前髪が浮く!忙しい朝に簡単に前髪を直す7つの方法

朝起きてみると前髪が浮いていて、直すのに苦労されている方も少なくないのではないでしょうか。ただでさえ時間のないあわただしい朝の時間に、前髪直しに時間を費やすのはストレスになりますよね。
どうして前髪が浮いてしまうのか、その原因を理解した上で対処法をいくつか知っておけば、朝の過ごし方も少し楽になるのではないでしょうか?
もちろん、自分の髪質や頭髪の量などで個人差はありますが、ちょっとした工夫で悩みが少しでも解消できるのは助かるでしょう。
性別問わず簡単にできるプロおすすめの方法から、寝る前に少し気を付けるだけで朝の髪の状態が改善する習慣まで色々な方法をまとめました。
あなたが気になってることはありますか?
前髪が浮く4つの原因
前髪が浮いてしまうことに悩まれている方は、毎朝時間をかけて前髪を直されているのではないでしょうか?
浮いている状態も、うねりがある,ぱっくり分かれるなど人さまざまでしょう。
髪質や生え際の状態などにも関係がありそうですが、根本的な原因がわかればその対策や予防が出来そうですよね。
前髪が浮いてしまう4つの原因についてご紹介します。
原因1.前髪のカットが合っていない
頭髪の生え方には人それぞれ特徴があるため、前髪のカットの仕方によっては前髪が浮く原因になることもあるでしょう。
カットの際には、自分の髪の特徴を美容師さんに伝えることが大切になりますね。
特に前髪にある程度の長さや量がないと、髪の毛の重さが足りずに浮いてしまうことがありますので、短く切りすぎてしまわないのがいいでしょう。
原因2.前髪が直毛か癖がある
いわゆる癖毛といわれる特徴があると、生え際の癖も強い傾向があるようです。
髪の根元が上向きになる癖があれば、前髪は浮きやすくなるでしょうし、湿気が多い日には髪の毛がふくらみやすいので、やはり同じような状態になる可能性が高いですね。
また、直毛の方は髪の毛が太くて硬い方が多く、生え際が上を向いている場合そのまま上向きに髪の毛が生えるため、前髪が浮きやすくなるようです。このような方は、前髪を下に向けようとしても、髪質が硬くてなかなかうまくいかないことが多いでしょう。
原因3.入浴後に髪をしっかり乾かしていない
入浴後に髪を十分に乾かさないで寝てしまうと、寝癖がつきやすくなったり前髪も浮きやすくなるという経験がある方もいらっしゃるでしょう。
髪の毛の表面にはキューティクルというものがあるのですが、シャンプー後キューティクルは開いた状態になっており、髪の毛が乾いていく過程で閉じていくという性質を持っているそうです。
中途半端に乾かした状態で寝ると、髪の毛が変な方向に向いたままでキューティクルが閉じてしまい、そのままの形がキープされてしまうのですね。
前髪の場合、特に根元から立ち上がる場合が多いので、生え際自体がしっかり乾いていないと浮いてしまう可能性が高いでしょう。
原因4.ドライヤーやアイロンのかけ方が違う
ドライヤーやヘアアイロンのかけ方が間違っていると、しっかり乾いても前髪が浮いてしまうことがあるようです。
知らず知らずのうちに自分の髪の癖を強調する乾かし方をしたり、前髪が浮きやすい方向に温風を当てたりしているかもしれないのですね。
ヘアアイロンで前髪の浮きを直そうとする際にも、アイロンの当て方によってはさらに浮かせてしまうこともあるのですね。
前髪が浮いている時の7つの対処法
浮いてしまった前髪を直す方法としては、まずドライヤーやヘアアイロンなどを使う方法が挙げられるでしょう。
この場合、ドライヤーなどを効果的に使いこなすコツなどを知っておけば、忙しい朝にも手軽に直せそうですよね。
ヘアスタイリングのプロがオススメする方法がありますのでご紹介しましょう。
また、ドライヤーなどを使う時間がない場合に助かる工夫も色々ありそうです。ここでご紹介する7つの対処法、ご自分のライフスタイルや髪質に合った方法があるといいですね。
対処法1.ドライヤーで直す方法
ドライヤーで直す場合に大切なポイントは、前髪を根元から濡らすことだそうです。
髪の表面にあるキューティクルは、濡れている時に開き乾くと閉じる性質があるのですが、キューティクルが閉じてしまうとなかなか形を変えるのが難しいようなのです。
生え際までしっかり濡らしてからドライヤーの風を当てるのが基本なのですね。また、温めた後に冷風で冷やしてやると、効果も早く現れるでしょう。
対処法2.割れて浮く前髪の直し方
前髪がぱっくりと分かれてしまった場合、前髪を分かれて流れた方向とは逆方向に手で引っ張りながらドライヤーの温風を当てるだけで効果があるそうです。
①前髪を右手でまとめてつかみ、右に引っ張りながら左側からドライヤーの温風を当てる
②前髪を左手でまとめてつかみ、左に引っ張りながら右側からドライヤーの温風を当てる
③同じ手順で下向きに引っ張りながら前髪の上からドライヤーの温風を当てる
この場合、最後に冷風を当てなくてもある程度落ち着くことが多いでしょう。
対処法3.クセによって浮く前髪のときの直し方
生え際に癖が強い場合など、上に向いて前髪が生えて浮いてしまう場合は、ロールブラシなどを使うのが効果的のようです。
この場合は、ドライヤーの温風と冷風を使い分けるのがオススメです。
①利き手にドライヤーを持ち、反対の手でロールブラシを前髪の上に抑えるように乗せる
②前髪に乗せたロールブラシと髪の間に、頭上からドライヤーの温風を当てる
③そのままの状態でドライヤーの冷風を当てる(冷風を当てずにそのまま冷ましてもいいが、ブラシは髪に乗せたままにする)
一度やってもまだ浮いてしまう場合この工程を繰り返すことになりますが、ロールブラシの位置を少しずつずらして行うといいでしょう。
対処法4.少しだけ前髪が浮く時の方法
前髪の浮き具合がそこまで激しくない時には、手で前髪を押さえてドライヤーの風を当てるといいでしょう。
①それほど浮いていない表面の前髪があれば、ヘアピンなどでとめておく
②浮いている部分の前髪を手の平でぴったりと押さえながらドライヤーの温風を当てる
③押さえたままの状態でドライヤーの冷風を当てる(自然に冷ましてもいい)
対処法5.ヘアアイロンで直す方法
前髪の一部の癖が強くてそこだけ浮いてしまった状態などには、ヘアアイロンを使うのがオススメのようです。
前髪をまっすぐに伸ばすのではなく、弧を描くように前髪を内側に入れ込むイメージで行うのが効果的と言われています。
注意点としては、ストレートアイロンを高温でかけすぎないこと、アイロンをやりすぎないことが挙げられています。
高温で必要以上にかけることで髪の毛の水分が失われ、逆にふわふわしてしまったり静電気の原因になるということですので、あくまで応急処置として手早く行うのがよさそうです。
また、ドライヤーとの併用が効果的ともいわれます。まず水分で湿らせた前髪をロールブラシで下に引っ張りながら根元を中心に乾かし、その後前髪の中間あたりをストレートアイロンで挟み毛先まで滑らせるといいでしょう。
対処法6.前髪をピンで止めて時間をおく
簡単ですが意外と効果的なのが前髪をピンでとめておく方法なのだそうです。忙しい朝でも、朝食やメイクの間にできるのがいいですね。
コツとしては、ヘアピンで前髪をつぶすようなイメージでとめて最低でも10分くらいその状態にしておくこと、髪がちゃんと乾いている状態で行うことなどがあるようです。
さらにピンでとめる直前にドライヤーで前髪を温めるだけで効果が倍増するようですので、試してみる価値がありそうです。
これは、髪の毛が冷えていく過程で起こる『水素結合』という化学反応を利用しているため、ちゃんとした根拠があるのですね。
ただしこの方法は、髪質によってはピンの跡がついたり湿気などで元に戻ることもあるかもしれないようです。ヘアスプレーなどでよりしっかり長持ちさせるのも一つの工夫ですね。
対処法7.洗い流さないトリートメントを使う
アウトバストリートメントといわれる洗い流さないタイプのトリートメントには、外からの刺激からくる髪のダメージ進行を防ぐ効果があると言われます。
それと同時に、ある程度髪質をコントロールして扱いやすい状態にしてくれるため、前髪が浮いている状態を改善してくれることも期待できそうです。
髪の毛につけるだけなので簡単なのですが、つけすぎると油分でしっとりしすぎて逆に前髪が分かれてしまうかもしれませんので注意が必要で
すね。無駄なく効果的な使い方をご紹介します。
①前髪を霧吹きなどで軽く濡らしてクシでとかす
②タオルなどで前髪の水分を軽くとる
③前髪に洗い流さないトリートメントを前髪にごく少量つける(1滴程度の量)
④再度クシでとかしてなじませて乾かす
対処法8.ニット帽を被る
考え方はピンで前髪をとめるのと同じですが、一度で頭髪全体のボリュームを抑えることが可能なのが特徴です。
この場合、浮いている前髪にニット帽のふちの部分が当たるようにかぶるといいと言われます。
10分程度はそのままの状態で、その後スプレーなどでヘアスタイルを持続させるなどの工夫をするのが効果的でしょう。
ただし、寝起きからニット帽をかぶることに違和感がないとは言えないので、同居の方にはあらかじめ説明をしておくのがいいかもしれませんね。また、太目のヘアバンドも同じように使えそうです。
対処法9.前髪を増やす
前髪にある程度の長さや量がないと、髪の毛の重さが足りずに浮いてしまうことがあるようです。
前髪を増やすことでそれを解消するというのも一つの方法でしょう。
前髪の範囲が狭くて量が少ない場合、その周りの髪を切って前髪の範囲を増やす方法も有効なのだそうです。ただし、素人考えで適当に切った場合かえって逆効果になる可能性もありますので、ちゃんと美容師さんと相談してカットしてもらうのがオススメでしょう。
対処法10.寝癖直しスプレーを使う
前髪を水で濡らすよりも寝癖直しスプレーやウォーターを使った方が、よりスムーズに浮く前髪を直すことができるでしょう。
忙しい朝に少しでも手早く簡単に前髪が浮いた状態を直すのにオススメのアイテムといえますね。
前髪が浮かないようにする4つの方法
浮いてしまった前髪の対処法を色々とご紹介しましたが、日常生活の中のちょっとした工夫で前髪が浮かないように出来れば楽ちんですよね。
忙しい朝の時間がより有効に使えるのもありがたいことです。前髪を浮かないようにする4つの方法をご紹介しますので、ご自分に一番合ったやり方を探してみて下さいね。
方法1.美容師さんに髪質や癖を伝えてカットしてもらう
前髪を短くしすぎると、どうしても浮きやすくなるようです。髪をカットする際には、自分の髪質や癖について美容師さんに伝えた上で、ヘアスタイルを決めるのが安心でしょう。
短い前髪にした場合でもカットの仕方次第で浮きにくくなったり、逆に髪質や癖を生かしたスタイルを提案してもらえるかもしれませんよね。
方法2.ストレートパーマや矯正をかける
前髪の生え際の癖や癖毛などでもともと浮いてしまいやすい方は、ストレートパーマや縮毛矯正をしてもらうことである程度解消できるでしょう。
サロン選びの際にそれらのメニューの種類を確認したり、予約の際にどうしたいかきちんと伝えておくなどの準備も大切になりますね。
一度パーマをかけてもらえば、ある程度の期間は手入れが簡単になるでしょうから、お金はかかりますが有効な手段であると言えそうです。
方法3.寝る前の乾かし方を変える
毎日簡単に出来る簡単な方法の一つは、髪の毛の乾かし方の工夫でしょう。まずは寝る前にしっかりと前髪を乾かすことが大切なようです。
髪の毛の表面にあるキューティクルが、髪が濡れている時には開いていて乾くと閉じていくことはご紹介しましたが、その際に髪の毛の向きが変な方向にいかないようブラシや手ぐしで整えながら乾かすのがいいでしょう。
頭髪全体をしっかり乾かすことで、髪全体の寝癖がつきにくくなるようですので、試す価値はありますね。美容師さんがオススメする正しい髪の乾かし方がありますので、ご参考になさって下さいね。
前髪を最初に乾かす
髪を乾かす際には、前髪の根元→全体の根元→毛先という順番にするのが効果的で綺麗なヘアスタイルに近づけると言われるようです。
もちろんヘアサロンでもこの順番で乾かしてもらえるはずでしょう。これにはちゃんとした理由があり、髪の毛が濡れている時が一番癖毛が直しやすい状態であることから、前髪が浮きやすい人は特に前髪から乾かすのが有効になるのですね。また、根元から乾かすことで時間短縮も期待できるということです。
前髪や根元を乾かす際には、髪を左右に振ったり根元を軽くこするようなイメージで行うと、生え際の癖が目立ちにくくなったり髪がふんわり仕上がるそうなので、試してみる価値はありそうですね。
前にひっぱりながら乾かす
浮いた前髪を直す時と同じやり方で乾かすのも効果的でしょう。前髪を前にひっぱりながら温風を上から当てると、浮いた状態になりにくいそうです。
手で前髪を掴んで行うだけでも仕上がりに違いがでるようなので、覚えておくといいですね。
方法4.ヘアバンド等で前髪を固定して寝る
寝る時に前髪を固定してしまうのも一つの手段ですね。ナイトキャップというのがありますが、ヘアケアの効果に加えて寝癖防止効果もあるそうです。
お持ちでない方は、帽子やヘアバンドなどを使うのがお手軽でしょう。これにより、髪同士の摩擦をある程度防ぐことができますので、髪が痛みにくくツヤを保つことにも効果的と言われております。
まとめ
前髪が浮く原因と対処法を知っておけば、忙しい朝の時間を今より有効に過ごせそうですね。
ドライヤーなどを使う際のテクニックや身近なものを使うお手軽な工夫など、色々な方法がありましたのでおさらいしておきます。
☑前髪が直毛か癖がある
☑入浴後に髪をしっかり乾かしていない
☑ドライヤーやアイロンのかけ方が違う
☑前髪全体を根元から濡らし、ドライヤーの温風と冷風を当てながら髪の毛を手やロールブラシで押さえながら直す
☑ヘアアイロンで前髪を押さえる
☑前髪をピンでとめたりニット帽をかぶったりして一定時間おく
☑洗い流さないトリートメントや寝ぐせ直しスプレーなどを使う
☑前髪を増やす
☑美容師さんに髪質や癖を伝えてカットしてもらう
☑ストレートパーマや矯正をかける
☑寝る前に髪の毛を完全に乾かす(前髪の根元から乾かし、前に引っ張るように整える)
☑ヘアバンド等で前髪を固定して寝る
自分のライフスタイルや髪質に合わせた方法を見つけて、髪の悩みを解消したいものですね。