ガスコンロの頑固な焦げつきの掃除方法とは!?4つの場所別で紹介!!

そのうちにやろうと思っているうちに「焦げや油汚れがついてる!?」と気づくのがガスコンロ。
気づくのが遅いというよりも、特に五徳は「まだ大丈夫かな?」と思っているうちに、ガッチリ焦げつき汚れになってる!なんて経験ありますよね。
ガスコンロの汚れは油汚れや食べ物などの汚れがつくので本当に面倒です。
毎回、食事後に掃除をすれば焦げつきまでになりませんが、なかなかできないのがガスコンロの掃除。
そこでこの記事では、頑固にこびりついた焦げつきや油汚れをガスコンロの4つの場所別に分けてきれいに掃除する方法をまとめました。
あなたが気になってることはありますか?
ガスコンロの掃除する4つの場所と掃除の頻度
ガスコンロの掃除は本当にめんどうですよね。
ガスコンロは使った後に軽く掃除をしておけば焦げついてから苦労することもないですが、日々の忙しさでそこまで手が回らないのが現状とういう方も多いと思います。
ガスコンロの掃除は大きく分けるとパーツ別にバーナー・五徳・天板・排気カバーの4つの場所があります。
本来、焦げつきで苦労するようにならないようにするには、この4つの場所をどのぐらいの頻度で掃除をしておけばいいのでしょうか。
1.バーナー
1週間に一度が理想で月に1回が目安
まず、バーナーを掃除するときに気を付けたいのが、掃除をする前に必ず取り扱い説明書を確認することです。
バーナーの部分は直接火が出る場所でもあるので、取扱説明書をしっかり読んでから掃除をしましょう。
バーナーについては、あまり掃除をする方は多くはないかもしれませんが、バーナーについている焦げつきの汚れを放っておくと目詰まりして火のつきが悪くなって不完全燃焼してしまう可能性もあります。
バーナーは掃除をしておかないとちょっと危険な場所といっていいかもしれません。
2.五徳
焦げがつくのを防ぐなら最低1週間に一度、少なくとも月に1回が目安
ガスコンロの中で一番手ごわいのが五徳です。
五徳はフライパン、やかん、鍋などを乗せる台になりますが、あちこち曲がっていたりする部分や継ぎ目の部分もあるので、どうしてもその部分に油汚れが付きやすく、焦げがこびりつくと細かい部分まで掃除がしにくい部分でもあります。
3.天板(トッププレート)
毎日の夕食の後が理想で、少なくとも月1回が目安
天板部分についてしまう汚れは油汚れと食べ物などの汚れです。
この場所はお料理で火を使った後は温かくなっているので、夕食の後にこまめに拭いてあげると焦げついた汚れ油汚れなどになりにくいです。ただ、天板は、ガラストップやフッ素コートトップ・アルミトップ・ステンレストップなど、天板に使われている素材に種類があるので、それぞれ掃除方法が異なります。
4.排気カバー
使用するたびに掃除するのが理想で、少なくとも月1回が目安
排気カバーは、ガスコンロの一番奥の壁側にある排気カバーです。
この場所も油や食べ物などが飛び散りやすい場所ですが、排気カバーはコンロの熱や煙を逃せるように網の形状になっているので洗いにくいパーツともいえます。意外と排気カバーは掃除をし忘れてしまうパーツかもしれません。
バーナーの汚れの落とし方
では、お掃除の本番といきましょう。
最初にバーナーの汚れの落とし方を紹介していきます。
落とし方
必要なもの → 柔らかい布やクロスなど・歯ブラシ・竹串など
バーナーの落とし方のポイントとして、立ち消え安全装置と点火フラグの部分は柔らかい布などを使って汚れをふき取るようにして落としますが、焦げつきや油などの汚れが吹いても落ちない場合は歯ブラシなどを使って落としましょう。
温度センサーの部分は、力を入れ過ぎないようにして片手を添えてやってみてください。
1.バーナー本体を取り出したら、立ち消え安全装置と点火フラグの部分を含めて、柔らかい布などでふき取るようにしていきます。拭き取るだけで焦げが落ちないときには、食器を洗うときの中性洗剤を布につけて拭いてみてください。
2.取り外したバーナーの目詰まりの汚れは、歯ブラシなどを使って取り除きます。
3.ガスコンロ側の穴については、竹串を差し込んで中に詰まっている油や食べ物のごみなどをかき出すようにします。
五徳の3つのレベル別の汚れの落とし方
次にガスコンロのパーツの中でもっともわずらわしい五徳の掃除方法です。
五徳は継ぎ目などに油汚れが溜まりやすく、できれば1週間に1回は掃除しておくと後々の面倒がなくなります。
そこで五徳の掃除に関しては、軽い汚れから頑固な汚れまで3つのレベル別の汚れの落とし方で説明していきます。
1.軽い油汚れは重曹水で落とす!
五徳の軽い油汚れレベルの汚れは、油汚れに強い重曹を使って掃除するのがおすすめです。
必要な物 → 重曹・ぬるま湯・スプレーボトル・布巾
まずは、掃除で使えるように重曹スプレーを作りましょう。
重曹水スプレーの作り方
1.ぬるま湯を100ml用意してスプレーボトルに入れましょう。
2.重曹小さじ1程度をスプレーボトルに入れてよく混ぜてください。
これで重曹スプレーが完成です。
汚れの落とし方
上記で作った重曹スプレーを五徳の油汚れが気になる部分に吹きかけます。
あとは、用意した布巾を水で濡らし、五徳をよく拭いて油を取り除いていきます。
ビールやお酢、台所用中性洗剤でもできる
レベル1程度の軽い油汚れなら重曹を使わずにビールやお酢、台所用中性洗剤で落とすことも可能です。
ビール
ビールのアルコールに含まれるエタノールは、油を分解してくれる性質があるので汚れが落とせます。
飲み残して炭酸が抜けたビールでも利用できます。
アルコールは除菌や殺菌の働きもあるのでおすすめです。
ちなみにアルコールが含まれているなら、飲みきれなかったウイスキーやワインなどでも代用できます。
ビールの使い方はバケツの上で五徳に直接ビールをかけ、そのままタワシなどを使ってゴシゴシ汚れを落としていきます。
ビールの匂いが気になる方は、換気扇を回して使ってみてください。
お酢
お酢には殺菌の働きがありアルカリ性汚れに強いクエン酸と同じ作用があるので、軽い油汚れならお酢も使えます。
お酢を使うときには、水1に対してお酢1で割って、スプレーボトルに入れてお酢スプレーとして使います。
お酢スプレーを五徳に吹きかけたら水拭きをします。
ガスコンロの油汚れだけではなく除菌の効果も期待できます。
中性洗剤
五徳は放っておくとどんどん焦げつきや油汚れがこびりついて、日にちが経てば経つほど汚れを取るのに手間がかかってしまいます。
そうならないように、食後の食器洗いと一緒に中性洗剤で洗ってしまうのがおすすめです。
まだついたばかりの軽い焦げつきや油汚れなら、中性洗剤ですぐに落とせます。
食器と一緒に洗ってしまえばそれほど苦にはなりません。
2.焦げついた汚れは付け置き洗いで!
しっかり焦げが付いている汚れは五徳をつけ置き洗いをすると効果的です。
必要な物 → 重曹・バケツ・歯ブラシです。
1.50度~60度ぐらいにお湯を温めておきます。
2.五徳が全部つかるほどのバケツを用意して、その中に上記で温めておいたお湯を入れます。
3.お湯1リットルあたり重曹を大さじ1入れます。
4.五徳を中に入れます。中に入れたら1時間ほど放置しておきましょう。こうすることで、油汚れやこびりついた焦げが取りやすくなります。
5.1時間ほど経過したら、五徳を取り出し歯ブラシでこすって焦げや油汚れを落とします。
6.最後に、水ですすいでしっかり乾かしてから、ガスコンロに戻します。
3.頑固なこびりついた焦げ付きは煮る!
五徳に、何層にも焦げや油汚れがこびりついてしまった場合は、沸騰した重曹の中に五徳を入れて煮ると汚れが取りやすくなります。
熱湯の中で重曹を溶かす場合はアルカリ性が強くなってしまうので、素手ではなく必ずゴム手袋を付けて五徳を扱うようにしましょう。
必要な物 → 重曹・アルミ製以外の鍋(五徳がつかる大きさ)・歯ブラシ
1.アルミ製ではない鍋を用意したら、水と水100mlあたり小さじ1の重曹を入れます。
2.鍋を火にかけて沸騰したら、鍋の中に五徳を入れます。そのままぐつぐつと10分ほど煮ます。
3.10分待ったら火を消しましょう。しばらく冷めるまでそのままにしておきます。
4.お湯が冷めたら、歯ブラシを使って五徳の隅々についている焦げや油汚れを落とします。
5.汚れが取れたら、あとは水ですすいでしっかり乾かしてからガスコンロに戻しましょう。
また、部分的な汚れになっているなら重曹3に対して水1を混ぜて、重曹のペーストを作って塗っておきラップで密着させて1時間放置しておくと、汚れが浮き上がって焦げつきや油汚れが取りやすくなります。試してみてください。
天板の3つの種類別の汚れの落とし方
ガスコンロの天板には、素材が異なる3つの種類の天板があります。
◎ガラストップ
◎フッ素コートトップ・アルミトップ
◎ホーロートップ・ステンレストップ
それぞれ種類別に汚れの落とし方が違います。
自分の家の天板の素材を確認してから掃除をしてください。
天板は焦げや油汚れが見えるまでついつい放っておいてしまいますが、月に1回程度やっておきたいところです。
1.ガラストップ
見た目がきれいで現在主流になっているガラストップは、他の天板の素材よりも掃除しやすいのが特徴です。
必要な物 → 食器用中性洗剤・布・スポンジ・ガラストップ専用クリーナー・クリームクレンザー
落とし方
1.最初に、食器用中性洗剤と水をスポンジに含ませて、天板についている汚れを拭き取りましょう。
2.食器用中性洗剤で焦げや油汚れが取れないときは、布にガラストップ専用クリーナーをつけて拭き取ります。もしくは布にクリームクレンザーをつけて拭き取るのも大丈夫です。ただし、クリームクレンザーを常用して使いすぎると、天板の塗装がはがれたり色が薄くなったり、光沢がなくなったりするような原因になるので注意してください。
3.最後の仕上げに、天板を乾いた布で乾拭きしてください。
2.フッ素コートトップ・アルミトップ
フッ素コートトップ・アルミトップは、油をはじいてくれるので使いやすく、焦げつきや油汚れも取りやすいので掃除はラクです。
必要な物 → 食器用中性洗剤・布・スポンジ
落とし方
1.こちらもスポンジに食器用中性洗剤と水を含ませて、焦げや油汚れがついている部分を拭き取るようにします。
2.最後の仕上げは、天板を乾いた布で拭いて終了です。
3.ホーロートップ・ステンレストップ
ホーロートップ・ステンレストップの天板は、耐久性にも優れているのでクレンザーなどを使って焦げや油汚れを落としていきます。
必要な物 → クリームクレンザー・スポンジ・布
ただし、ホーロートップ・ステンレストップは耐久性に優れていますが、硬いスポンジは使わないようにしてください。表面が固めのスポンジを使うとステンレスに傷がつきやすいです。
落とし方
1.柔らかめのスポンジにクリームクレンザーを付けて、焦げや油汚れがついているところをこすりながら汚れを落としていきます。
2.仕上げは、こちらも乾いた布で拭いて終了です。
排気カバーの汚れの落とし方
最後のガスコンロの掃除は、つい見落としてしまうのが排気カバーです。
排気カバーのお手入れには軍手などを使いましょう。
必要な物 → 軍手・食器用中性洗剤・スポンジ・ウェットシート・割りばし・輪ゴム
排気カバーを掃除する前に、割りばしの先に二つ折にしたウェットシートをぐるぐると巻きます。
あとは、ずれないように輪ゴムで固定します。これをあらかじめ用意しておきましょう。
落とし方
1.まず、排気カバーの掃除をする前に、念のためガス栓を閉じておきましょう。また、料理をしたり使ったばかりなら、必ずガスコンロがしっかり冷えている状態で始めるようにしましょう。
2.手袋をして排気カバーを外します。スポンジに食器用中性洗剤を付けてこすります。
3.汚れがしっかり落とせたら、水でよくすすいで洗剤を落としてください。洗ったあとはしばらく乾燥させます。
4.次は、ガスコンロ側の排気口に先ほど作った割りばしの棒を入れて、焦げや油汚れを取り除いていきます。ウェットシートが汚れてきたら交換して使うようにしてください。
5.最後に排気カバーをしっかり乾燥させたらガスコンロに戻します。
グリル排気口カバーがあると便利!
ガスコンロの排気カバーは、油汚れがすぐに飛んだりそこから焦げになったりととても面倒です。
それでなくても掃除のしにくいところでもあります。そんなときは、グリル排気口カバーがあると便利です。
グリル排気口カバーはステンレス製などでできているもので、飛んだ油やこぼしてしまった調味料の汚れもガードして、気になったらさっと拭くだけで汚れが取れるので、排気カバーの掃除をする手間が省けます。
排気カバーの部分は焦げや油がつくのも困りますが、野菜くずや食べ物などが落ちる場所ですよね。
落ちたものを放っておくと、グリルを使ったときにその落ちた食べものが焦げてしまうこともあります。そんなことも防ぐことができます。
グリル排気カバーの使い方は、グリルを使うときはカバーを開けておいて、グリルを使わないときはカバーで蓋しておけばOKです。
値段は2,000円前後のものが多く、これをつけるだけでガスコンロの掃除もかなりラクになりますよ。
まとめ
いかがでしたか。ついつい後回しにしたい五徳は硬いので力任せにゴシゴシやってしまいますが、ゴシゴシと洗うよりもお湯や重曹などに付けて時間を置いた方がずっと汚れが取れやすくなります。
では、この記事で紹介したポイントをおさらいしてみましょう。
✅五徳の軽い油汚れは重曹スプレー
✅ビール・お酢・台所中性洗剤は軽い油汚れに有効
✅焦げついた油汚れはつけ置き洗い
✅こびりついた焦げつきは10分ほど煮る
✅天板にクリームクレンザーを使いすぎない
✅ホーロー・ステンレス製は硬いスポンジはNG
重曹はほんと何にでも使えるので持っておくといいですよ。
ちなみに重曹は100均やドラッグストア・薬局、ホームセンターで購入できます。
さっそく購入してぜひ試してみてください。