自宅でできる歯を白くする7つの方法とは!?

ここ数年、歯を白くしたいというこだわりを持つ方が多くなってきています。芸能人などの影響もあるかもしれませんが、ホワイトニングという、歯科医で受けるケアなどが知られるようになったことも理由の一つかもしれません。
歯科医で受ける歯を白くするホワイトニングの効果はある程度わかっていても、値段のことを考えるとなかなか厳しいですよね。でも、自宅でも歯を白くする方法はあります。
そこで、自宅でできるお金をかけずに歯を白くする方法を中心に、歯の色が偏食する理由なども紹介していきます。
あなたが気になってることはありますか?
歯が黄色くなる7つの原因とその成分
昔、「芸能人は歯が命」という言葉がありましたが、現在は、芸能人だけではなく一般人の私たちでも歯は大切です。
笑顔を作ったときに歯が黄色ければ、それだけでマイナスイメージになるのは男性も女性も同じです。ところが、歯を毎日磨いていても歯が徐々に黄色く変色します。
歯が黄色くなってしまうのは、大まかに分けると7つの原因があります。
①歯を汚す食材によるもの
歯を汚す食材は、とても身近なところにあります。
その食材は、コーヒー・紅茶・緑茶・ウーロン茶・ココア・赤ワイン・コーラ、カレーやケチャップなどに使われている合成着色料の成分を使用している食品などが該当します。
歯は色の濃い飲み物や食べ物を日常化して口にしていると、歯の色素(ステイン)に付着しやすいためは黄色く変色しやすいです。
②タバコのヤニによる変色
歯が黄色くなる嗜好品といえば、タバコです。
タバコを吸い続けるとヤニが歯にこびりつき歯を黄色く着色してしまいます。
タバコに含まれる成分のニコチンは、色素よりも強いために歯に染みついて黄ばみます。
そして、歯の表面にへばりつきステインに変化します。
③遺伝によるもの
意外に思うかもしれませんが、遺伝的な病気や代謝異常によって歯の色が黄色く変わってしまう場合もあります。
遺伝的に歯が変色してしまうのは、歯科治療での対応になるようです。
④口の乾燥によるもの
口の中の唾液不足によって乾燥することでも歯が黄色く変色します。
唾液は「洗浄効果」があるため、口の中が乾燥して唾液がなくなれば洗浄効果が薄くなります。
最近よく耳にするドライマウスや、口で呼吸するのが癖になっている方、歯並びが悪くて口を閉じられない方に見られる現象です。
⑤加齢による変化
加齢は肌にも影響しますが、悲しいことに加齢によって歯が変色していきます。
象牙質はもともと黄色ですが、年齢を重ねていくうちのその黄色が濃くなってきます。そして、毎日の歯ブラシでエナメル質が薄くなると、象牙質も色が透けてくるように見えます。
ただし、加齢による変化は「ホワイトニング」である程度改善されるようです。
⑥薬による着色
薬の中には、歯に着色を起こす成分が入っているものもあります。特に、色の濃いようなうがい薬や内服薬で歯の色が変わる場合もあります。
うがい薬の、ポピドンヨード、クロールヘキシジンの成分や、液体漢方薬・抗生物質(テトラサイクリン)など 色が濃い液体の薬などは、使用後にうがいをすることがすすめられます。
⑦虫歯や歯石、詰め物による変色
虫歯の治療や史跡を取った後の詰め物でも歯が変色します。
これは、経年劣化というもので、時間が経過すれば歯を黄色く見せる原因になります。
そのため、歯にかぶせ物をしていたり金属を使った治療などを数多く受けていると、どうしても黒く見えやすいです。
歯が汚れない為の予防
歯が汚れないようにする為には、普段の歯磨き方法で予防することが可能です。
それには、歯磨きの正しい選び方と、正しい歯の磨き方をマスターする必要があります。
歯磨き粉の正しい選び方
歯磨き粉の中には、口臭を予防したり歯の汚れをとるものと、歯自体を白くする為の歯磨き粉があります。市販されているホワイトニング用の歯磨き粉には、「研磨剤」と「色素を分解する成分」が含まれています。
まず、市販の歯磨き粉で歯を白くするには、「歯の汚れが取れる」・「黄ばみを」落とす歯磨きを選ぶようにしましょう。
◇ホワイトニング用成分◇
・ハイドロキシアパタイト(ヒドロキシアパタイト)
・ポリリン酸ナトリウム
・シリカ
・ピロリン酸ナトリウム
・PEG-8(マクロゴール400)
・PEG-600(ポリエチレングリコール600)
歯磨き粉を使うと歯磨き後に口の中がザラザラした間食がありますが、それが研磨剤です。
研磨剤は粒が大きければそれだけ歯の表面を削ります。そうなると、逆に歯の表面を傷つけ、場合によっては歯の黄ばみが悪化します。
つまり、歯磨き粉の研磨剤粒子が細かい方が、歯や歯茎に刺激が少なく効果的に汚れや黄ばみを落とす効果が期待できます。
正しい歯の磨き方
いくらホワイトニング効果のある歯磨き粉を使っても、間違ったブラッシングでは意味がありません。
正しい歯の磨き方は、プラークを取り除く歯磨き方法です。
プラークをしっかり歯ブラシで除去しなければ、ホワイトニング成分が歯の表面まで届きません。ここで紹介する動画を見て、正しい歯の磨き方の習慣をつけましょう。
自宅で簡単にできる歯を白くする7つ方法
歯を白くする方法は自宅で簡単にできる方法もあります。
それぞれのやり方には注意点もあるので参考にしてください。
①重曹を使って歯を磨く
重曹の歯磨きは、市販の歯磨き粉よりも汚れが落ちる効果が高いという特徴があります。ただ、重曹には、酸性に傾きがちな口内をアルカリ性で中和してくれるため、虫歯を抑制する効果がある一方、重曹を過剰に使うことには問題もあります。
重曹は正式名称を「炭酸水素ナトリウム」といい「塩(ナトリウム)」が含まれています。そのため、病気などで塩分を控えている方は注意が必要です。
また、重曹は研磨力が強いので使い過ぎると歯の表面を削り過ぎます。
②バナナの皮でこする
最近、歯を白くすることで注目されているのが「バナナの皮」です。
バナナの皮に含まれるカリウムの成分が、ステインの着色を溶かして歯を白くするといわれています。
やり方は、バナナの皮の内側で1分ほど歯をこすって、バナナの成分を付けたまま10分放置します。その後に乾いた歯ブラシで磨きます。
ただし、バナナの皮のフルーツ酸は、歯の表面のエナメル質を溶かしてしまう可能性があるのでやり過ぎには注意が必要です。
③ココナッツオイルを使う
歯磨き粉は研磨剤が歯の汚れを落としますが、ココナッツオイルは、オイルで汚れを浮かして落とすものです。
ココナッオイルの歯磨きのやり方は、歯磨きに混ぜながら使うだけの簡単な方法です。ただし、ココナッツオイルの歯磨きの効果は数か月かかります。
また、使用するココナッツオイルはヴァージンココナッツオイルが適しています。
食用のオイルは、不純物の成分が多く含まれるので逆に歯茎を傷つけます。
④活性炭で歯を磨く
活性炭は、細かい穴が歯の表面の汚れ黄ばみを取り除く効果があるといわれています。
活性炭での歯磨きのやり方は、歯ブラシを濡らして活性炭を歯ブラシにつけて3分間歯磨きするものです。
活性炭の原材料はマツ・木・竹・等ですが、注意なのは、活性炭素を吸い込んでしまうことです。肺には良くないので注意しましょう。
⑤オキシドールを使って歯を磨く
オキシドールといえば殺菌消毒剤ですが、漂白としての効果もあることから、歯の黄ばみを取り除くためのホワイトニングでも用いられるようです。
やり方は、オキシドールを薄めた水溶液を綿棒に浸して、歯の表面を触れていくように磨きます。
ただし、殺菌作用が高い成分なので口内細菌のバランスが崩れると、虫歯が出来たり歯周病になるリスクが高くなるので、オキシドールを使うときには濃度にも注意しましょう。
⑥チーズを食べる
歯を白くすることとチーズがどう関係しているのか、その理由は、チーズには虫歯を防いで唾液の生成を促進する効果と、ステインを防ぐ効果があるようです。
食べ方は、酸性のものを食べるときにカルシウムを含むチーズを一緒に摂り入れることです。酸性は歯を溶かします。それをチーズで補うということです。
⑦激落ちくんで磨く
激落ちくんには歯磨きシートが出ています。
これは水なしでも歯の汚れを拭き取ることができるシート状になっているものです。
これで歯を磨くと表面がツルツルとなる効果に期待ができます。
ただし、掃除用のスポンジなどは歯を磨くために作られていないので使用しないでください。
市販の道具を使った歯を白くする方法
歯を白くする方法には、市販の道具を使った方法もあります。
歯のマニキュア
歯のマニキュアは、歯そのものを白くするものではありませんが、塗料を歯の表面に塗るときれいな白い歯にすることができます。
やり方は単に塗るだけですが、注意点は、ムラにならないように均一で塗るようにします。また、市販のマニュキュアの使用期間は1日以内です。あくまで一時的なものです。
歯の消しゴムを使う
歯の消しゴムは、先端がシリコンでできているペン状のもので、歯の表面をこすると消しゴムに含まれる研磨剤の成分が、歯の汚れを落とし歯を白くするものです。
やり方は、歯の表面の水分を取り除き、消しゴムで優しく丁寧にこすり、あとは水で軽くすすぐだけです。歯の消しゴムは、表面を削っているので使い過ぎには注意してください。
ホワイトニング歯磨き粉で磨く
自宅で歯を白くするには、ホワイトニング歯磨き粉を用いるのがベストですが、ホワイトニング効果のある歯磨き粉の選び方にも注意しましょう。
ホワイトニング効果が期待できる歯磨き粉は、低研磨のものを選びましょう。研磨作用が強いものは歯を傷めます。
また、泡立ちが多すぎるのはちゃんと磨けているか分かりにくいので、泡立ちも低発泡のものにしましょう。そして、ホワイトニングの有効成分は濃度が950ppm以上のものがおすすめです。
電動歯ブラシで歯を磨く
電動歯ブラシは、ステインの汚れやプラークを落として、本来の白い歯に戻すこと効果が期待できます。表面の汚れを落とす機能は優れています。
電動歯ブラシのやり方は、1本1本の歯の形に当てるようにして磨きます。表面を磨くときには少し斜めに磨くのがおすすめです。
電動歯ブラシは数百円から数万円とピンきりですが安いから悪いというわけではりません。まずは、低価格のものから初めてみてはいかがでしょうか。
ホワイトニングテープ
ホワイトニングテープは、薄いフィルム状の素材でできているもので漂白作用があり、直接歯に貼り付けるものです。
直接歯に貼り付けることでホワイトニング効果が発揮され歯を白くすることが期待できます。
使い方は、テープを貼って30分放置します。貼り付けている間は口を動かさないようにします。30分後に剥がしてそれから歯磨きをします。ただし、ホワイトニングテープを均一に貼らないと、まだらになることもあるようです。また、30分以上放置はしないでください。
歯医者で歯を白くする方法
歯のクリーニング
歯のクリーニングは、歯に付着した歯垢や歯石を取り除く治療法です。歯を気にする方は二カ月に一度は通院してクリーニングをしています。
歯のクリーニングは、歯の着色を防ぐだけではなく、歯の健康状態もチェックできるので定期的に通うことをおすすめします。
ホームホワイトニング
歯科医で行うホワイトニングには、ホームホホワイトニングとオフィスホワイトニングの2種類あります。
ホームホワイトニングは、言葉どおり自宅で行う方法で、専用のマウスピースを作ってもらい薬剤を入れて使用するものです。
費用は数万円かかりますが、薬剤は必要に応じて追加で購入します。
オフィスホワイトニング
ホームホワイトニングは自宅で行いますが、オフィスホワイトニングは歯科医の管理する中で通院しながら受けるものです。
薬剤の種類や効果によって費用は数千円~数万円とかなり異なるようです。
ダイレクトポンディング
ダイレクトポンディングは、プラスチックの素材を歯に貼り付ける治療法です。そのプラスチック素材は、色や透明感がまるで天然の歯と見間違うほどです。審美的にも大きなメリットがあります。
ダイレクトポンディングの費用は、700円~50,000円と、圧倒的に安いというメリットがあります。
ただし、半永久的にその状態が保てるわけではりません。定期的にメンテナンスが必要です。
ラミネート
ラミネートは、ラミネートべニアと呼ばれるもので、セラミック製のシェルを貼り付ける治療法です。基本的な治療回数は2回から3回程度です。
費用は1本1本オーダーメイドのため、50,000円~150,000円となっています。
セラミック
セラミックは、もっとも確実に歯を白くする方法です。ただ、自分の歯を大きく土台の形に整えるという必要はあります。
セラミックは、色や形も変更できるので自分の理想とする歯にすることも可能なようです。ホワイトニングと併用することでより歯を白く見せることができます。
費用はオールセラミックなら80,000円~150,000円とかなり高額になっています。
インプラント
今、インプラントが話題になっていますが、インプラントは、顎の骨に人工歯根を埋め込む治療法です。
インプラントの費用は、治療前の検査などを含めると長い治療機関が必要なため高額な費用がかかります。
費用は地域によって異なりますが、全国の平均は300,000円~400,000円となっています。
白い歯を維持する方法
歯は、加齢と共に白さを失っていきます。
少しでも白い歯を維持していくには日頃の生活で注意することで、最低限の予防ができます。
ホワイトニングペンを使う
ホワイトニングペンは、ジェルの中に亜塩素酸ナトリウムが含まれていています。
亜塩素酸ナトリウムは、歯の表面の汚れを浮かして歯を白くするものです。ペンタイプで使い勝手が良くケアが簡単です。値段は2,500円程度ですが、高いと5,000円ほどです。
使い方は、歯にジェルを塗ったら反対側のジェルで重ね塗りして、数分経過したら後は歯ブラシで汚れを落とします。
ただし、亜塩素酸ナトリウムは、含有量によっては体に害があるようです。用法・容量は必ず守って使用してください。
鼻呼吸をする
口呼吸が癖になっている人は口の中が乾燥しやすいです。
唾液が不足すると白い歯を維持していくのが難しくなります。
唾液を促すには、鼻呼吸をするように意識してみましょう。
丁寧に歯を磨く
白い歯を保つには、丁寧な歯磨きは必須です。
丁寧といっても力を入れすぎると歯の表面が削れてしまいます。
丁寧な歯磨きは、大まかに磨くのではなく歯一本一本丁寧に磨いていくことです。
歯磨剤をつかってみる
白い歯を維持していくなら、着色を除去できるホワイトニング効果の高い歯磨剤を取り入れましょう。ホワイトニング効果の高い歯磨剤は、毎日使う必要はありません。
週に1回から2回程度使用して、あとは研磨剤が無配号の歯磨き剤でも効果は得られると言われております。
歯は白いだけではなく、歯周病や虫歯の予防も必要です。
歯磨剤を使い分けて使用することも一つの方法です。
着色料のある食べ物、飲み物を控える
白い歯を維持していくには、ステインの原因になる着色料のある食べ物や飲み物を控えることです。
特にコーヒーやワインを好む人は、飲食後にうがいや歯磨きするなどして対処しましょう。
うがいや歯磨きができない場合はガムを噛んでも大丈夫です。
ガムは唾液を促すので一時的にでも効果は期待できます。
まとめ
歯を白くする方法はいろいろありますが、間違った方法で行うと逆に歯にダメージを与える場合もあるので注意しましょう。
では、ここで紹介したポイントをまとめてみました。
✅歯が黄色くなる原因
・合成着色料が含まれる食材が変色させる
・タバコは歯が黄ばむ
・遺伝で変色する人もいる
・乾燥することで変色
・加齢で歯が黄色く変化
・薬に含まれる成分
・治療後の歯の詰め物
✅歯磨き粉は研磨剤粒子が細かい方が効果が高い
✅自宅でできる方法
・重曹を使った歯磨き。使い過ぎに注意
・バナナの皮の内側を使用する
・ココナッツオイルを歯磨に混ぜて使用
・活性炭は吸い込みに注意
・オキシドールは口内の細菌のバランスに注意
・歯を溶かす酸性を補うのはチーズ
・激落ちくんはスポンジは使わない
✅市販の道具を使った方法
・市販のマニュキュアは1日以内
・消しゴムは、使い過ぎると表面を削る
・ホワイトニング歯磨きは低研磨・低発泡・濃度950ppm
・電動歯ブラシは歯の形に当てるようにして磨く
・ホワイトニングテープは30分まで
✅歯医者での方法
・歯のクリーニングで歯垢や歯石を除去
・ホームホワイトニングは自宅
・オフィスホワイトニングは歯科医に通院
・ダイレクトポンディングは、定期メンテナンスが必要
・ラミネートは、オーダーメイド
・セラミックは、ホワイトニングとの併用がおすすめ
・インプラントは高額
✅白い歯を維持する方法
・ホワイトニングペンは用法・容量を守る
・鼻呼吸を意識する
・歯磨きは1本1本丁寧に
・ホワイトニング歯磨き剤は週に1回~2回でOK
・着色料成分が入っている飲食物は控える
歯を白い状態でキープしていくには、歯科医で数か月に一度定期的に健診してもらうこともおすすめです。
健診ではクリーニングなども行ってくれますよ。