引っ越しに必要な市役所関係の手続きはいつまでやっておくべき?

引っ越しするとなると、いろんな手続きがあって、何を優先してどこから手をつけていいのか悩みませんか!?
特に市役所関係の手続きといえば、転出届に転入届、年金手帳の住所変更や住民票の手続きもあります。
そこで、市役所関係の手続きがスムーズにできるように、引っ越しに関わるいろんな手続きの方法について紹介します。
あなたが気になってることはありますか?
引っ越しの手続きのほとんどは本人確認書類と印鑑が必要
市役所の引っ越しの手続きは、転出届・住民票・国民年金・国民健康保険など一回で済ませるようにしたいものです。
それぞれ本人の確認書類などが必要になるので、二度手間にならないように持って行く物を確認しましょう。
市役所によって微妙に違う場合もあるので、それぞれの市役所のホームページで詳しい持ち物などや手続き方法など、市役所に行く前に確認したいですよね。
市役所関係の手続き一覧
引っ越しに関わる市役所での手続きは大まかに以下の5つの手続きがあります。
引っ越しの市役所関係の手続き
□転出届・転入届の手続
□住民票の手続き
□国民年金・国民年金保険の手続き
□印鑑登録の住所変更の手続き
□マイナンバーの手続き
引っ越しに関わる市役所の手続きは、何度も行くよりなるべくなら一度で済ませられるようにしましょう。
転出届の手続き方法
転出を届けるときには、市役所の窓口で「住民異動届」の専用用紙をもらって本人が書きますが、代理人にお願いする方法と郵送で転出届の手続きをすることも可能です。
それぞれの手続きには次の方法があります。
転出届の方法:本人が行く場合
市役所の窓口で住民異動届の用紙に必要な項目を記入します。書類に不備がなければ引っ越し先に提出する「転出証明書」が発行されます。
転出証明書は、引っ越し先で「転入届」を出す時に必要になるので、絶対になくさないようにしましょう。
<転出届に必要なもの>
・本人と確認できる書類(運転免許証・パスポートなど顔写真がついているもの)
・印鑑(シャチハタは不可です)
・国民健康保険証(会社などで厚生年金など健康保険に加入している場合は必要ありません)
ほとんどの場合はこの三つで手続きできますが、必要であれば、次の項目の物も必要になる可能性があります。
・印鑑登録証
・後期高齢者医療被保険者証
・介護保険被保険者証
転出届の方法:代理人が手続きする場合
・代理人の身分証明書
・委任状
・認印
となっています。代理人の場合は、他にも必要なものがある可能性があるので、代理人にお願いする時には、どんなものが必要か事前に市役所のホームページで確認しましょう。
転出届の方法:郵送で送る場合
転出届は、市区町村によっても違いますが、郵送による手続きをしてくれる場合もあります。
郵送での手続きの場合は、本人以外の申請はできません。
郵送でやる方法は、各市区町村の役所のホームページに転出届の依頼書等の書式がおいてあるので、それをダウンロード→プリントアウトして使います。その際には、印鑑の押し忘れに注意してください。
1.(郵送用)転出届依頼書
2.本人確認書類(運転免許証や県個保険証などのコピー)
3.返信用封筒を同封(長形4号以上の封筒に、自分の宛名と宛先を表面に書いて、切手を貼ります)
自分の宛先の住所に関しては、勤務先は不可となっています。
現在の住所か新しい住所のどちらかを書きましょう。
転出届はいつまで手続きする?
転出届は、引っ越しの当日にやる必要はありません。
「転出届」は、引っ越し予定日の2週間前から受け付けています。
市区町村によっては2週間を目安に手続きすることと定めているところもあるので、引っ越し完了後でもいいので2週間以内に手続きをしたほうがいいようです。
ただし、現在の住まいと同じ市区町村内での引っ越しなら転居届は必要ありません。
引っ越し後の転入手続の方法といつまで手続きする?
「転出届」を出した際にもらった「転出証明書」を引っ越し先の市役所に持って行き「住民移動届」の用紙に記入して申請します。
<転入届に必要なもの>
・本人と確認できる書類
・転出証明書(前の住所でもらった転出証明書)
・印鑑
転入届は、引っ越した当日から2週間以内に手続きをしましょう。
無理をして引っ越しの当日にする必要はありません。
ただ、何はさておき転入届は一番大切な手続きなので、引っ越しが終わったら最初にやっておくべき手続きと言えそうです。
住民票の手続き方法
住民票の移転には2つのケースがあります。
一つは現在住んでいる住所と「同じ市区町村」に引っ越しするパターンと、
二つ目は、現在の住所の市区町村以外に引っ越しをする場合です。
現在(元の)住所と同じ市区町村に引っ越す場合の手続き方法
引っ越した後に市役所に行って、「住民異動届」を書きますが「転居届」の蘭にチェックを入れて、必要なことを書きます。
<必要な物>
□本人と確認できる書類(運転免許証・パスポートなど顔写真がついているもの)
□印鑑
現在(元の)住所と違う市区町村に引っ越す場合の手続き方法
現在(元の)住所と違い市区町村に引っ越す場合は、元の市区町村でもらった「転出証明書」を引っ越し先の市区町村の市役所に提出して「住民異動届(転入届)」を出します。
<必要な物>
□本人と確認できる書類(運転免許証・パスポートなど顔写真がついているもの)
□印鑑
国民年金の引っ越し時の手続きの方法
国民年金で引っ越しの手続きは、引っ越した後に「被保険者住所変更届」を提出する必要があります。
手続き方法は、引っ越した先の市役所の「国民年金窓口」で、「被保険者住所変更届」を提出するだけです。
<必要な物>
□年金手帳
□印鑑
ただし、会社員の場合は、勤務先の会社に「被保険者住所変更届」を提出します。
専業主婦の方も夫が会社員であれば、手続きに関しては会社が行います。
国民健康保険の引っ越し時の手続き方法
国民健康保険証の手続き
国民健康保険に加入している場合は、まず、引っ越しをする前に市役所に保険証を返す必要があります。
その際に、「資格喪失」の手続きを行います。
そして、引っ越した先の市役所で必ず「加入手続き」を行います。
<必要な物>
□健康保険証
□印鑑
国民健康保険の手続きは14日以内!
新しい住所での国民健康保険の加入手続きは、引っ越しをした日から14日以内に届け出ることとなっています。
できれば転出届と一緒に済ませてしまいましょう。
<必要な物>
□転出証明書
□印鑑
手続きが完了していないときに病院にかかったら?
国民健康保険証の手続きで困るのが、手続き中に病院にかかった場合です。
その際には一時医療費が全額負担とはなりますが、国民健康保険証の加入手続きが完了すると、後で保険診療分は払い戻されます。
思わぬことで慌てないためにも、国民健康保険は転入届と一緒に手続きしておきましょう。
印鑑登録の引っ越し時の住所変更手続き方法
市役所に印鑑登録している方は、印鑑登録での住所変更手続きをする必要があります。
まず、引っ越し前の市役所にいって「印鑑登録廃止届」を出します。
そして、引っ越し先の市役所にて新たに印鑑登録をします。
市区町村によっては、転出届を出した時点で、自動的に印鑑登録が廃止される場合もあります。
マイナンバーカードの引っ越し時の住所変更の手続き方法
引っ越しする場合は、マイナンバーカードの住所変更も必要です。基本的には、マイナンバーカードの記載内容を変更します。
マイナンバーカードの記載内容の変更については、引っ越した先に市区町村の市役所に行って、マイナンバーカードを提出するだけで済みます。
注意が必要なのは、マイナンバーカードの内容変更は、引っ越しをしてから14日以内に行う必要があります。国民健康保険証と同じく早めに手続きしましょう。
まとめ
引っ越しに関わる手続きはたくさんあります。
引っ越しが近づいたらどんなことを優先したらいいのか、メモしておいて一つ一つ手続きを完了していくといいですよ。
また、市役所の手続きをする前に引っ越し業者を決めておくと一安心ですよね。
市役所の手続きは電話をしたり直接出向いたりと時間も取られるので、引っ越し業者に関してはネットで比較検討ができるサイトを利用するのも一つの方法です。