてしまうのでちょっと気になります。
日焼け止めを塗っていても、顔や腕、足、背中などが真っ赤になってヒリヒリしたり、数日たってから皮がむけ始まることもありますよね。
痛くてたまらない時もある皮むけですが、そのあとシミやシワなどができないように、また皮膚が回復するようにとケアはとても大事なことですよね。
そこで日焼け後の皮むけなどをケアする方法やその時期、特に体に必要な栄養素についてまとめました。
あなたが気になってることはありますか?
日焼けしたら皮がむけるのは何故?
同じように外で過ごしたのに肌が真っ赤になる人もいれば黒くなる人もいますが、日焼けには「サンバーン」と「サンタン」の状態があります。
「サンバーン」は日に焼けると肌がすごく赤くなりますが、それは火傷(やけど)の状態で、色白の人や肌が弱い人などがなりやすいようです。
「サンタン」は日に焼けると黒くなる状態ですが、どちらかというと元々肌が黒い人がなりやすい状態で赤くはならないそうです。
その2つは肌質の違いですが、紫外線から肌を守るために「メラニン」という色素が作られる速さによってタイプが分かれるようですね。
皮がむける理由
肌質の違いによって、日焼けの後はサンバーン(炎症)かサンタン(黒くなる)の状態になりますが、皮がむけるのはサンバーン(炎症)になるタイプだそうです。
皮がむける理由ですが、皮膚の炎症が少しづつ落ち着いてくると今度は角質層にある水分がなくなり皮膚の細胞が乾いていきます。
そしてカラカラに乾くと、ダメージをうけた皮膚の細胞が古くなり、皮となってボロボロとむけてきて、そのあと新しい皮膚の再生へと向かうそうですよ。
皮がむける期間
皮がむける期間は個人差がありますが、平均だと日焼けしてしばらく経った3日~4日後ぐらいから始まって、完全にむけるまでは1週間~2週間ぐらいかかるそうです。
ただ、普段あまりお肌のケアをしていなかったり、日焼け止めが塗りたりなかった場合は、完全にむけるまで数週間~数ヶ月かかってしまう方もいるようです。
自分で皮をむいていいの?
皮をむきたくなるかもしれませんが、自然にむけてくるのを待つほうがおすすめで、自分で積極的にはむかないほうがいいそうです。
それは皮の下の部分は、とても敏感な状態で傷つきやすいこと、また新しい皮までむいてしまう可能性があるので自分でむくのはやめましょう。
どうしても剥きたいときの皮の剥き方
どうしても剥きたいときですが、まずお風呂に入ります。でもボディーソープは皮の部分には使わないほうがいいそうです。
皮のむきかたですが、お風呂上がりに化粧水、そして乳液などを塗ったあとに、優しくマッサージをします。
お風呂上がりは、皮膚も少しふやけて柔らかいので、マッサージをすることで少し皮がはがれると思いますが、無理にはがさないようにしましょう。
無理にはがしてしまうと、傷などがつき新しい皮膚の再生が遅くなってしまうそうです。
あと、皮の部分は極度に乾燥した状態なので、肌の水分補給と保湿がおすすめですが、ヒリヒリしている場合は、化粧水は使わずに乳液などの保湿だけにしましょう。
化粧水は低刺激のもので「さっぱりタイプ」より「しっとりタイプ」がおすすめです。
日焼けで皮がむけた時の10のケア方法
日に焼けた後のケアも凄く大切ですが、新しい皮膚が生まれてきていてとても敏感で傷つきやすい状態にある皮がむけた時のケアもとても大切ですよね。
そこで皮がむけた時の10のケア方法を紹介しますね。
ケア方法1.お風呂はぬるま湯で、ゴシゴシこすらない
まずお風呂は熱いお湯はさけて、ぬるま湯に入りましょう。
その場合ですが、もしもまだ痛みがある場合はボディーシャンプーなどは避けることと、痛みを感じない程度のぬるま湯がおすすめです。
また肌に刺激を与えないために、もしもナイロンタオルを使ってる場合は、柔らかいタオルなどで洗いましょう。
ケア方法2.日焼け部分を冷やす
日焼けは「日光皮膚炎」と医学用語ではいわれているそうですが、軽度のやけどと同じぐらいの症状なので、まず冷やすことがとても大切だと言われています。
日焼け直後はもちろんのこと数日経って皮がむけ始めても、もし赤みが残っている間は炎症があるので冷やしましょう。
その場合ですがシャワーのお水で冷やしたり、冷たい水を絞ったタオルで日焼けの部分をおさえましょう。
また、冷やした化粧水やクールダウン系の化粧水などをティッシュやガーゼに含ませて、日焼け部分にのせることもおすすめです。
でもヒリヒリした場合は、化粧水を使うことをすぐにやめましょう。
ケア方法3.紫外線対策をしっかりする
皮がむけ始めた状態は、まだ肌が再生の途中なので肌荒れだったりシミシワができやすくなります。
この時期、肌がまだら模様になっていると思いますが、その状態のほうが普段の肌よりも紫外線のダメージを強く受けてしまうようです。
肌の再生も遅れてしまうので、絶対に肌に直接日光を与えないようにしましょう。
外に出る場合は、しっかりと保湿をして日焼け止めを塗ることをおすすめしますが、その際十分な量をのばして使ったほうがいいそうです。
少ない量だとのばす時に肌が擦れてしまうので気をつけましょう。
ケア方法4.質のいい睡眠をする
皮がむけている時期は肌の細胞の修復や新陳代謝がとても大切な時期と言われています。
肌細胞は28日周期で生まれ変わりがあって、古い細胞が新しい細胞に押し上げられることによって剥がれ落ちる仕組みをターンオーバーといいます。
また皮膚の構造は表皮、真皮、皮下組織、筋肉という層で出来ていますが、眠っている間に真皮や皮下組織の再生を促すそうです。
真皮は肌の保湿に大事なコラーゲンを合成している場所なので、睡眠はとても大切なことですし、質のいい睡眠を取ることで「成長ホルモン」を分泌します。
成長ホルモンは、肌の新陳代謝などに大切なホルモンで、夜の10時から2時までに出るといわれていましたが、基本的に寝て3時間の間に出るようです。
ただ成長ホルモンの分泌が活発になる状態は、深い眠りにおちることが大切なので、決まった時間に寝るようにしましょう。
ケア方法5.水分補給をこまめにする
日焼けの後はとても水分が減ってしまい、肌が極度に乾燥します。そのために日焼け後はもちろんのこと、皮がむけ始めた肌にも水分補給が必要になってくるそうです。
顔、腕、足など水を含んだタオルで冷やしたり、ヒリヒリがひいた場合は刺激が少ない化粧水を塗って保湿をしましょう。
顔はパックなどで保湿もいいですね。あと体の内側からの水分補給も大事なので、意識して多くお水を飲みましょう。また、スポーツドリンクなどもおすすめです。
ケア方法6.日焼けに効果のある食事をする
日焼けの後ですが、皮が剥けていき新しい肌の再生へと向かっているので必要な栄養を意識して食べるようにしましょう。
ビタミンAが含まれている食べ物(効果)
・モロヘイヤ
・ほうれん草
・春菊
・スモークレバー
・うなぎ
・あなご
・よもぎ
ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEは特に抗酸化作用があり、体の中で発生する活性酵素を取り除いてくれるそうです。
活性酵素は細胞を傷つけたり体を老化させてしまったりしますが、紫外線も活性酵素を増やしてしまう原因の1つと言われています。
日焼け後は、たくさん浴びてしまったであろう紫外線を少しでも抑えてくれる抗酸化作用のある食べ物を食べましょう。
また、ビタミンAには皮膚や粘膜を構成する皮膚の上皮細胞を作る作用があると言われております。
そして皮膚や粘膜の健康を維持するために上皮細胞の代謝を活発にして免疫力をあげ、病原菌などが入ってくることを防ぐ作用もあるのでビタミンAをとりましょう。
ビタミンCが含まれている食べ物(効果)
・いちご
・りんご
・トマト
・大根
ビタミンCにはビタミンAやEと同様に抗酸化作用が含まれているそうです。
あと、肌の材料になるコラーゲンや肌のはりの元になるエラスチンの生成に関わるそうです。
またシミの原因になるメラニンを抑制する作用もあるので、日焼けの後にはぜひ摂取したい栄養素の1つと言われています。
だたビタミンCは水溶性なので茹でた場合は成分が流れていきやすいので、スープなどで食べることをおすすめします。
ビタミンCを摂取るす上での注意する点ですが、特にレモンなどの柑橘類にはビタミンCだけではなく「ソラニン」という成分が含まれています。
このソラニンは紫外線を多く取り込むという性質があるので、ソラニンが含まれた柑橘類などを食べて太陽にあたることはやめましょう。
また日焼けの後は、肌がとても敏感でガードもできていない状態なので紫外線をなるべく避けるようにしましょう。
ビタミンEが含まれている食べ物(効果)
・かぼちゃ
・納豆
・うなぎ
・大根の葉っぱ
・抹茶
・魚
・アボガド
ビタミンEには抗酸化作用や抗炎症作用で、日焼けの炎症をやわらげる作用があるそうです。
また血行の促進作用があるので肌のターンオーバーも進んだり、肌への栄養をすみずみまで行き届かせる栄養素と言われています。
そして細胞の老化を防いだり肌のバリア機能もありますが、血中脂質が酸化することを防ぎ、皮膚に大事な脂質を保ち乾燥から防ぐという役割もあるそうです。
タンパク質が含まれている食べ物(効果)
・牛肉
・特に赤身の肉
・鶏肉
・豚肉
・あじ
・いわし
・ツナ缶
・納豆
・卵
タンパク質は、20種類のアミノ酸で構成されていますが、皮膚や爪などの材料になります。
そこで新陳代謝を活発にすることで、皮膚組織の再生を促していくという作用がタンパク質にはあるそうです。
ケア方法7.化粧水で保湿する
日焼け後や皮がむけはじめてからも、乾燥状態になっている肌には化粧水や乳液などで保水や保湿が大切です。
化粧水の選び方と成分について
日焼けの状態には数時間後から赤くなる「サンバーン(炎症)」の状態と、「肌が黒くなるサンタン」という状態があります。
化粧水は自分の肌のタイプに合わせて選ぶために3つのタイプに分けてみました。
①肌を焼くとすぐ赤くなって黒くはならない
炎症の肌の痛みを抑える:抗炎症成分、グリチルリチン酸ジカリウム(2k)、消炎成分のアラントインの成分
②赤くなった後、黒くなる
炎症を抑え黒いメラニンを押さえる:グリチルリチン酸ジカリウム(2k)、アラントイン、ビタミン誘導体Cとビタミン誘導体E
③赤くはならないけど黒くなる
安定型のハイドロキノン、ビタミン誘導体Cとビタミン誘導体の成分などがおすすめ
美白化粧水は刺激が強すぎるので使わないようにしましょう。
またアルコールやパラベンが入っている化粧水もさけましょう。
化粧水の後の乳液ですが、刺激が少ないものでアロエ成分入りなどもおすすめです。
ケア方法8.乳液(クリーム)で保湿する
肌がヒリヒリとして化粧水が塗ることができない場合は、乳液かクリームで保湿をおすすめします。
乳液(クリーム)の選び方と成分について
乳液やクリームはできれば敏感肌向けを選びましょう。
皮むきが始まった時期は、とてもお肌がデリケートで傷つきやすいからです。
・天然ハトムギエキス成分配合
・オーガニックアロエベア成分配合
・アロエエキス配合クリーム
なども肌に優しい成分なのでおすすめですよ。
特にアロエには日焼けの後の炎症をしずめる抗酸化作用があったりシミ、そばかすを防ぐ作用であったり、紫外線による細胞の傷を修復する働きがあるといわれています。
また馬油も日焼けのあとのケアに使えるそうですが、馬由は皮脂に一番近い成分でお肌に浸透しやすいことや炎症を鎮静化する作用があるそうです。
ただ使ってみて、もしヒリヒリした場合は使用をやめてタオルなどでまめに冷やしましょう。
ケア方法9.ムヒを塗る
日焼けのあとにムヒを塗ってもいいの?と思うかもしれませんが、かゆみが辛い場合などいくつかの注意事項を守りながら使用しましょう。
☑ムヒを塗るのは日焼けあとに炎症が治まり皮が剥がれかけてしまい、かゆみが出た場合のみだそうです。
☑皮が剥がれはじめても肌が火照っている場合、水ぶくれがある場合は炎症が治まっていないので絶対に塗らないようにしましょう。
☑広範囲にかゆみがある場合は、ムヒを塗らずに皮膚科へ行きましょう。
☑ムヒを塗って湿疹などのアレルギー反応が出た場合は、すぐに使うことをやめたほうがいいそうです。
☑ステロイド剤を配合しているムヒもあるので、ムヒを使用する場合は薬剤師さんに使う期間や注意事項を教えてもらってから使いましょう。
ケア方法10.皮膚科に行く
日焼けの後の水ぶくれ、かゆみが我慢できない、熱をもって腫れてる、などの症状で日常生活に支障きたすほどの場合は、すぐに皮膚科へ行きましょう。
もし軽度の場合で眠れないほどのかゆみや痛みでなければ、3日ぐらい様子をみて、それでも辛い場合は皮膚科へいくことをおすすめします。
まとめ
日焼けのあと皮がむけるのは紫外線を受けて炎症してしまった皮膚の細胞が古くなり、乾燥して皮としてむけることがわかりました。
皮がむけたあと、新しい皮膚が再生しますがそのためにもしっかりとケアをしたいですね。
では、もう一度この記事で紹介したポイントをまとめてみますね。
✅色白の人は赤くなり炎症しやすい
✅炎症がおさまって皮がむける
✅皮は無理にむかない
✅どうしてもむきたい時は風呂上がりに
✅皮がむけはじめた後の皮膚は敏感
✅ゴシゴシこすらない
✅皮がむけた部分は冷やすこと
✅皮膚再生には成長ホルモンが必要
✅質のいい睡眠が成長ホルモンを分泌
✅ビタミンA.C.E.たんぱく質を取る
✅低刺激の化粧水、乳液で保湿を
✅皮がむけた後のかゆみにはムヒを
✅痛みやかゆみがひどい時は皮膚科へ
日焼けの後の皮膚はとても敏感なのでケアがとても大切なこと。
日焼け止めなどの準備は必ず必要だと改めて感じました。
屋外で長い時間過ごす場合は、しっかりと日焼け止めを塗って楽しく過ごしたいですね。