足裏の汗がひどい!!12の対策と8つの原因とは!?

季節に関係なく、足の汗に悩んでいる方は実は多いのではないでしょうか?
足に汗をかいてくると足が蒸れてきて臭いも気になってきますよね。
外出先で靴を脱ぐ機会があると足のことが気になって憂鬱でたまらなくなります。
そこでこの記事では足裏の汗の原因と対策方法を紹介していきます。
あなたの悩みを解決するヒントがあるかもしれません。ぜひご覧くださいね。
あなたが気になってることはありますか?
足裏に汗をかく8つの原因
それではまず「足裏に汗をかく原因」を見ていきましょう。
足裏に汗をかく原因を知らなければ対策もすることが出来ませんね。
これから紹介する原因のどれかがあなたの足裏の汗の原因となっているはずです。
ぜひ参考にしてみて下さいね。
原因1.冷え性によるもの
冷え性と足裏の汗って関係無いような気がしてしまいますよね。
しかし冷え性の人こそ足裏に汗をかいてしまうと言われています。
そしてこの足裏の汗が冷え性をひどくして悪循環になっていくのです。
冷え性は「自律神経の乱れで体温の調節がうまくできない」「血行が悪い」のが原因です。
冷え性の人の足は体温が低いですが、足が冷えていると脳が身体を守ろうと反応し、体温を上げようとして血液を送ります。
そして足は血液から送られてくる熱にびっくりして足裏に汗をかいて体温を下げようとするのです。
こうして冷え性の人は足裏に汗をかきやすくなってしまうのです。
原因2.運動不足によるもの
私達の体には汗腺が平均で230万もあると言われています。
そのうち汗腺が密集しているのが足の裏と手なのです。
その為、運動不足になってしまうと汗腺が密集している足の裏や手に汗をかきやすくなってしまいます。
運動をすることで汗をかき、体の他の汗腺を鍛えて足裏の汗腺の負担を減らしていくことが大切です。
ウォーキング、ジョギング、水泳などありますがまずは家の中で簡単に出来るストレッチなどから始めてみましょう。
原因3.寝汗によるもの
私達は睡眠中に、必ず寝汗をかいています。
この寝汗が出やすい部分は、汗腺が密集している足の裏です。
寝汗は睡眠中の体温を調節するためには必要なことだと考えられています。
また寒いからと言って冷え防止に靴下を履いて寝る人もいますよね。
しかし靴下が足を締め付ける事によって血行を悪くしたり、靴下の湿気によって足裏が汗で濡れることになってしまいます。
睡眠中の靴下は蒸れない靴下を使用するなど工夫しましょう。
また睡眠中の靴下は締めつけてしまうようなきついものはやめましょう。
締めつける靴下は血行を悪くしてしまうためです。
原因4.精神的なもの
足の裏の汗は精神的なものが原因で出てしまうこともあります。
人前で何かを発表したり、緊張やストレスを感じるような場面になると出やすくなります。
手は分かりやすいので気付くと思いますが足の裏も汗をかいてしまうのです。
しかし突然緊張に襲われる場面は誰にだってありますよね。
このような精神的なものが原因の時は仕方のない場合もあります。
そんな時は首の後ろを冷やすなど一時的な対策もあるので参考にしてみて下さいね。
一番良いのは汗のことを気にしないように心がけることです。
足裏の汗を気にしすぎてしまうとますます汗が出てしまうという事もあります。
気にしすぎてしまわないようにしましょう。
原因5.足の蒸れによるもの
足の蒸れによって足裏の汗は出やすくなってしまいます。
足には多くの汗腺が密集していますので汗をかきやすく蒸れやすい部分です。
そこに通気性の悪い靴下やストッキング、通気性の悪い靴を履いている事によってさらに足は蒸れやすくなっているのです。
また汗と言ったら夏の方が暑く汗をかいてしまうと思うかもしれません。
ところが夏よりも冬の方が蒸れやすい場合もあります。
夏はサンダルやミュールなど通気性が良い靴を履いていますよね。
冬はブーツを履いたり、タイツを着用するなど足を温かくしているため
冬の方が蒸れやすく足裏も汗をかきやすい傾向にあります。
原因6.体温調節によるもの
足裏の汗は体温調節によって出ている場合があります。
これについては人間の体が「体温調節」をするために汗をかくようになっているため体にとっては大事なことなのです。
原因7.多汗症によるもの
多汗症とはその名前の通り多くの汗が出てしまう病気です。
多汗症にも全身に汗が増える「全身性多汗症」と「局所多汗症」があります。
足裏に多くの汗をかいてしまう場合には「局所多汗症」の疑いも考えられます。
多汗症の場合には病院に行って専門医に相談するのが良いでしょう。
原因8.更年期障害によるもの
足裏の汗の原因として「更年期障害」もあります。
更年期障害は加齢によって女性ホルモンが減っていくことで発症するものです。
更年期障害は自律神経の機能が低下するためそれによって足裏に汗をかいてしまう事があるようです。
足裏の汗の12の対策とは!?
ここまでは足裏の汗が出てしまう原因を紹介しました。
足裏の汗をかくことは、体にとって必要な場合もあります。
それでも足裏の汗をかいたり、足が蒸れるような感じは不快ですよね。
次は足裏の汗の対策を紹介していきます。
何かしらの対策をすることで足裏の汗の不快感が解消されるかもしれません。
ぜひ参考にしてみて下さいね。
対策1.ツボ押しをする
ツボ押しで足裏の汗が抑えられるのかな?と思うかもしれません。
しかし足裏の対策としてはツボ押しは効果を発揮する対策としてよく知られています。
おすすめのツボ押しを紹介するのでぜひチャレンジしてみて下さいね。
足のツボ「申脈(しんみゃく)」
いつもよりも多くの汗が出る時は自律神経の交感神経が過剰に働いているためです。
足裏の汗に効果的と言われているツボは申脈です。
申脈を押すことで自律神経の乱れによって汗が出るのを抑える効果に期待できます。
足のくるぶしの下にくぼみがありますよね。このくぼみの部分を指でツボ押ししましょう。
またツボではありませんが足裏のマッサージを毎日行うのもおすすめです。
足裏には汗腺が密集していますのでマッサージによって血行が良くなります。
テレビを見ながらでも簡単に出来ますので、足裏を親指で刺激しながらマッサージを行ってみましょう。
対策2.速乾効果のある靴下を履く
足裏の汗を対策するには速乾効果のある靴下は欠かせません。
足裏の汗をかきやすい人には「シルク素材」の靴下がおすすめです。
シルク素材は通気性も良く、速乾力も高い素材です。
そのため長時間、履いていても蒸れにくい素材と言われています。
また靴下を選ぶ時には5本指靴下もおすすめです。
5本指靴下には汗を抑える効果も期待できますので試してみましょう。
対策3.中敷を敷く
足裏の汗の対策としては靴に中敷きを敷くようにしましょう。
中敷きは足の疲れを少しでも和らげる目的でもありますが、それ以外に足裏の汗を吸収する役割があります。
中敷きを選ぶ時には通気性の良い素材のものを選びましょう。
そして大事なのは抗菌効果のあるものです。
抗菌効果のものを選ぶことで足裏の汗によって出た臭いを吸収してくれるからです。
対策4.首の後ろを冷やす
足裏の汗を抑えたい時には首の後ろを冷たいもので冷やしてみましょう。
首の後ろには太い血管があるので冷やすことで汗が落ち着いてきます。
この対策は一時的なものにはありますが、今すぐ足裏の汗をどうにかしたい場合にはおすすめです。
対策5.足を温める
足裏の汗の対策として足を温めることもおすすめの方法です。
足を温めてしまうと余計に足裏の汗は出てきそうなイメージがあるかもしれません。
しかし足が冷えてしまうと自律神経の交感神経が刺激されてしまい汗が出てきてしまうのです。
ですので足を温めて交感神経の働きを抑えることが大事なのです。
対策6.足の角質や汚れをとる
足裏の汗対策として足の角質や汚れをとることも重要です。
汗腺が密集している足は1日でコップ1杯近い汗をかくと言われています。
汗によって足の角質はふやけていき、臭い足の原因となってしまいます。
またふやけた角質は蒸れの原因となってしまうのでどんどん汗が増えていきます。
そうならないためにも入浴の時など専用のブラシを使って角質を削ったり汚れを落とすようにしましょう。
対策7.抗菌作用のある石鹸で足を洗う
入浴時や帰宅後は抗菌作用のある石鹸で足を洗うようにしましょう。
足裏の汗によって菌が発生し、菌によって足の臭いや蒸れをおこしてさらに汗が出てしまいます。
抗菌作用のある石鹸を使って菌をなくし清潔な状態を維持するようにしましょう。
対策8.デオドラントグッズを使う
足裏の汗の対策としてデオドラントグッズを使いましょう。
デオドラントグッズにはスプレーやクリーム、ジェルタイプなどがあります。
足裏の汗を抑えるには「収れん作用剤」がおすすめです。
収れん作用剤でよく知られているのは「パラフェノールスルホン酸亜鉛」です。
この成分は汗に含まれているたんぱく質と混ざることで汗が出る穴をふさいでくれるというもの。
穴をふさぐので汗を抑えてくれるという事です。
脇や足用のデオドラントグッズは色々とありますがこの成分が入っているものを選ぶようにして下さいね。
また使用する時には、抗菌作用の石鹸で洗った後の清潔な状態で使用しましょう。
対策9.同じ靴を履き続けない
同じ靴を毎日、繰り返して履くのはやめましょう。
同じ靴を履いているとその靴は蒸れやすくなっています。
蒸れやすい靴を履けば足裏も汗をかきやすくなります。
1日履いた靴は足汗を乾かして風通しの良い場所に置きましょう。
予備の靴を2、3足用意するのがおすすめですね。
対策10.ミョウバン水を使う
ミョウバン水には足裏の汗を抑えて臭いも抑えてくれる効果が期待できます。
デオトラントグッズだとだとかぶれてしまうという人はミョウバン水を使いましょう。
ミョウバン水には次のような効果が期待できます。
・酸性のミョウバン水を皮膚に塗ることで酸性に弱い菌の増加を防いでくれる。
・汗の成分と混ざることで穴をふさいでくれる収れん作用が期待できる。
またミョウバン水を使用する時は足を抗菌作用の石鹸で清潔な状態にしてから使用しましょう。
清潔でない状態で使用してもすでに菌が発生しているため効果が薄れてしまいます。
入浴後など抗菌作用のある石鹸で洗ってからミョウバン水を使いましょう。
ミョウバン水の作り方
材料
ミョウバン50g
水1500ml
ペットボトル
1.1500mlの水をペットボトルに入れます。
2.その中にミョウバン50gを入れます。
3.しっかりと上下に振ってしっかり混ぜます。
4.ペットボトルのまま冷蔵庫に1日~2日保管します。
これでミョウバン水は完成です。
冷蔵保存の場合だと1ヵ月くらいは保存できますので期間内に使いきるようにしましょう。
ミョウバン水は足裏に使用するのでペットボトルからミストタイプの容器に移して使用するようにしましょう。
ミストタイプの容器が無い場合には、コットンにミョウバン水をつけて足の指や足裏に塗りましょう。
対策11.塩化アルミニウム液を使う
足裏の汗の対策としてミョウバン水のほかに「塩化アルミニウム」があります。
塩化アルミニウムにはアルミニウムイオンが含まれています。
このアルミニウムイオンが汗の成分と合わさって穴をふさぐというもの。
こうして汗を抑えるというものになります。
また塩化アルミニウムには汗腺を縮める効果も期待されています。
そうなると汗の量が減るため、足裏の汗に悩む人には効果的なのです。
塩化アルミ二ウムの使い方
1.塩化アルミニウムは入浴後に使用しましょう。
2.塩化アルミニウムを足裏にしっかり塗り込みます。
3.しっかり乾燥させます。
4.早く乾かしたい時にはドライヤーで風を送りましょう。
5.翌朝、足裏に塗った塩化アルミニウムを水で洗い流します。
6.上記の1から5を毎日繰り返しましょう。
毎日、使用することによって早い人は3日ほどで効果を実感すると言われています。
ぜひ試してみて下さいね。
ただし人によって塩化アルミニウムはかぶれたりする人もいるようです。
かゆみを感じた時には使用をやめるようにして下さい。
病院に行く
ここまで色々な対策を紹介しましたがそれでも改善が見られない場合には病院に行くことをおすすめします。
汗の量が多い多汗症などの場合は「皮膚科」の専門医に見てもらうようにしましょう。
・病院での治療「塩化アルミニウム」
病院で治療する場合では塩化アルミニウムを処方される事があるようです。
・病院での治療「電流による治療」
病院での治療では弱い電流が流れる水に足を入れる「電流治療」などもあります。
この電流治療をすることで汗が出てくる穴を縮めて汗が出るのを抑える方法です。
・病院での治療「注射による治療」
病院ではボツリヌス菌を注射する治療などもあります。
このボツリヌス菌には汗腺に刺激を与える物質の分泌を抑えてくれる効果があるようです。
病院では症状に合わせた治療を行ってくれます。心配な場合には早めに病院に行くようにしましょう。
まとめ
この記事では足裏の汗の原因とその対策について紹介しました。
足裏の汗の原因にはこれだけ多くの原因があるなんて驚いてしまいますよね。
ここで最後にもう一度、足裏の汗の原因と対策についておさらいしていきましょう。
・冷え性によって体温調節が出来ずに汗をかいてしまう
・運動不足によって足裏の汗腺から汗が多く出てしまう
・寝汗によるもの
・緊張やストレスなど精神的なもの
・足が蒸れることで汗が出てしまう
・体の体温調節のためにでるもの
・多汗症によるもの
・更年期障害によるもの
✅足裏の汗対策12のポイント
・自律神経に効果的なツボ押しをする
足のくるぶしの下にあるくぼみ申脈(しんみゃく)というツボを押す
・シルク素材などの速乾効果のある靴下を履く
・靴の中に抗菌効果のある中敷を敷く
・首の後ろを冷やして汗を抑える
・足を温めて交感神経の働きを抑える
・足の角質や汚れをとって足裏が蒸れないようにする
・抗菌作用のある石鹸で足を洗って除菌する
・収れん作用のあるデオドラントグッズを使う
・同じ靴を履き続けると蒸れるため2、3足を交互に履く
・ミョウバン水で足を雑菌する
・塩化アルミニウム液で汗線を縮めて汗を抑える
・病院に行って皮膚科の専門医に相談する
以上が足裏の汗の原因と対策になります。
また対策については全ての対策があなたに向いているわけではありません。
自分の症状に適した対策を行うようにして下さいね。