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背中の黒い角栓って何!?原因や対策、予防法について

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夏は背中が大きく開いたファッションを楽しみたい方も多いですよね。

ただ普段は意識していない背中に、黒い毛穴がやたらと目立ち気になっていませんか?

背中の黒いブツブツがあると自信をもって背中を見せることができませんよね。

この記事は、そんな背中のブツブツの原因や対策、予防法について紹介します。


あなたが気になってることはありますか?

背中の黒いブツブツは角栓!

さて、背中の黒いブツブツの正体は角栓です。

角栓は、通常なら白っぽく肌の色に近いはずなんですが、毛穴の表面が酸化を起こすと黒っぽくなります。

黒い角栓はやっかいで、黒く見えるだけではなく固くなることもあって、そのままにしておくとアクネ菌や雑菌が繁殖します。こうなってくると、角栓のない毛穴にも広がり背中ニキビのトラブルを発生することもあります。

角栓って一体何!?

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そもそも背中の角栓とは一体何なのか、原因はどこにあるのでしょうか?

1.古い角質と皮脂が混ざりあったもの

黒い角栓は、古くて硬くなった厚い角質と、過剰に分泌された皮脂や垢などが混ざってできるものです。角栓が目につきやすいパーツが顔のTゾーンです。他には胸元部分にもよくできます。

通常なら、ターンオーバーによって古い角質は自然に剥がれおちて、新しい角質に生まれ変わる仕組みになっています。

ところが、何らかの理由でターンオーバーの周期が乱れると、古い角質は剥がれることなく厚く硬くなって毛穴にとどまり続けます。

そして黒い角栓となって、毛穴をふさいで皮脂も分泌されなくなってしまいます。

2.角栓はニキビの原因にもなる!

角栓は、毛穴の蓋のようなものなので、毛穴詰まりを起こしてニキビの原因になることもあります。

本来なら分泌される皮脂ですが角栓が邪魔して逃げ場がなくなり、毛穴にどんどんたまっていき黒い角栓の一部となります。

そこにニキビの原因になるアクネ菌やマラセチア菌が繁殖し炎症してニキビになります。

3.肌を守る役割もある

ここまでくると角栓には悪いイメージしかありませんが、角栓が毛穴をふさがなければ、外から入ってくる菌の侵入を防ぐことはできません。つまり、角栓には肌を守るという役割もあります。

もともと、角質は自然と剥がれて、ターンオーバーの周期でまたできるものなので、本来なら角栓があるからこそ菌から肌を守れているのです。

角栓が背中に多くできる理由は!?

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背中の黒いブツブツが角栓であることと、角栓の必要性はわかっていただけたかと思います。

なぜ角栓が背中に多くできるのでしょうか?

1.背中は皮脂の分泌が多い場所だから

背中に角栓が多くできる理由の一つは、背中は皮脂の分泌量が多い場所だからです。

一般的には、皮脂腺が多い場所は、頭・顔・胸・背中とこの順番に多いといわれています。

背中は、意識しないと見る場所ではありませんが、皮脂分泌が多い部分でもあるんです。

2.ターンオーバーが遅れているため

角栓が多くできる理由として、ターンオーバーが遅れているためともいえます。

古い角質が剥がれずにいつまでも背中の毛穴にとどまり、それが黒い角栓となっていきます。

ターンオーバーは、20代の場合なら約28日(4週間)周期で行われているといわれています。

この周期については、生活習慣の乱れや加齢、肌のダメージによって大きく左右されます。

これらの理由で、ターンオーバーが遅れると古い角質が剥がれないまま背中の毛穴をふさいで角栓となっていきます。

3.ボディーソープに含まれている合成界面活性剤によるもの

最近ボディーソープに含まれている合成界面活性剤という言葉をよく目にしたり聞くことがあります。

このボディーソープに含まれている合成界面活性剤も、背中の毛穴の角栓の原因になるといわれています。

合成界面活性剤は、本来混ざりあわない水と油を混ぜたもので、主に洗剤や洗顔料、シャンプーやボディーソープなどに使用されています。

問題は合成界面活性剤の種類です。

合成界面活性剤の中には、肌に刺激を与えたり肌機能を弱めさせるものもあり、それがターンオーバーを乱して毛穴の角栓の原因となってしまいます。

4.背中の洗いすぎによるもの

背中の角栓が気になったとしても、ゴシゴシ背中を洗いすぎるのも毛穴の角栓の原因になります。背中をゴシゴシと洗ったとしても、毛穴に詰まっている黒い角栓を洗い流すことはできません。

逆に、洗いすぎて必要な皮脂まで洗い流したり、角質層が傷ついて肌が乾燥し、皮脂の分泌が過剰になってしまいます。

5.シャンプーの洗い残しによるもの

背中の毛穴の角栓は、シャンプーの洗い残しによる場合もあります。

シャンプーをした後に、そのまま背中についた状態にすると、洗い残した洗剤やリンスが背中についたままになります。これが原因で、毛穴を詰まらせて角栓ができやすい状態になります。

背中の角栓を生活習慣で改善する方法

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背中の毛穴に詰まった黒い角栓は、生活習慣が大きく関わっています。なので、生活習慣を見直すことは、背中の毛穴の詰まりを改善させます。

そこで、背中の角栓を生活習慣で改善する方法について紹介します。

改善法1.脂っこいものを控える

脂っこい食事すると、顔がテカって見えることはありませんか?

実は、脂っこい物ばかりを食べていると、顔をテカらせるだけではなく背中の毛穴の角栓の原因になります。

脂っこい物は、皮脂の分泌量が増えるので背中の角栓の原因になります。時々であるならいいですが、好きだからと言って食べ過ぎないように控えることも大切です。

改善法2.背中の保湿をする

背中の毛穴の詰まり改善には、洗い流すことばかり注目してしまいますよね。ただ、角栓をなくすには、適度な潤いも必要です。

肌が乾燥しているのは、肌のバリア機能がしっかり作用していない証拠となります。

肌のバリア機能を活発にするには、安定したターンオーバーと保湿が必要です。

肌は乾燥すると肌を守る為により皮脂を分泌しようとします。これが過剰な皮脂分泌になり毛穴の詰まりや角栓を生み出します。キレイな背中にするには、適度な保湿は必ず必要です。

改善法3.ストレスを発散する

自律神経という言葉をご存知ですか。

自律神経は、無意識のうちに心臓や内臓を働かせて、体の隅々まで血液を流したり、食べた物を消化するなど大切な神経です。

この自律神経はとてもデリケートで、ストレスを抱えるとバランスが崩れます。そうなると、ターンオーバーを乱し、新陳代謝の働きや健康から美容まで大きな影響を与えます。当然、毛穴の詰まりなどを含む肌の乱れにつながります。

ストレスを適度に発散させることは心身ともに大切なことなんです。

改善法4.適度な運動をする

運動は、体を動かすことで血行が良くなるので、ターンオーバーを正常な周期で促し角質の生まれかわりを助けます。

運動はリフレッシュやリラックス効果も期待できるので、ストレス解消にもなり自律神経の安定にも大いに役立つといえます。

また、適度な運動は、心地よい疲労感があり睡眠にもいい影響を与えてくれます。

改善法5.ゴールデンタイムに睡眠するようにする

夜のゴールデンタイムと呼ばれる、PM10:00~翌朝AM2:00の4時間は美肌には絶対欠かせないといわれています。

睡眠の質を上げる事は、肌のターンオーバーを正常にさせるので、古い角質の生まれ変わりが促進され毛穴の詰まりや角栓をできにくくしてくれます。

さらに、適度な運動を行うと相乗効果でぐっすり眠れるのでターンオーバーの周期をより安定させます。仮に寝付けなかったり寝るのが遅くても、その日のうちに眠るように心がけましょう。

改善法6.紫外線対策をする

顔の紫外線対策はバッチリでも、背中はどうですか?

強い紫外線は、服を通り抜けて背中まで到達して肌に影響を与えます。

紫外線で肌がダメージを受けると、ターンオーバーが乱れたり、毛穴の角質が硬くなるなどの原因になります。

紫外線の強い季節は、UVカット効果があるものを羽織ったり、日傘などを使って背中の紫外線対策もしっかりしておきましょう。

改善法7.パジャマやシーツをこまめに洗濯して清潔に保つ

背中の毛穴の角栓の黒ずみは、パジャマやシーツも原因の一つになります。

パジャマやシーツやベッドカバーなどには皮脂や汚れや汗がしっかりついています。それが背中の角栓につながります。パジャマやシーツは洗濯して清潔に保つようにしましょう。

背中の角栓は自然に剥がれ落ちるのがベスト!

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さて、角栓を作らないような改善方法はわかりましたが、背中の角栓はできれば自然に剥がれ落ちるようにするのがベストです。

でも、できてしまった角栓は自分で取ったらどうなんでしょうか?

自分で角栓を取り除くとさらに角栓が生まれることも!

角栓は毛穴から菌が入ることを防ぐ役割もあるので、無理やり角栓を取り除くのは良いとはいえません。

理想は自然なターンオーバーで剥がれ落ちるようにすることです。

無理に角栓を取り除くと、そこにぽっかりと穴が開いてしまい、雑菌の侵入を許してしまいます。さらに、この危機的状況で肌は毛穴を防ごうとして皮脂を過剰に分泌させるので、角栓が生まれることもあります。角栓は無理に取るのではなく正しい対策が必要です。

背中の角栓の予防方法について

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背中の角栓の対策には、普段から予防しておくことが必要です。

そこで、予防方法についても見ていきましょう。

予防法1.生活習慣や食事を見直す

背中の角栓予防方法として、生活習慣や食事を見直すことはとても大切です。

睡眠不足やストレスなどは自律神経を乱れさせ、その結果、ターンオーバーや新陳代謝などに大きな影響を与えます。

背中の角栓が気になったら、生活習慣や食事を見直して心も体も栄養のとれた生活にするように心がけましょう。

●栄養のバランスをとった食生活

●ストレスは早めに解消

●適度な運動

●背中の紫外線対策も意識する

予防法2.ターンオーバーを正常化させる

角質のターンオーバーを正常化させることは、背中の角栓の生まれ変わりを促します。例え、自分で毛穴の角栓を取り除いても、ターンオーバーが正常でないとすぐに角栓ができます。

ターンオーバーは、生活習慣やストレス、紫外線や乾燥、さらにはホルモンバランスの乱れも関わります。ターンオーバーを乱さないような意識をもっていきましょう。

背中の角栓を上手に取り除く方法

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背中の角栓の根本的な改善は、生活習慣や食事などになりますが、背中が開いた服を着る予定ができたりするなど、今すぐ角栓をどうにかしたいという時もありますよね。

そこで、背中の角栓を上手に取り除く方法を紹介します。

1.オリーブオイルで角栓を取る方法

1.最初に手と背中を清潔にしておきます。そして、500円玉くらいの量のオリーブオイルを背中になじませます。

2.なじませる時には、マッサージするような感覚で伸ばしましょう。できれば手の届かない部分を家族にお願いします。

3.オリーブオイルの余分な油分をティッシュでオフします。

4.十分なじませたら、よく泡立てた石鹸でオリーブオイルが残らないようによく流してください。*オリーブオイルが残ると毛穴の詰まりの原因になります。

5.さっぱりと洗い流した後は、毛穴が開いたままの状態です。そこで、冷水シャワーを浴びて、毛穴を引き締めます。冷水が無理なら、冷水で濡らしたタオルを絞って背中にあてます。

6.角栓と油分をすべて洗い流した状態なので、このままでは乾燥しやすいです。なので、ボディケア用品や化粧水などを使ってしっかり保湿しておきます。

2.蒸しタオルで角栓を取る方法

1.手や背中をキレイに洗って清潔にします。

2.背中に保湿効果のあるクリームを塗ります。

3.背中にクリームを塗っている間に、水で濡らしたタオルを絞って30秒~1分ほど電子レンジで加熱し蒸しタオルを作っておきます。タオルは、柔軟剤が入っていないもので洗濯洗剤もしっかり落としたものにしてください。できれば、水道水ではなくミネラルウォーターだとベストです。

4.背中に蒸しタオルを当ててしばらく蒸らします。

5.蒸らし終わったら、蒸しタオルで背中の保湿クリームを優しく拭き取りましょう。

6.蒸された事で毛穴が開いているので、今度は冷水で絞ったタオルを背中に乗せて開いた毛穴を引き締めます。

7.仕上げに、ボディケア用品や化粧水でしっかり保湿をしておきましょう。

3.オロナインパックで角栓を取る方法

1.手と背中を洗って清潔にします。または、清潔になったお風呂上りで行ってもいいでしょう。

2.角栓が気になっている背中の部分にオロナインを塗って10分~15分ほどなじませます。

3.電子レンジで温めたタオルでオロナインを優しく拭き取ります。

4.ワセリンで角栓を取る方法

ワセリンには種類がありますが、肌トラブルにおすすめなのは純度の高い白ワセリンです。

1.まず手や背中など清潔にします。

2.背中にワセリンを塗ります。

3.そのまま20分ほど放置しておきます。

4.最後は、ワセリンが残らないようにしっかりと洗い流します。

5.タンパク質を分解する作用があるボディーソープを使う

角栓は、皮脂や角質や垢などですが、成分のほとんどはたんぱく質です。その為、たんぱく質を分解する作用があるボディーソープも背中の角質に有効です。

毛穴から古い角質や垢などを取り除くだけではなく、保湿成分も配合されているので洗いあがりは肌がしっとりします。ただし、ゴシゴシこすっても角栓は落ちません。やさしく洗うようにしてくださいね。

6.皮膚科やエステに通う

背中の角栓は、皮膚科やエステサロンに通ってケアする方法もあります。施術方法は、

●毛穴にスチームを当てて吸引

●角質をケミカルピーリングでケアする

●ミネラル導入で肌を改善する

などがあります。

ただ、1回で改善されるわけでなく最低3ヶ月必要です。

料金は1回で5,000円~10,000円ほどが相場です。

まとめ

背中 毛穴 黒ずみ まとめ

背中のブツブツした黒ずんだ毛穴は、普段の生活習慣から見直しが必要なようですね。

では、この記事のポイントをおさらいしておきましょう。

✅背中の黒いブツブツは、古い角質と皮脂がまざり合った角栓
✅角栓は、ニキビを作ることもあるが、菌の侵入を防ぐものでもある。
✅背中の角栓を生活習慣で改善
・脂っこいものは控える
・保湿は必要
・ストレスを抱えず適度な運動も必要
・質の良い睡眠
・背中の紫外線対策も
・パジャマやシーツは清潔に保つ
✅角栓を取る方法
・オリーブオイル:終わったらよく洗い流す
・蒸しタオル:保湿はしっかりする
・オロナインやワセリンは残さないようにする
・タンパク質を分解するボディーソープを使う
・皮膚科やエステは、最低3ヶ月通う必要がある。

夏になってからというよりも、早めに背中の毛穴の黒いブツブツを退治して、自信をもって背中の開いたファッションを楽しみましょう。

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