短期間で太もものセルライトを除去するマッサージ方法

ふと鏡に映る自分の姿を見て「太ももにあるデコボコは何!?」と驚いた方もいるのではないでしょうか。
そんなに太っていない、痩せた方でもこの現象は起こると言われています。
このデコボコの正体はセルライトと呼ばれる皮下脂肪のことです。
皮下脂肪と言うと太った場合につくものと思われがちですが、このセルライトと呼ばれる皮下脂肪は体に溜まった老廃物や水分を脂肪細胞が巻き込み、時間をかけて固まったものであるために食事制限だけでは落とすことができない厄介なものでもあります。
ではそんな頑固なセルライトをどうやって治していけばいいのか。
ここではセルライトの原因、対処法、予防法を紹介していきます。
人に自慢できる綺麗な太ももを手に入れたい、セルライトに怯えず、美脚を維持したい方は徹底予防をしていきましょう。
あなたが気になってることはありますか?
太ももにできるセルライトとは何!?
セルライトができる原因
セルライトができる主な原因は体の中に溜まった水分と老廃物だと言われています。
本来は汗や尿などで排出されるべき余分な水分や老廃物の排出がうまくいかないと、それらは体にある脂肪細胞を肥大化させることになるのです。脂肪細胞は溜まっていき、時間をかけて固まっていきます。
次第には大きな塊となってしまい、太ももなどのぜい肉がつきやすい部分に溜まって表面をデコボコとさせてしまうのです。
セルライトができやすい人の特徴
セルライトの大きな原因は血行不良、偏食、運動不足が挙げられます。
人間の体は血行不良になると新陳代謝が悪くなり、排出すべき老廃物や水分が体の中に蓄積されていってしまいます。
血行不良となる原因は様々にありますが睡眠不足、汗をかかない代謝不足、脂っこいものを食べ過ぎて血液がドロドロになってしまう事態も血行不良を招くのです。
また体が冷え症な人も血行不良を招き、太ももがむくみやすくなってしまってセルライトへ拍車をかけることとなってしまいます。
また男性よりも脂肪がつきやすい体格をしている女性の方がセルライトもつきやすく、夏場の水着姿にはみんなが苦労している点でもあるのです。
セルライトの段階と種類
一言でセルライトと呼んでも、その種類には落としやすいものや落としにくいものなど種類あります。
脂肪型セルライト
一番メジャーなセルライトであり、解消がしやすいと言われる種類です。
大きな原因は肥満であり、太ったことで蓄積する脂肪細胞が固まったことで皮膚表面にデコボコを作ってしまうこととなります。
このセルライトが原因の場合、食事制限はセルライト対策に効かないと言われてはいますが油っこいものを食べない、血液をサラサラにするため野菜や果物を多く取るなど、食生活を見直す方法は大事なこととなってきます。
浮腫型セルライト
脂肪型の次に多いと言われています。
こちらはむくみや冷え症が原因となっており、冷え性と繋がる血行不良が原因となります。対策としては体を温める、定期的にセルライトをつぶすマッサージをする方法が有効です。むくみが生じてしまうとさらに血流が妨げられるという悪循環となるため、日頃の冷え症が気になる方は浮腫型セルライトの対策も重要になってきます。
繊維化型セルライト
セルライトの中でもなかなか治りが悪いと言われる種類です。
体の中で肥大化した脂肪細胞にコラーゲン線維くっついて繊維上になってしまい、セルライトが細かいために自力でのマッサージで治すことがほぼできません。
繊維型セルライトを治すにはエステなどの専門機器が必要となってきます。
筋肉質型セルライト
こちらもセルライトの中で落とすのが難しいと言われている種類です。
部活やサークルなどで運動をしていた方がその後、全くやらなくなってしまうと筋肉が脂肪に変わってしまい、太ももにセルライトがつくことになってしまいます。
セルライトのチェック方法
セルライトは見た目で皮膚表面がデコボコしているのが何もしないで見えることもありますが、多くは皮膚表面に力を加えてみたり、皮膚をねじってみたりすると表面のデコボコがわかる場合が多くあります。
まだねじって出る段階では軽いセルライトであり、何もせずに見えてしまうセルライトは肥大化して重症なタイプです。
あまりにひどくなると自力で治すのが大変になってくるため、専門家による判断を仰ぐのもポイントになってきます。
セルライトができる事によって起きる問題点
セルライトが太ももにできると見た目が悪く、水着を着た時にデコボコ痕のついた太ももを周囲に見せるのが恥ずかしいという事態になります。
見た目だけではなく、セルライトのついた太ももは毛細血管がデリケートになっており、少しぶつけただけでも青アザになってしまうため、さらに見た目が悪くなってしまうことにもなるのです。
またセルライトによって順調な血液の流れが妨げられることにより、むくみや冷え症を起こしやすくなってしまうと言われております。
セルライトは見た目だけの問題ではなく、体内部の問題でもあるということです。
セルライトを除去するマッサージの順序と方法
脚のツボやリンパ位置
むくみや血行不良で老廃物が溜まっている場合はそれを除去していかなければなりません。
除去の方法としては老廃物を手の平を使ったマッサージでリンパ節の部分に流し込み、汗や尿で排出するという方法があります。
リンパ節は大きな静脈が走っている部分や太ももの付け根、膝の裏に走っていますが皮膚2~3ミリ下の方にも走っているため、足全体をマッサージしてほぐした後は脚全体の皮膚を優しくさするだけでもリンパへの刺激となります。
またむくみや血行不良を回復するツボは足首の周囲、膝裏の中に固まっています。それらは指を使ってゆっくり痛くない程度に指圧し、刺激を与えていって下さい。
脚の裏をマッサージする
脚の裏には多くのツボが集まっており、太もものセルライトを除去するためには脚の裏のマッサージも良い点となります。
足の真ん中にある土ふまずを中心に、両手の親指を使ってゆっくり指圧を繰り返すと体が温まって血行が良くなり、緊張もほぐせることになります。
ふくらはぎと膝のマッサージ
ふくらはぎは第二の心臓とも呼ばれる有名な部位です。
下肢の血流を心臓に送り出すポンプの役割を果たしているため、温めたりもみほぐしたりすることは血行改善でセルライト予防効果が期待できます。
基本は下から上へなので足首からふくらはぎを通って膝裏まで、膝裏からはさらに太ももの付け根まで。
両手の指全体を使って上へと引き上げるようにマッサージを行います。
ふくらはぎにセルライトが溜まっている場合もあるので、ふくらはぎのデコボコが気になる場合はふくらはぎの方を、指を使ってもみほぐすようにして下さい。
太もものマッサージ
太ももはセルライトのつきやすい厄介な部分ですがここのマッサージを行う前には足裏、ふくらはぎなどを先にマッサージし、緊張やこりをほぐしてから行うと効率が良くなります。
同じように太ももも下から上へなので両手全体を使って太ももを包み込むようにマッサージを行うといいでしょう。
また太ももにすでについているセルライトは指を使い、優しくつまんでマッサージを行うのがオススメです。
セルライトをつぶすように行い、最後はつぶしたセルライトを老廃物として除去できるようにリンパ節へと流していきましょう。
脚全体のマッサージ
まずはつま先から、足の指の間を一本一本なぞるように足首側へ向かって上へと引き上げていきます。そして足首から膝裏へ、膝裏から太ももへと一つずつ階段を上がっていくように指全体を使って丁寧に行っていきましょう。
またセルライトのある部分は指先で軽くつまんでマッサージをしていき、セルライトのデコボコをつぶしていくようにします。つぶれたセルライトは老廃物なので最後には太もも付け根のリンパ節へと流していき、排出していきます。
全体的なポイントとしては末端から中枢へと丁寧にゆっくりマッサージを行っていくことです。
マッサージをする際の注意点
マッサージを行う際は手の摩擦によって皮膚を傷つけてしまったり、乾燥している肌では摩擦によってさらに肌を傷めつけてしまったりすることになります。
マッサージを行う際はクリームやオイルで保湿を行い、手が滑りやすくなるようにしていきます。
力加減は自分が痛いと思うほどでやってしまうと毛細血管を傷つけ、青アザができたり、肌を傷つけたりすることにもなるので力は入れ過ぎず、自分が気持ちいいと思う程度の力加減で大丈夫です。
また体が温まっている状態でマッサージを行うと老廃物の排出が円滑に進むので入浴中や入浴後にやるのがオススメでもあります。
時間としては片足約10分で行っていき、できれば毎日行うのが理想的です。せっかくほぐしたセルライトは放っておくと再び固まってしまうことにもなるので、テレビを見ながら合間にでも行っていくといいでしょう。
太もものマッサージ効果を上げるコツ
有酸素運動を取り入れる
セルライトを除去していくにはマッサージだけではなく、有酸素運度を取り入れていくのも効果的だと言われています。
セルライトの原因である血行不良を改善するにも、無駄な脂肪を落としていくのもウォーキングなどの有酸素運動を取り入れていくのが望ましいでしょう。
有酸素運動はゆっくりと呼吸をしながら行うものなのでランニングに比べて疲労度は少ない方でもあります。しっかりと体を温められるように最低20分はウォーキングをするといいでしょう。
お風呂で体を温める
入浴は太もものマッサージ効果を高める重要なポイントです。また脂肪を柔らかくしてくれるのでマッサージを行うことで脂肪燃焼も期待ができます。
入浴は熱過ぎる温度の入浴ではなく、自分が温まる温度でするのがいいでしょう。
入浴中もマッサージができる方は行っていくと、常に温まっている状態でのマッサージなのでセルライトの除去もスムーズに進むとされています。
入浴時にやせたい部分にラップを巻くのもオススメです。発汗が促されることによって脂肪燃焼の効果アップが期待できます。
セルライトを解消する食事と成分
セルライトを解消していく食事はまず体を冷やさないものが大事なことです。
あまり冷たい飲料を飲み過ぎず、またアルコールも冷えによる血行不良の原因となってしまうので気になる場合は控えるようにしましょう。
体のむくみを取るための栄養素としてカリウムがあります。
カリウムは緑黄色野菜や納豆などの大豆製品、海藻類に多く含まれているのでセルライトの原因であるむくみを予防していきたい場合は摂取していきましょう。
美容グッズを使う
サプリを使う
セルライトの除去にはサプリメントの使用も効果的だと言われています。セルライトを除去する専用のサプリメントもあるため、セルライトを狙い撃ちする場合は使用するといいでしょう。
セルライトは血行不良や冷え、むくみが原因であることから脂肪を燃焼させやすくするカプサイシン入りや水分の巡りを促すカリウムも予防に期待ができます。
着圧靴下を履く
ふくらはぎや太ももをキュッと締め上げてくれる着圧靴下というものもあります。
立ち仕事をしている方は段々とふくらはぎに水分が溜まり、夕方にはむくんだ足となってしまうので使用するのがオススメです。
日中の使用が難しい場合は寝る前に使用できるものもあるので、寝ている間にふくらはぎ、太ももを圧縮してくれる靴下を使用するといいでしょう。
効果があるマッサージクリームやオイルを使う
セルライト予防のマッサージをする場合は摩擦による肌のダメージを防ぐためにクリームやオイルを使うと肌の保湿もでき、一石二鳥と言えます。
クリームやオイルにはビタミンEが配合されたものを使うとより肌の保湿を高めてくれ、さらに血行促進する効果もあります。
またオリーブオイルを使用するのもオススメです。
オイルはクリームよりも滑らかにマッサージを行えるため、マッサージをしやすいというメリットがあります。オイル特有のヌメリが気になる場合は使用をした後にタオルやティッシュで拭き取るのがいいでしょう。
ローラーを使ってセルライトを潰す
セルライトを除去、予防するための専用ローラーも販売しています。安いものだと100円でも購入ができるため、太ももなどマッサージがやりにくいと感じる場合はローラーを使用するとやりやすくなります。
ローラーを使用する場合も肌のダメージ予防、動きを滑らかにするためにクリームやオイルを塗ってからの使用をオススメします。
また少し値段が上がりますが微弱な電流を流してマッサージができる電化製品でのローラーも販売されています。エ
ステで受けられるような電気刺激のマッサージにて筋肉を刺激し、脂肪燃焼を高める効果があるので余裕がある場合は使用するといいでしょう。
エステでセルライトを除去する方法
エンダモロジー
コンピューターで制御された二つのローラーを使い、気になる部分の脂肪を吸引してセルライトをつぶすエステです。
割と強力な吸引を行いますが専用のボディースーツを着用するため、体にアザや傷がつかないようになっています。
吸引を行うとセルライトがつぶれて柔らかくなるため、その後のマッサージにて体外へ排出しやすくなるので、太ももセルライトを撃退したい場合は受けてみるといいでしょう。
エンダモロジーの料金は1万~2万円ぐらいで、全身に行うか部分的に行うか、または受ける時間によって変わってきます。
初回のみは割引をしていることが多く、5千円前後で受けられるエステサロンもあるとのことです。
受ける回数としてはこまめに受けるのが理想的とされ、週に1、2回行うと効果的とされています。
EMS
Electrical Muscle Stimulatingと呼ばれるエステです。他のエステとは違ってセルライトをつぶすものではなく、電気で筋肉を刺激し、筋肉量を増やしていく方法になります。
筋肉量が増えると新陳代謝が上がり、カロリーを消費できるようになります。その結果、痩せやすい体となるのです。
また超音波によるものは脂肪細胞の膜を破壊し、脂肪細胞を液状化させます。液状化した細胞はマッサージによって排出され、血行の促進と新陳代謝のアップに繋がっていきます。
EMSの料金は6千~1万前後というところです。
初回はやはり割引があり、5千前後で受けられるサロンがあります。回数は1~2週間を目安に行っていくといいでしょう。
キャビテーション
音の振動による特殊な機械を当て、溜まった脂肪細胞に水泡を作ります。水泡は大きくなると壊れていき、中からは脂肪が流れ出していくので機械での施術後はマッサージを行い、流れ出た脂肪を体外へ排出していきます。施術後には新陳代謝がアップしているので、運動療法も取り入れていくとより効果的に痩せることができます。
キャビテーションも1~2週間内に行うのが効果的とされており、料金は20分という短時間で1万を超えるものもあるなど少し高めのコースもありますが、初回は割引があるので活用しやすくなっています。
ハイパーナイフ
他のエステ方法に比べると施術後短時間で目に見えて「痩せた」と感じることができる方法です。
ナイフという言葉はありますが外科的手術ではありません。ナイフで削ったように痩身を感じられるということもあり、早く痩せたいと思っている方にはオススメです。
機械には6本の金属突起がついており、その部分から高周波を出して脂肪を乳化させることと、乳化させた脂肪の排出を行うマッサージを同時に行うことができます。
1~2週間に一回行うと効果的とされており、3カ月は続けていくと痩せやすい体にもなり、太もものセルライトを撃退することに繋がると言われています。
太もものセルライト予防法
睡眠をしっかりとる
睡眠不足はカロリー消費をする新陳代謝を低下させること、体の疲労を回復できずにむくみも回復しづらい体となってしまいます。
痩せにくい体を防止するには夜更かしはせず、6~8時間のしっかりとした睡眠を取れるようにしていきましょう。
禁煙する
タバコに含まれるニコチンは血液の流れを抑止してしまい、血行不良となって冷えやむくみの原因となります。痩せたいと思っている方はできる限りの禁煙もしていくようにしましょう。
禁煙が難しい場合は電子タバコやミント味のガムも活用していき、できる限りタバコを減らすようにしてみるといいでしょう。
体を冷やさない
血行不良はむくみの原因となります。また老廃物の排出も妨げられるのでセルライトを予防していくならば体は冷やさないように、冷たい飲食もなるべく避けるようにします。
室内でも靴下を着用する、スリッパを使用するなど特に末端は冷やさないようにしましょう。
血行を促進する
体を温めることは新陳代謝も活発になり、脂肪の燃焼にも繋がります。運動で体を温めるとより効果的と言われています。
また温かいものを摂取する、カプサイシンの入った辛いものを摂取する、入浴で全身を温めるなど芯から体を温めるようにするといいでしょう。
運動やストレッチをする
運動やストレッチをすると血行の促進に繋がります。30分以上のウォーキングをするだけでも脂肪燃焼に繋がり、太もものセルライト予防として期待できます。
入浴後にストレッチを行うと体を柔軟にすることもでき、代謝のアップに繋がっていきます。
高カロリー、塩分が高い食事を控える
塩分の摂り過ぎはむくみの原因となります。
また高カロリーな食事、脂分の多い食事はカロリー過多だけではなく、血液をドロドロにして血行不良に繋がるので避けるようにしましょう。
もし食べ過ぎてしまった時は黒ウーロン茶を飲むなど脂肪分解をしていくものを摂取していき、次回の食事はカロリー控えめにするのがオススメです。
まとめ
太もものセルライトに関する原因、対処方を紹介していきましたがいかがでしょうか。
セルライトを除去、予防を行っていくと太ももの美脚に繋がり、自身を持って女性の場合はスカートを履くことができますね。
この記事のポイントをまとめていきます。
✅セルライトは見た目だけでなく、さらに血行不良やむくみを起こす
✅セルライトを予防するマッサージは足先から太ももまで入念に
✅マッサージの注意点
・強くもみすぎない
・入浴後など体を温めてから行う
・マッサージ前にクリーム、オイルを塗る
・片足ずつ10分を目安に
・老廃物を排出するために下から上へ
✅セルライトを予防できる美容グッズ
・脂肪燃焼、カリウム、セルライト除去のサプリメント
・むくみを防止する着圧靴下の使用
・ビタミンEの含まれたクリーム、オリーブオイルをマッサージで使用
✅セルライトを除去できるエステ
・2つのローラーを使うエンダモロジー
・電気刺激で筋肉を増やすEMS
・特殊な機械で脂肪細胞を水泡化、排出するキャビテーション
・高周波による脂肪の温めと排出が同時に行えるハイパーナイフ
✅セルライトの予防法
・睡眠はしっかり6~8時間
・禁煙も行っていく
・体は常に冷やさないようにする
・血行促進するために体を入浴、運動で温める
・運動、ストレッチでカロリーを消費する
・高カロリー、高脂肪の食事を摂らない
太もものセルライトを予防していくには肥満体質の改善が第一です。
解消してもリバウンドしてしまうと再びセルライトに悩まされる可能性も出てくるので、しっかりと自己管理をして予防していきましょう。