薄毛の原因はストレス!?ストレスにはどんな種類があるの!?

日頃から仕事や家事、子供のいる方は育児。
学生ならば学業。
人はそれぞれやらなければならないことに日々奮闘をしていることでしょう。
そんな忙しい毎日だけれど、いつまでも素敵な自分でありたい。
そう思って鏡を見てふと頭の上の方が気になり……。
「自分って髪が薄いかも?」と感じた方も多いのではないでしょうか?
どこからどう見ても薄く、地肌が見えてしまっている。
自分はこのまま髪がなくなってしまうのでは?
そう思うと自分の容姿に自信が持てなくなってしまいますね。
その薄毛は日頃奮闘していることによるストレスが大きな原因かもしれません。
ここでは人間が受ける6つのストレスとそれが及ぼす影響について紹介をしていきます。
あなたが気になってることはありますか?
ストレスが薄毛を引き起こす原因となるのはなぜ?
ストレスが人間にとって良い影響を及ぼさないということはよく知られていることです。
しかしそれによってなぜ薄毛が引き起こされてしまうのか、それは受けるストレスによって血液の循環が悪くなり、髪が栄養不足になることが原因です。
人間には2つの自律神経というものがあり、ストレスはこの神経の1つに強く影響を及ぼすものとされているのです。
交感神経
人間が元気に活動している時、緊張をしている時、物事でストレスを受けた時に働く神経であり、そして人間が起きている日中に働く神経のことです。
交感神経は人間の心身を活発にする効果があり、心臓を活発に動かすことで血液の循環を良くします。
その他に血圧の上昇、気分の高揚などの効果があります。
副交感神経
人間が静かに休んでいる時、リラックスしている時、そして人間が眠っている夜間に働く神経のことです。
身体を休めることで副交感神経が働き、血圧の安定、疲労の回復、精神の安定などの効果があります。
交感神経が動なら副交感神経は静、この2つの神経は人間が動いたり休んだりを繰り返し、交互に働くことによって心身ともに安定した状態を作り出してくれます。
しかしこれがストレスを感じると交感神経ばかりが働くことになるのです。
一時的なものだと問題ないとされていますが常に交感神経のみが活発に働いてしまうと人間の身体は落ち着くことができなくなってしまいます。
そして身体は常に緊張状態を保ち、心臓の動きが早まります。
心臓が早まると血管は常に収縮を繰り返しますが、動き続ける血管はいずれ血行不良を引き起こすことに。
その結果、身体の隅々までに栄養が行き渡らなくなり、残された栄養は生きるために必要な部分のために使われ、生きるためには絶対的に必要でない髪や頭皮の栄養は省かれてしまうということです。
人間が受ける6つのストレスの種類
次に人間が受けるストレスを6つに分けて紹介をしていきます。
①身体的と心理的ストレス
身体的外傷や身体の内的に生じるものによって感じるストレスのことです。
心理的なものは身体的ストレスからの派生で運動やケガなどを「もう嫌だ」や「やりたくない」と思うマイナスイメージが芽生えることによって抱えるストレスのことを言います。
疲労……身体を酷使し、疲労が溜まることでストレスを生じます。
不眠……十分な睡眠を取らないと疲労が回復せず、ストレスが生じます。
病気……風邪などにより、思うようにできないことがストレスとなります。
ケガ……身体の動きの制限、ケガによる痛み、気分不快がストレスとなります。
また自身の身体の管理や食生活によって生じるストレスもあります。
運動……運動不足による身体能力の低下、運動のし過ぎによる身体のダルさや疲労。
食事……偏食、小食、過食にて栄養コントロールできず、ストレスを溜めやすい体質に。
生活……不規則な生活、慣れない生活にて疲労が回復できない、緊張が続いている状態。
②社会的ストレス
人間関係や社会との関わり、立場などのプレッシャーで感じるストレスです。
仕事、学校、近所、親戚、家族などの人間関係によるもの、ノルマや試験で成績が芳しくない、達成しなければならないと思うことで感じるプレッシャーもストレスとなることが多いでしょう。
特に対人関係のストレスは仕事をしている人や学校に通う人は常に受けることが続き、うまく交流ができていないと強いストレスとなり、ひどい時は対人恐怖症を引き起こしてしまうこともあります。
③精神的ストレス
大切なものを壊したり、なくしたりしてしまった時、または物事による気分の落ち込みや怒りなどの気持ちが精神的ストレスとして分類されます。
悲しみや恐怖、苛立ちなどもここに入ります。
精神的ストレスで最も強いとされるのは大切な人との別れです。
大切なものを失った時の落ち込みや悲しみは極度に大きなストレスとなりますが、時間と共に癒やされていくものでもあるとされています。
④化学的ストレス
人間の身体の中で起こる化学変化により、起こるストレスです。
食事によるカフェインなどの成分摂取にて引き起こされる症状、酒などアルコール飲料を摂取した時に起こるものでもあります。
アルコールは摂取をするとその成分から身体の緊張状態が持続することになります。
緊張状態の継続はストレスとなることなので化学的ストレスとして分類されています。
⑤物理的ストレス
人間にとって不快な環境のことを言います。
温度、騒音、大気、湿度など。
湿度が高くて不快指数が高まることも物理的ストレスを受けていることになります。
聞いていて不快になる騒音、暑さや寒さの温度変化もこのストレスです。
一言でストレスと言ってもストレスの原因は様々な物事からなります。
いずれにしても不快に思うことや消極的なイメージを抱いてしまうと少なからずストレスを抱えてしまうことになります。
ストレスは色々ですがどれも交感神経を刺激すると言われています。
ストレスによる薄毛として円形脱毛症が有名
円形脱毛症はストレスが原因と言われるものですが、なぜ毛髪が円形になくなってしまうのか。
それはストレスが人体に様々な悪影響を及ばすことでもある通り、強いストレスがかかると人間の免疫機能が上手くいかなくなることが原因と言われています。
ストレスによって自己免疫性疾患を引き起こし、体内にある免疫が身体の中にある必要な細胞を傷つけてしまいます。
この傷付けられた必要な細胞が頭皮の一部分であり、細胞が傷付けられるとその部分は機能をしなくなり、その結果その部分は髪が生える機能をなくしてしまうことになるのです。
これが円形脱毛症と言われています。
薄毛になることでもストレスを感じるという悪循環にも?
身体的、物理的に不快な思いをすることでもストレスとなりますが「自分が薄毛である」と思ったショックでもそれがストレスとなり、余計薄毛に拍車がかかることになってしまう可能性もあります。
余程ストレスによってうつ病などのひどい状態にならない限りは、ストレスは生活を見直すだけで回復できるものです。
ストレスは回復できる=薄毛の原因となっているものも解消できる、とポジティブに考えるのが薄毛を回復させることに繋がると言えるでしょう。
まとめ
ストレスがどれほど薄毛に影響を与えるものなのか、個人差もありますが強いストレスがずっと続くのは薄毛だけでなく、精神的にも参ってしまう可能性がありますね。
ストレスの種類も多岐に渡り、その種類によっては解消法も異なるものです。
簡単にできるものとしては生活習慣を見直し、三食の食事を摂ってよく睡眠を取る。
仕事や学校の疲労もおいしいご飯を食べて眠ればいずれはスッキリと取れていきます。
薄毛が心配、と悩み過ぎずに自分の好きなことで気晴らしをしてストレスを回復させるのが薄毛への改善へと繋がる第一歩となるでしょう。
もちろん心配ごとは誰かに相談することでも安心できるものです。
髪の専門家でもいいですし、ストレスが溜まっていると感じるなら気の合う友人にストレスや薄毛について話をしてみるのもいいでしょう。